幸福論、ウェルビーイング論
幸福論、ウェルビーイング論
幸福とは何でしょうか。あくまで相対的・感覚的なものですので、何か明確な尺度があるわけではありません。ウェルビーイング(良い心や体の状態)とも言われます。ここではいくつか「幸福」に関わる考え方を紹介したいと思います。
時間軸
・フロー(没入による流れるような幸福感)
スポーツのプレー、音楽の演奏、文筆活動など目標に向かってその活動に没入し緩く長く幸福感を感じる
・瞬間的幸福感(達成感など)
優勝した瞬間、辛い仕事が終わった瞬間など強く瞬間的に幸福感を感じる
価値軸
・ユーダイモニック(価値ある行動による幸福)
創造的活動、誰かの役に立つ支援などの価値ある行動で成長を伴う幸福感
・ヘドニック(快楽による幸福)
受動的な娯楽など快楽の幸福感
幸福獲得力
・セレンディピティー
行動 × 気づき × 受容実践
探索など幅広く行動し、その経験から気づいて学び、それを実践し成長感・幸福感がある
動かず、気づかないと幸福を感じる機会を失う
タイプ
・マキシマイザー(最高を求める)
完璧・最高を求めるために幸福感を感じることが少ない
・サティスファイサー(一つ一つ満足し次に続ける)
小さな目標に満足し、さらにストレッチすることで幸福感を感じる
プロスペクト理論
健康のように、あって当たり前のものはあっても幸せと感じないのですが、不健康やけがになって初めて、健康が幸せなことと気づく
To Have と To Be
・多く持つこと重視
収入や資産が多いことで幸せを感じる
・あり方重視
家族との関係、友人との関係、心の健康などあり方で幸せを感じる
幸せは相対的、個人的、感覚的なものです。幸せを感じられるよう工夫できるものと思います。