SolarStorm SC01 XM-L2 NeutralWhite (AA/14500)「A+」

投稿日: May 26, 2015 2:41:12 AM

SolarStorm SC01 XM-L2 NeutralWhite (AA/14500)「A+」

通常販売価格:2,980円(税込)

昨日紹介したSolarStorm SC03 XM-L2 CoolWhite (CR123A)「A+」の単3電池バージョンです。

機能は全く同じなので割愛します(^_^;)

サイズが全長87mm、最大径24mm、重さ40gと全長以外全く同じなので、長くなったのに同じ重さなので持った感じではこっちのほうが軽く感じます、

長くなったと言っても他のAA(単3形電池)ライトと比べても実は短い部類でして、

例えばXTARのWX50よりも短いです。

テールのストラップホールもキーリングを取り付けた時でもテールスタンド(キャンドル立て)できる向きに開けられています、

これも現代では正しい作法ですね。

ヘッドはWX50より一回り大きいのでより大きなXM-L2というLEDを搭載していてもきちんと必要な集光性能を発揮します。

ライトの先端にステンレスのベゼルが組み込まれているのもいいですね、アルミ一体成型のヘッドと比べて確実にコストアップしますが、落下などの衝撃からヘッドを守ってくれますし、非常時のガラスブレーカーとしてもアルミより優れています。

ランタイム

1300mAh Ni-MH充電池、Highモード

1300mAhの単3形のNi-MH充電池ではHighモードで明るさが点灯開始時の半分になるまで1時間40分位でした、

1300mAh Ni-MH充電池、Loモード最大

IMR14500Li-ion Highモード

次にEfest 750mAh IMR14500Li-ion充電池、

Highモードで明るさが点灯開始時の半分になるまで32分位なので、ほぼ2C放電ですね、

ところで、このランタイムチェックを行った後のIMR14500は過放電してました(´・ω・`)

このライトはライト側に過放電防止機能が付いていないので、もし過放電プロテクトが付いていないバッテリーを使う場合は暗くなったと思ったらすぐに使用をやめてバッテリーを交換してください。

今回のような場合の過放電は一時的なものでバッテリーはほぼ復活しますが、

もしこれがLoモードで過放電させちゃうと復活できない可能性がかなり高うなりますので。

そこでプロテクト回路付きの一般的なコバルト系のLi-ion充電池を使いたいところなんですが、通常のプロテクト回路の場合2C位の電流が流れると回路を遮断してしまうので、2C放電というのはプロテクト付きの14500Li-ion充電池では過電流プロテクトが働いてしまうぎりぎりの値なんです、こうなると一般的なコバルト系ではちょっときついかもしれません。

でもこのライトは昇圧回路が付いていて、しかもライト側には過放電防止機能が付いていないので本当はプロテクト回路付きのほうが安心できるんですけど・・・

そこでプロテクト回路付きのコバルト系のEagleTac 14500Li-ion充電池で計測

例によって長期間放置し劣化しているバッテリーなので数値は無視してください(^_^;)

計測してみると上のIMR14500とくらべてランタイムが伸びていますね、つまり流れる最大電流がIMR14500より少なかったことを表しています、

グラフを細かく見ると点灯直後の照度の落ち方が大きいですね、これらの事から上のIMR14500よりバッテリーの内部抵抗が高い事がわかります、

おかげで2C放電までいかなかったので過電流プロテクトも働きませんでした。

これがもしもっとバッテリーが劣化していて内部抵抗がもっと高かったら、

その場合はHighモードでは点灯したとたん電圧ががくんと下がるので電流を監視して働く過電流プロテクトではなく電圧を監視している過放電プロテクトが働く可能性もありますが、

今の状態ならいい具合に使えそうです。

EagleTac 14500Li-ion Highモード

EagleTac 14500Li-ion Loモード最大

14500Li-ion充電池使用時の実用度を計るべく今度はLoモードを最も最大い設定してランタイムを計測。

かなりヘタったバッテリーでも1時間持ちました。

Loモードとはいえ14500Li-ion充電池を使用している上に最大照度に設定しているので結構明るいです。

EagleTac 14500Li-ion Loモード最小

Loモードの最小状態でのランタイムです。

使ったバッテリーは上と一緒、

ランタイムは4時間ちょっと

明るさ

簡易積分球で光束を計測しました、数値は当店オリジナルのBB値です。

  • 14500Li-ion充電池

    • High:200

    • Lo-min:120

    • Lo-Max:24

  • 1300mAh Ni-MH充電池

    • High:38

    • Lo-Max:20

    • Lo-min:6

14500Li-ion充電池はEfest IMR14500Li-ion充電池とEagleTac 14500Li-ion充電池の二種類で調べましたが予想に反し明るさは同じでした、

さて、

Li-ion充電池とNi-MH充電池でかなり大きな差がでました。

両バッテリーであまり差のでないライトも有りますが、

個人的にはこういうのは有りだと思っています、

明るさの違いを使用するバッテリーでコントロールできるというのは結構便利です、

例えば、使用するのは自分でなおかつ明るさを求めるときは14500Li-ion充電池を使えばかなり明るい訳で、

その分ランタイムが短いとか、すぐに熱くなるとか言うデメリットも自分で知っているので無問題ですし。

そうではなく、まったくの素人に持たせる場合とか、自分で持つ場合でも明るさよりランタイムを重視する場合などにはNi-MH充電池やアルカリ電池を入れておくと、長時間点灯しているだけでなく、高温で危険なこともなくて安心して使えます。

ちなみにBB値が200だと340~400ルーメンくらいです。

光色

今回入荷したモデルはNeutralWhiteです、

よくNeutralWhiteと言うと白熱電球のような黄色っぽい光色のものが多いのですが、今回のものは限りなく昼白色にちかい自然な色です。

写真左がSolarStorm SC01 XM-L2 NeutralWhite (AA/14500)「A+」

写真右がSolarStorm SC03 XM-L2 CoolWhite (CR123A)「A+」です、

こうやってホワイトバランスを太陽光に固定したデジカメで撮っちゃうとCoolWhiteがちょっと青っぽいですねぇ、

昔から当店とお付き合いいただいている方であれば時々説明しているのでご存知かと思いますが、

人間の目は夜になるとデジカメで言うホワイトバランスが白熱灯よりになるので、実際には少し青っぽい光のほうが真っ白に見えます。

上の写真を撮った時も私の目には右側がもっとまっ白に見えました。

でも左の方はほぼこんなかんじですね、

もっと分かりやすいように自分の手を撮ってみました

SolarStorm SC01 XM-L2 NeutralWhite (AA/14500)「A+」

こっちが現実に近いです。

SolarStorm SC03 XM-L2 CoolWhite (CR123A)「A+」

こっちは現実よリやっぱり青白っぽいです。