3.11の停電と懐中電灯と電池

投稿日: Mar 11, 2013 3:24:19 PM

3.11の東日本大震災から丸二年、停電と懐中電灯と電池について思ったこと。

    • 直接の被害は受けなくても停電は起こる

秋田では直接の被害は少なかったが太平洋岸の発電所が軒並み停止した余波を受けて24時間程度停電、

被災した発電所が直接供給する地域だけではなく、

送電ネットワークの範囲内のすべての地域が長時間にわたり影響するという事を改めて感じた。

つまり、今後もしどこかで大地震などが発生した場合、直接の被害を受けていない場所でも丸24時間は停電の覚悟をしておいたほうが良いだろう。

    • 役に立ったライト

当日の夜に我が家で一番活躍したのがEagleTac M3C4

その理由は

キャンドル立てができたので天井に光を当てて部屋中明るく出来た

1000ルーメンクラスの明るさで部屋の中で通常通り行動できた

18650x2という容量の大きいバッテリーのお陰で明るさを抑えて一晩中点灯し続けることが出来た

というわけで、最大照度の連続点灯でもバッテリーや本体が異常過熱することもなく、安定した定電流回路で安定した明るさで点灯し続け安心して連続点灯させることが出来たというのが大変心強かった。

    • 使った電池

EagleTac M3C4で使ったのは18650x2を2セット、停電が24時間程度で家などにずっといられる場合はこれくらいあればOKだろう

    • 必要だと思ったライト

この時は直接の被災はなかったし、無事家に帰ることが出来たから良いのだけど、もし家に帰ることが出来なかったら?と思うと常に懐中電灯を携帯していることはもちろん、

そんなEDCライトでも少なくとも一晩は点灯し続けることが出来る物が必要だと思った

明るさを切り替えできるライトでもいいけど、つい最大照度にしてしまって照度を落とさずに使っていたらあっという間に電池がなくなってしまった・・・なんてことは切羽詰まるとよくあることなので、最初っから1モードで長時間電池の持つライトも出来れば持っていたほうが良いと思う。

    • 必要だと思った電池

この時は18650が大量にあったので電池には事欠かなかった、既に役目を終えた18650を捨てずにとっておいたのでライト以外にも役に立った、

充電式の1セグチューナー内蔵のポータブルTVがあって停電中はそれでテレビを見ていたのだけど、電池はすぐになくなった

そこで外部電源として18650をセットした電池ホルダーに適当な電線を繋いでそのポータブルテレビを充電

ただ、もし18650がそんなになかったら?と思うとやはりCR123Aを10本単位で備蓄しておくのが正解だと思う、もちろんライトも18650専用ではなく、18650の他にCR123Aが使えるライトが必要。

    • 入手性の悪かった電池

地震直後から電池はあっという間に売り切れたけど、その後の再入荷でも単2電池や単1電池は数ヶ月手に入らなかった、

    • 入手性の良かった電池

単3電池や単4電池は意外に早く入手可能になった、元から生産量が多く流通量も多いのですぐ手に入ったということらしい。

    • もし何日も停電が復旧しない災害が発生した場合

これは難しい、電池はいくらあっても足りないだろうし、外部からの支援もすぐにはこないだろう、1000ルーメンクラスなどの明るいライトとそれに使用する電池はいざというときのために取っておいて、普段は1AAや1AAAで真っ暗闇で足元がわかるレベルのライトを肌身離さず持ち歩くのが正解かもしれない。