劣化による接触不良を防ぐ金属プレート、EagleTac 18650Li-ion充電池の特徴

投稿日: Feb 17, 2013 12:33:44 PM

EagleTacの18650Li-ion充電池のテールは金属プレートになっています。

一般的なプロテクト回路付きの18650Li-ion充電池は電池のマイナス側にプロテクト回路の基盤があって、その基板表面の銅箔がライトの端子と接触するようになっています。

ところがここで問題が発生する場合があります、

長く18650Li-ion充電池対応のライトを使ってきたことがある方ならお分かりかと思いますが、ライトの端子がこの基板の銅箔を削りとってしまうことがあるんですよね、

もちろん削りとってしまったら接触不良の原因となります、

私は昔バッテリーのプロテクト基板が削れたのをハンダで修繕しながら使っていました(^_^;)

さて、そうすると基板の銅箔を削りとってしまうライトは不良品でしょうか?

と言うと実はそうではないんです、

バッテリーの酸化皮膜など接触不良の原因となるものを削ってまで取り除いてしまおうと言う考えがそこにはあるんです。

使い捨て電池の場合は使い切ったら終わりなのでライト側の端子もそこまでアグレッシブな端子でも良いのですが、そのようなライトに前述のとおりプロテクト付きの18650Li-ion充電池を使っているとそのうち基板が削れて接触不良になるんです。

というわけでEagleTacが出した答えがこれ、

基板の裏側に金属プレートをつけて削れても接触不良にならないようにするというものです、

バッテリーのマイナス側端子を基板の銅箔に頼らず金属プレートを使っているのはEagleTacの他にはAWやWolf-Eyesがそうですね、

これが信頼性の差の一つにつながります。

ちなみにこれが長らく使っているAW 18650Li-ion充電池のお尻の画像

見事に削れているのがわかりますが、接触不良にはなりません、

ところがもしこれが基板の端子なら銅箔が削れて接触不良を起こします。