EagleTac T25C2

投稿日: Jul 15, 2014 5:3:38 PM

EagleTac T25C2 CREE XM-L2 CW base Triple XP-G2 set(1x18650/2xCR123A)「SA」

照射チェック画像

久々に照射チェック画像を撮ってきました、全体像をパッと見ただけだと近場の足元が明るいライトが全体的に明るく見えるので注意が必要です、

集光度の高いライトは足元はそんなに明るくなくても遠くが明るいので、写真をアップにして中心部を比較してみて下さい。

今回は公称1000ルーメン超えの機種なので駐車場ではなく公園での撮影です。※照射チェック画像の撮影場所と距離についてはこちらに詳しく書いています。

XM-L2 CW


XM-L2の方はこのリフサイズにしてはよく集光されています、きちんとXM-L2に合わせて光学的に設計されているスムースリフのおかげですね、

外観と機能が優先されるあるメーカーのライトの場合、リフレクタはサイズだけ合わせているようですが、EagleTacはすべての機種で使用するLEDに最適なリフレクタを光学的に設計しるのでLEDの性能を100%発揮できます、

ちなみにこのような屋外で遠くを照らす場合は本来2x18650ボディで大口径のライト、EagleTacで言えばMX25L2あたりが人気なんですが、TX25C2もスポット度合いがかなりいい線いってますね。

※MX25L2の照射チェック画像はこちこちらにあります、

Triple XP-G2

多灯&コリメーターレンズのお陰で足元から広範囲に照らし、なおかつ適切な集光度で遠くまでまんべんなく照らします、70m先の中華風の東屋もきちんと明るいです、

通常T25C2の様な2xCR123ボディのハンディライトはこのような遠距離照射向けではなく、アメリカの刑事ドラマなどを見てもわかるように室内程度の距離で使用します、

室内ではスポットが強いと明るい部分に目が慣れて周りが見えなくなってかえって危険なので、フィラメントのSUREFIREあたりがそうであるようにLEDライトで言えばコリメーターレンズのように中心から周辺にかけてあかりさが徐々に減衰してスポットが強くないのが理想です、

コリメーターレンズのTriple XP-G2やTriple Nichiaが人気なのもそのような理由があります。

ランタイム

Triple XP-G2のランタイムを計測しました、まずは2xCR123A

使用したバッテリーはEagleTac

18650Li-ion充電池対応のモデルにCR123Aを使う場合は「PC 123A Battery Magazine」を使用します、

これによりライト内でバッテリーががたつくことがなくなるので、衝撃による瞬断も無くなります。

TurboBoostが3分くらいで解除され通常のTurboモードは明るさがほぼフラットのまま点灯開始から46分で定電流駆動ができなくなり照度が下がり始めます、

その後櫛状になっている部分は低電圧警告が動作して一定間隔で瞬間的に消えている状態です。

低電圧警告が出た時点でモードを切り替えて明るさを落とせば低電圧警告は消えますのでここでランタイム計測は終了、

ライトを持ってみるとかなり熱くなってて、触れるけど握れない状態でした。

ので、夏場のTurboモードでの連続点灯はヤバイですね(^_^;)

EagleTac 3400mAh 18650Li-ion充電池

※上のグラフとは横軸のスケールが違いますのでご注意ください、

1時間10分まで明るさがフラットで定電流駆動を維持し、その後定電流駆動が必要な電力を供給できなくなって徐々に明るさが下がっていきます。

2xCR123Aより長いランタイムで、バッテリーの低電圧警告が出るまでも余裕があります。

昔は白色LEDのVfも高く、18650の容量も小さかったのでこの機種のような降圧回路を搭載したライトの場合2xCR123Aの方がランタイムでも良い結果になることがあったのですが、最近のようにLEDのVfが下がって18650Li-ion充電池の容量も増えてくると降圧回路の機種でも18650Li-ion充電池が優位なことが多いですね、

もちろんEagleTacが非常に高効率な降圧回路を搭載しているという点も見逃せません。

こうなってくると安価に売られている1x18650専用のDD系のLEDライトの立場が無いですね、コスト的に安いことくらいでしょうか?

EagleTac 16340Li-ion充電池x2

※上のグラフとは横軸のスケールが違いますのでご注意ください、

この手のハイパワーライトに16340(RCR123A)Li-ion充電池は適していないことは予想出来ましたが、

15分位で低電圧警告が出始めました、

Li-ion充電池を使える方ならわざわざ16340(RCR123A)Li-ion充電池を使わずに18650Li-ion充電池を使いましょう、

それでもたまたま手元に16340(RCR123A)Li-ion充電池しかなかったとしても使えるのは便利ですけね。

ちなみに、今回使った16340(RCR123A)Li-ion充電池はプロテクト回路付きです、

IMR系の16340(RCR123A)Li-ion充電池の方が成績的には良くなりますが、プロテクト回路が付いていないバッテリーを直列で使うと放電末期にほんの僅かな差でも最初に使い切ったバッテリーが転極して異常充電状態となり発熱&発火そして爆発といった危険性がありますので使用禁止です。

Efest IMR18650 3100mAh Li-ion充電池でもランタイムを計測してみました。

EagleTacのパナセル3400mAh 18650Li-ion充電池の時より定電流駆動の時間が約10分位延びています、

ただ、照度が落ち始めてからはパナセル3400に比べると落ち方が急になっていますので、

内部抵抗の差がでた感じです。

面白いのは明るさが点灯開始時の50%になったのはどちらも同じ1時間30分、

Turboモードで使うぶんにはより明るさを維持できるEfest IMR18650 3100mAh Li-ion充電池がいい感じ、

たぶんそれ以下のモードで使えば実用量で優るパナセル3400の方が良い結果になると思います。

BB値

簡易積分球での光束を計測しました、

光束はルーメンなどと比較できる絶対値ではなく当店だけで通用する数値なのでBB値と読んでいます。

XP-L --------- Turbo Boost:568→Boost解除:384

Triple XP-G2 - Turbo Boost:552 →Boost解除:376

XM-L2 ------- Turbo Boost:536→Boost解除:376

XP-LがTurboBoost時でXM-L2比で約5%upしてます、Boost解除された状態の差より大きいので大電流時(もしくは高温時)の特性が良いと思われます?

TurboBoost時にTriple XP-G2がXM-L2より良いのは多灯のメリットが出ましたね、多灯化により同じスペックの発光体を使ってもより低い電流で同じ明るさを出せるためvfで有利なのでより明るくなります、

多灯化により飛ばなくはなりますが、その分近場を照らすのに有利な照射パターンになるので用途によって使い分けがいいでしょうね。

XP-L V5

接写の効くデジカメを入手したのでLEDをアップで撮影、XP-Lはレンズが小さいのに歪みが少ない、XP-G初登場時とは違ってかなり工夫されたレンズを搭載していますね。

明るさ切り替え(モード切り替え)

    • ヘッドを一番締めた状態がレベル1と呼びます、そこからヘッドを緩めていって一段回暗くなったところをレベル2、更に緩めてもっと暗くなった位置をレベル3と呼びます。

    • 通常設定

      • 通常設定ではレベル1=Turbo、レベル2=High、レベル3=Mid

      • レベル3からレベル2に切り替えてすぐにレベル3に戻すとLoモードに切り替わります。もしLoモードだった場合はMidモードに戻ります。

    • タクティカル設定

    • 隠し補助設定

      • 点灯中にレベル1(ヘッドを締めきった状態)からレベル3に緩めてすぐにレベル1に戻すと隠し補助モードで点灯します