Yes, But方式

あなたは部下から報告が来た時、誰かから話しかけられた時、最初の反応はどうされていますか。

2タイプあります。

まずは、否定的な受け取り、たとえば、「え?/いや/ダメ」というニュアンスから入るタイプ。Butタイプです。

もう一つは、肯定的な受け取り、たとえば、「おもしろいね/いいね/なるほど」というニュアンスから入るタイプ。Yesタイプです。

あなたが話しかけた時は、どちらで受け取られたいですか。私はYesタイプを望みます。Butタイプでは身構えてしまい、心からの正直なコミュニケーションができにくくなります。こちらの意図を受け取ってもらえないな、という気持ちになります。

別項「ベストプラクティスレポート(最高の取り組み事例集)」で紹介しましたが、モチベーションの高い職場のリーダーの取り組みです。

最初から否定しないことが重要

「それもいいね。でもそれよりこっちの方がいいよね。なぜなら・・・」という具合に。否定から入るとそこで萎縮してしまって、判断能力がなくなってしまう。決して良い意見は出ないと思う。自分で何をして良いかわからなくなってしまう。

これが「Yes、But方式」、それもいいね、しかしこういう考え方もある、という順番のやり取りです。

日本は欠点修正文化のため欠点を探し否定から入りがちです。これがコミュニケーションの障害になっている例が多くみられます。まずは相手の長所、欠点もすべて受け取って、そこからの修正でも遅くないと思います。