Shadow JM35 CREE XHP50/MT-G2 (1x26650)

投稿日: May 30, 2015 1:44:26 AM

Shadow JM35 CoolWhite CREE XHP50 (1x26650)「A」

通常販売価格:6,980円(税込)

Shadow JM35 NeutralWhite CREE MT-G2 (1x26650)「A」

通常販売価格:6,980円(税込)

CREE XM-L2の2倍の明るさのCREE XHP-50やMT-G2をシングルセルのLi-ion充電池で点灯させようというかなり挑戦的なモデルです。

18650では容量的にも内部抵抗的にも不安要素があるようで26650対応となっていますが、自分でスペーサーを用意できれば18650でも使用できます、私は手頃なスペーサーがなかったのでコピー用紙を丸めてスペーサー代わりにしていますが(^_^;)

で、とりあえず時間の掛かるランタイム計測から始めました。

ランタイム

XHP50

Loモード

※IMR26650Li-ion充電池、2007mAh

26650の実用量は後日計測しますが、とりあえず2007mAhで8時間弱点灯、

意外だったのはダラオチじゃなかったこと、きちんと昇圧回路組み込んでますね、消灯直前で点灯開始の85%の明るさと高出力なのにかなり頑張っています。

中華ライトでは出したもんがちみたいなところがあって、この手のライトを作った場合DD(ダイレクトドライブ)でお茶を濁す物が多いのですが、

今回のライトはそのへんはさすがShadowさんですね、きちんと作られています。

バッテリーが無くなると完全消灯するのではなく低照度でフリッカー(高速点滅を)し始めます、電池がなくなっても最小限足元など照らそうという努力が見えます(^_^;)

ところで、劣化したバッテリーなど、性能の悪いバッテリーを使うと最初に電池を入れた時にいきなりこのフリッカーが出るのでそういう時はバッテリーを何回か充放電して活性化させてみてください、もしくは素直に新しく高性能なバッテリーを入手することをおすすめします、

私の場合長期間放置してたバッテリーを使ったのでいきなりフリッカーがでてまともに点灯しないのでどうしようかと思いました(´・ω・`)その後3回くらい充放電してバッテリーを活性化させて事なきを得ましたが、高出力を昇圧回路で実現してるのでバッテリーにもそれなりに負担がかかっています、バッテリーは良い物を使いましょう(^_^;)

Midモード

※IMR26650Li-ion充電池、2917mAh

バッテリーを2セット用意していたのですぐにランタイム計測が出来ました、実容量2917mAhでMidモードでは1時間30分弱の点灯、

今回は消灯直前でも点灯直後の明るさの90%を超えています。

XM-L2を搭載のライドでも並の中華ライトならだら落ち当然なのに、それがXM-L2の倍の明るさのXHP50搭載でなおかつこの価格でこれだけの回路を搭載しているのですからかなりお買い得感が有ります。

次はHighモードのランタイム計測ですが、現在バッテリーの充電中なのでまたちょっと遅くなります。

Highモード

※IMR26650Li-ion充電池、2007mAh

かなりのハイパワーであっという間にランタイムの計測が終了しました(^_^;)

実容量2007mAhでなんと約18分、まあ、相当明るいですから当然といえば当然ですが、発熱も凄いのでランタイムチェック中はずっと風を当てて空冷していました。

ヘッドにはフィンを切っているだけでなく、風が入るようにくり抜きがあってリフレクタに直に風が当たるので空冷させしっかりすればHighモードでもLEDや回路の負担はグッと減ります。

ランタイム計測中もほぼ点灯直後の明るさを維持していてシングルバッテリーでなおかつXM-L2が2個分の明るさのハイパワーLEDを駆動しているとは思えないグラフになりました。

ライト側にきちんと過放電防止機能が組み込まれているのでプロテクト回路のないIMR26650でも安心して使えるのがいいですね。

これだけ大電流を流すライトにもしプロテクト回路付きの26650Li-ion充電池を使おうとするともしかすると点灯しないこともありえますから。

MT-G2

Highモード

※IMR26650Li-ion充電池、2919mAh

くしくもXHP50とほぼ同じランタイムでした、

照度が落ちた後にしばらく点滅しているので、バッテリー警告モードが働いているようです、

どうもこのバッテリー警告モードはバッテリーとの相性があってうまく点滅してくれる時と、点滅せずにすぱっと消えてしまう場合があるようです。

Midモード

※IMR26650Li-ion充電池、2007mAh

XHP50のときと比べるとちょうどバッテリーの容量に比例したランタイムになっているので消費電力自体はほぼ同じと言ってよいでしょう。

明るさ

明るさを計測しました、数値は簡易積分球で計測した当店独自の光束のBB値です。

XHP50

  • Lo、88

  • Mid、384

  • High、784

  • Turbo、928

MT-G2

    • Lo、80

  • Mid、376

  • High、776

  • Turbo、944

意外にもXHP50とMT-G2の明るさがほぼ同じです、

同じLEDなら蛍光体の差でNeutralWhiteの方が若干照度が低くなるのですが、今回の場合全く違うLEDなんでそのような理屈は通用しません。

逆に言えばよく違う特性のLEDを二種類用意してほぼ同じ明るさ同じランタイムに仕上げたなぁと感心します。

公称1800~2000ルーメンですが、この数値から行けば2500ルーメンくらいでている感じです。

見ての通りLEDの発光部の面積は圧倒的に左側のMT-G2の方が広いのですが、逆に言えば右側のXHP50の効率がいいんですね。

ただしちょっと言うと、どんなLEDでも高出力時には点灯直後から明るさが安定するまでの数秒の間に照度が若干落ちるのですが、

MT-G2に比べるとXHP50の方がその際の照度低下が若干多かったです。

次に、更にここでTurboモードの存在も確認できました(^_^;)

実は、メーカースペックによると点灯中にスイッチをダブルクリックするとTurboモードに切り替わると書いてあったのですが、

見ためにはまったく判断できなかったので半信半疑でした(^_^;)

それもそのはず、Highモード比で明るさが18%UPなんですから、

人間の目ではそもそも明るさが半分や2倍になっても少し暗くなったor少し明るくなった程度にしか感じることが出来ません、

そんなところで18%の差だと普通に使っている限りではまずその差はわからないでしょうね、

この差はもっとシビアなコンディションで少しでも明るさが必要な場合に生きる差なので、日常ではTurboモードの出番はないかも。