XTAR SP2で2A充電の時の温度

投稿日: Mar 31, 2015 1:28:41 AM

XTAR SP2は2Aという大電流で充電できるこの手の充電器としては最も急速充電が出来る充電器の一つです。

2Aでの充電は通常2000mAh以上の18650Li-ion充電池で可能で、それより容量の少ないLi-ion充電池には危険を伴うことがあるので厳禁です。

例え2000mAh以上あったとしても、4000mAhまでのLi-ion充電池では急速充電扱いになるので注意が必要です、

そこでパナソニックのセルを搭載したEagleTac 3400mAh 18650Li-ion充電池に2Aで急速充電した時のバッテリーの温度変化を計測してみました。

18度スタートで最高33度まで上がりました、15度上がった計算ですので、

もし30度スタートだと理論的には45度まで上がることになります、その場合手で触るとちょっと熱い位になると思いますが、まず問題のない範囲に収まると思います、

ただ、もっと容量の小さなバッテリーだったり、はたまた充電時に風通しの悪い状態、例えばじゅうたんの上で充電するなどした場合は危険な温度にならないとも限りませんのでそのような場合は十分に注意してください。

次に充電器の温度を計測しました。

温度プローブは経験上最も熱くなる場所、背面の通気スリットの脇に貼り付けました、ここにある電子部品がかなり熱を持ちます。

3400mAhの18650Li-ion充電池を2本充電しましたが予想外に低い温度で最高でも37度でした、

これだと体温程度ですね、この時充電器の表面側はどうだろ?と思い触ってみましたが、やっぱり温かい程度でした。

充電開始直前から20度アップですから、もしこれが暑い夏で30度から始まれば50度まで上がる計算なので

そうなるとかなり熱くなりますので、暑い季節には十分注意して充電する必要があります。

とはいえ機械的に問題が起こる温度ではないのでその点では心配は無いでしょう。

ところで、

これらはある程度使われて慣らしの済んだバッテリーでの結果ですが、

経験上バッテリーが新品だと発熱が大きくなる傾向がありますので、バッテリーが新しい場合数回は低めの電流で充電して慣らすことをお勧めいたします。