スクリプトの書きかた

「タートルグラフィクスの基礎」で、亀に正三角形を描かせるスクリプトの書きかたを解説します。

スクリプトを書く前に、座標軸と方眼を表示しておきましょう。下のツールボタンから、磁石アイコンをクリックします。

スクリプトは「スクリプトエディタ」で書きます。メニューの「スクリプト」から「CindyScript」を選びます。

なお、以下の図はMacのものですが、Windowsでも同様です。

左側に並んでいるのを「スロット」といいます。スクリプトの種類に応じてどれかのスロットに書きます。たとえば、最初に1度だけ実行するようなスクリプトなら「Initialization」というように。ここでは、「Draw」スロットを使いますので、Drawのフォルダアイコンをクリックします。

「クリックしてスクリプトを書き始めてください」と書かれているところが「メインウィンドウ」です。ここにスクリプトを書きます。

メインウィンドウでクリックするとなにもない状態になるので、次のスクリプトを書いていきます。青で表示されるのはCindyScriptがもともと持っている関数です。打っている間は黒ですが、綴りが正しければ青に変わります。

draw([0,0],[2,0]) は 点(0,0) から (2,0) まで直線を引く、という関数です。座標は四角の括弧 [ ] で囲みますが

draw([0,0],[2,0]) のように丸い括弧でも動きます。(動きますが、四角の括弧を使うことを勧めます。理由はあとでわかります)

行末にはセミコロンを書くのを忘れないように。セミコロンで、命令の区切りを示します。

translate([2,0]) は点(2,0)に原点を平行移動する、という関数です。これによって、座標系は、画面上の目に見えているものから

目に見えない相対的な座標系に変わります。

rotate(120°)は反時計回りに120°座標系を回転させます。これも目には見えません。「°」は、漢字入力で「ど」と打てば出てきます。Windowsですと全角文字になるでしょうけど大丈夫です。Macでは変換すると半角サイズになります。

正しく入力できたら、右上の歯車アイコンをクリックします。スクリプトの実行ボタンです。

歯車アイコンをクリックするかわりに、Shift+Enterキーを押す方法もあります。

正三角形が描かれたでしょうか。うまくいかない場合は、スクリプトに間違いがないかどうか確かめましょう。