Two levels Sportac P60 dropin XP-L HI V3 CW「SA」
投稿日: Sep 04, 2015 4:13:16 PM
Two levels Sportac P60 dropin XP-L HI V3 CW「SA」は、P60互換LEDドロップインモジュールです、
仕様
バッテリー
対応電圧は2.7Vから6Vまでなので、使用できるバッテリーは18650等のLi-ion充電池の場合は最大で1本で、CR123Aなら2本です。
16340(RCR123A)Li-ion充電池の中には3.0Vタイプと呼ばれるものも有りますが、最大電圧は3Vを超えるので絶対2本直列で使用してはいけません、壊れます。
最低電圧は2.7Vとなっていますが、CR123Aが1本では電圧降下が大きく正常に点灯しません、そのようなモデルに使う場合は16340(RCR123A)Li-ion充電池を使います。
明るさ切替
明るさを二段階に切り替えることができます、明るさは最大を100%とするとLoは20%です、
明るさの切り替えは簡単で、点灯してすぐに消して再点灯すると切り替わります、
なお、1秒以上点灯させると一旦消して次に点灯した時に前回と同じ明るさで点灯するメモリー機能が付いています。
省エネ機能
Highモードでは点灯後200秒で出力を10%落としバッテリーの持ちに貢献します。
人間の目では10%の明るさの違いはほぼわからない事、そして暗い場所では少し時間が経つと目がなれることなどから搭載された機能です。
C3000LV DS LED driver
搭載されている回路名はC3000LV DS LED driver、
18650Li-ion充電池使用時の電圧降下が0.2Vと非常に小さく、LEDのVfとLi-ion充電池の電圧が非常に近い場合でもその性能を発揮し、長いランタイムを実現しています。
付属品
spacer ring to fit 18650 P60 flashlight bodyが付属します。
SUREFIRE P6等に使用する場合は不要ですが、SOLARFORCE等18650Li-ion充電池が使用できるボディにこのドロップインモジュールを使う場合に必要です。
このリングがないとライトのボディにドロップインモジュールが接触しないので通電せずに点灯しない場合もあります。
点灯しなければまだいいのですが、半端に通電しちゃうと点灯はするけど放熱が出来ない事になりLEDモジュールが壊れる可能性がありますのでご注意ください。
ちなみにP60というのはSUREFIRE 6Pというライトに搭載されているフィラメントバルブです、
こちらがP60 ↓
バルブがリフレクタやバッテリー用の端子などと一体化されていて、バルブが切れて交換するときにライトの中にドロップインする(ポトンと落とすように入れる)だけでとても簡単に交換できるのが特徴です。
元々SUREFIRE 6Pが使われる場所というのが戦場などですから、交換が簡単で確実というのは必須なんですね。
そのようなリフレクタやバッテリー用端子などが一体化されている構造故に、その後簡単に交換して使用できるLEDバルブが登場しました、
それらを称してP60互換LEDドロップインモジュールと呼びます。
あくまで互換品なので、純正のようにピッタリ合うわけではないのでその点はご注意ください。
リフレクタは反射率が高く集光性能も高いアルミ製、きちんとLEDの特性に合わせた専用設計です、
ボディは真鍮製で
バッテリー用の端子はスプリングの先端に、逆接防止端子が付いています。
フィラメントバルブにはバッテリーの逆接防止機能はありません、フィラメントバルブはバッテリーを逆に入れても全く問題なく点灯するので(^_^;)
でもLEDライトの場合、LEDも回路も極性があるのでバッテリーを逆に入れると壊れる可能性があり、この逆接防止端子は必須ともいえます。
今回入荷したモデルはLEDにCREE XP-L HIを使用しています、
通常のXP-Lとどこか違うかというと、
こちらをご覧ください、
左がXP-L HI、右が通常のXP-Lです。
一見した所、右側のLEDが大きく見えますが、実は両者の発光部の面積は全く同じです。
これは先日の説明の通り、発光部の前に半球形のドームがあるかないかで発光部のみかけの大きさが変わっていることを表しています。
元々は発光部の面積が極小だったためLEDの見かけ上の大きさを大きくしないとスポットがピーキー過ぎて使いにくかったのですが、
XP-Lなら十分発光部の面積が大きいので半球ドームがなくても、いえ、逆にP60互換ドロップインモジュールのようにリフレクタを大きく出来ないライトで集光度を上げるにはこのように半球ドームのないXP-L HIがとても有利です。
放熱について
フィラメントバルブのライトに共通する設計思想の一つに、「バルブの熱をボディに伝えない」というものが有ります、
フィラメントバルブの場合は高温だからといって切れることはないので、ボディが熱くならないようにバルブの熱を遮断するように作るのですが、
LEDバルブの場合はそうは行きません、
LEDや回路で発生する熱は外部に放熱しないとLEDや回路が壊れます。
そのために「ドロップインモジュールのボディをライトのボディに直接接触させる」という仕様になっています。
LEDモジュールで発生した熱をスムースにボディに伝え、そしてボディで外部に放熱する、というわけです。
なおきっちりボディに接触させるためにドロップインモジュールの全長が長めに作られているので、ヘッド(ベゼル)を締めた時に
ヘッドとボディに僅かに隙間が空くようになっています。
私の6Pとの組み合わせでは隙間はそんなに空きませんでしたが、ライトにもドロップインモジュールにも個体差がありますので、広めの隙間が空く場合もあります。
こちらで販売中!
Two levels Sportac P60 dropin XP-L HI V3 CW「SA」
通常販売価格:4,980円(税込)