歴史人物のリーダーシップ比較~成果型と成長型~

上杉鷹山吉田松陰松下幸之助劉備に共通のリーダーシップは「聴く」「引き出す」リーダーシップです。「内発的モチベーション型」です。これを筆者は「成長型リーダーシップ」と呼びます。部下の努力や工夫を認め引き出し、成長させるスタイルです。

織田信長、曹操に共通のリーダーシップは成果に褒美を与える「外発的モチベーション型」リーダーシップです。これを「成果型リーダーシップ」と呼びます。うまく行けばご褒美を与えるが、失敗すると叱責や罰を与えるスタイルです。

どちらが良いかの議論に正解はありませんが、一つの評価方法は、みなさんがどちらの部下になりたいかです。成熟した人には「成果型」、成長途上の人には「成長型」がいいのかもしれません。

「内発的モチベーション型」「外発的モチベーション型」のどちらがパワフルかは、前者に軍配があがりそうです(当該記事)。外からの刺激には持続性の問題、効き目が少しずつ下がってくるデメリットがあります。内なる動機は、好きなこと、やりがいのあること、成長感のあることがある限り続きますし、成長感や楽しさが報酬になります。