モチベーション1.0、モチベーション2.0、モチベーション3.0
モチベーションの基本ソフト(OS)、管理・制御システムです。
モチベーション1.0は、生理的動機づけ、人間は生物的な存在で生存のために行動するとみなしています。
モチベーション2.0は、外発的動機づけ、人には報酬と処罰が効果的だとみなしています。
モチベーション3.0は、内発的動機づけ、人間には、学びたい、創造したい、自律したいなどの動機があるとみなしています。
業務にはアルゴリズム(ルーティーン)型とヒューリスティック(発見)型があり、モチベーション2.0はルーティーン型に効果はあるが、発見型には有害であり、3.0が有効であることがわかっています。
アルゴリズム型の例はレジ業務など、ヒューリスティック型の例は企画業務などです。
マッキンゼーによれば、新たに作られる雇用のうちアルゴリズム型の仕事の占める割合は、アメリカでは30%にすぎず、70%はヒューリスティックな仕事が占めているとのことで、3.0が求められることが示唆されます。
資料:ダニエル・ピンク『モチベーション3.0 持続する「やる気」をいかに引き出すか!』講談社