デドーム CREE XLamp XP-L High Intensity
投稿日: Sep 02, 2015 5:11:49 AM
少し前にLEDフラッシュライトの世界で流行ったのがデドーム、
デドームとはLEDの半球レンズを取り外してしまうことで、
「デ」は除去の意味として使われています。
ところで、LEDの半球レンズって何?と思われる方もいらっしゃると思いますので、まずは写真を見てください、
左のLEDは真っ平らで、右のLEDは丸いレンズ=半球ドームがくっついています、
従来LEDフラッシュライトには右のような半球ドーム付きのLEDが多用されてきました、
なぜ半球ドーム付きが使用されたかというと、
LEDの発光体が見かけ上大きく見える、それによりリフレクタで集光した時にスポットが大きくなる
という点が大きかったです、
昔のLEDは発光部の面積が今よりもずっと小さくて、
その小さい発光部からの光を集光すると非常にピーキーでスポットがとんがって使いにくいライトになるので、
LEDフラッシュライトメーカーは好んでこの半球ドーム付きを使ってきました。
その後LEDは発光部の面積がどんどん広がっていきますが、なぜか半球ドーム付きのLEDを使うのは伝統というか、惰性というか(^_^;)そのまま引き継がれていたわけですね、
そこでよりスポットを求めるユーザー等の手によりデドームという手法が取られたわけですが、
だったらLEDメーカーが最初から半球ドームのないLEDを出せばいいだろってことで出てきたのがCREE XLamp XP-L High Intensity、略してXP-L HIというわけです。
ただ、以前から似たようなLEDはでていましたが、
同じ発光体を使っても、ドーム付きに比べフラットなLEDは高出力化が難しいようで、光束がかなり抑えられていました、
その点から半球ドームは放熱面においてもメリットがあったのではないかと思われます、
逆に言えば、熱に対する問題がクリアになったからこそXP-L HIというデドームタイプのLEDが発売できたのかもしれません、
そのような観点から写真をもう一度よく見ると、そういえば厚い寒天(^_^;)のようなものが発光部を覆っているように見えます
これなら勝手にデドームしたLEDに比べ熱対策は格段に良いでしょう。
ちなみに、このXP-L HIを搭載したライトが間もなく入荷します。(^_^;)