照射チェック画像 EagleTac D25LC2 Clicky

投稿日: Apr 22, 2013 4:43:48 PM

EagleTac D25LC2 Clickyの照射チェック画像を撮って来ました、

まずは中心部をご覧ください

上段左:XP-G2、右:XM-L CW

下段左:XM-L2 NW、右:TX25C2 XM-L CW

参考用のTX25C2の話は後にするとして、D25LC2 Clicky同士で比較すると、中心照度に関しては自動車が一番明るく写っているXP-G2モデルが一番明るいということがわかります。

光束はXM-L/XM-L2の方が大きいのですが、以前話した通り発光体の単位面積あたりの明るさがXM-L/XM-L2に比べXP-G2の方が大きい故です。

発光体の面積が大きいXM-L/XM-L2はXP-G2と比べると集光度が低くなるのでその分が周辺光に光が広がります、

この写真で言えば中心から外れた左側の生垣の明るさでそれがわかります。

TX25C2が同じXM-Lにもかかわらず自動車が明るく写っている、つまり中心照度が高いのはリフレクタの大きさがD25LC2 Clickyより大きいために集光度が高くなっているためですね。

全体画像をupしておきます、

XP-G2とXM-Lは光束(ルーメン)の大小で選ぶのではなく、照射パターンの違いで選んでください、

XM-Lは一見明るい場所が広いのでXP-G2にくらべ明るいと勘違いしがちですが、ある程度の距離で遠くを見つめる用途の場合、周辺光が広いと目が周辺光に慣れて肝心の中心部、つまり遠い場所が見えにくくなるという弊害があります。

更にもう一つ、これは懐中電灯の根本的な部分に関わってきます、つまり「少ない光量で遠くを照らすためにリフレクタで集光している」これが懐中電灯の懐中電灯たる所以です、

例えば供給電力がいわば無限の家庭用の照明などは基本的に集光せずにそれどころか拡散させて使います。

ところが懐中電灯は基本的に供給電力が電池だけと限られています、その場合より少ない電力で遠くを照らせるということはより電池が持つということにもなります。これは懐中電灯の一種の使命のようなものですね(^_^;)

ですので、あとは用途に応じた照射パターンで搭載LEDを選ぶわけです。

個人的にEDCとしてD25シリーズを使ってきたことから言えば、

一般的な懐中電灯として使う場合XP-G2や以前のXT-Eがこの口径のライトにはピッタリだと思います

少ない光量でそこそこ光が飛ぶしそのぶん光量を落としてつけるので電池も長持ちします。

じゃあXM-L/XM-L2を搭載したD25LC2Clickyはどのような用途に向くのか?と言えば、

自転車などで常に広い視界が必要な場合にピッタリだと思います、

広い視界を代行料で確保するとその分電池の消費量も大きくなりますが、安全には変えられませんもんね。

参考:ライト無し

参考:EagleTac TX25C2 XM-L CW