「白井研究室通信」 第21号/「科学のひろば」「マンガ学会」終了!/NICOGRAPH, EC, IVRCへ!(2012年6月28日発行)

Post date: Jun 28, 2012 11:08:12 AM

「白井研究室通信」 第21号/「科学のひろば」「マンガ学会」終了!/NICOGRAPH, EC, IVRCへ!(2012年6月28日発行)

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このメールニュースは、神奈川工科大学 白井暁彦または白井研究室の者と名刺交換等させていただいた方々にお送りさせていただいています。このメールニュースがご不要の際は http://j.mp/ShiraiLabSubsc より配信先の停止をご申請ください。

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梅雨明けの発表はまだですが、神奈川は夏のように汗ばむ日が続いています。

6月末で2012年も半分終えることになります。もうすぐ夏休み!の前に学生たちは期末試験・レポートが控えております……。(M2坂井拓也)

■--INDEX--■

1. IVRCプレゼン審査まであと少し!(M2坂井)

2. フロム・ソフトウェア就職試験(B4加藤)

3. 【KAIT 夢コン2012】業務システムの重要性(B4奈良)

4. 日本マンガ学会第12回大会で発表しました(M2坂井)

5. Entertainment Computing(M1北田)

6. NICOGRAPH International 2012 にて発表(M1藤村)

7. 「科学のひろば」開催報告(M1北田)

編集後記「夏の始まりを感じるモノや作品」

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1. IVRCプレゼン審査まであと少し!(M2坂井)

今週末6月30日に東京大学本郷キャンパスにて、IVRC(学生対抗国際バーチャルリアリティコンテスト)の予選である「プレゼンテーション審査」が行われます。坂井は昨年より企画委員として、フランス代表チーム及び、Laval Virtualからの審査員の窓口を担当しています。

書類審査を通過したチームのプレゼンに加え、今年は株式会社クレッセントのインターン生であるフランス代表からのプレゼンも行われます。

また、プレゼンテーション審査は昨年まで完全クローズで行われていましたが、本年は「ニコニコ生放送」によって中継されることが決定しました!

http://live.nicovideo.jp/watch/lv97617249 (6/30 12:00~)

最先端の学生のプレゼンを是非ともPCの前でお楽しみください。

2. フロム・ソフトウェア就職試験(B4加藤)

こんにちは。白井研究室4年の加藤(雷電)です。メールニュースは初めての執筆になるので、拙い部分があるかもしれませんが、よろしくお願いします!

さて本校では6/21(木)に株式会社フロム・ソフトウェアさんの就職試験が行われ、白井研からは私を含めた4人のメンバーで受けて参りました。特に私はゲームの企画職を志望しています。そして、フロム・ソフトウェアは、ゲーム会社の中でも第一志望ともいえる企業でしたので、気合いMAXで試験に臨みました。試験の内容は詳しくは明かせませんが、SPI試験で少し躓いてしまい、軽く消沈しています…。しかし自分の弱点を改めて見直せたことや、その後の採用担当の立野さんとお話が出来きて、試験の結果関係なしに有意義な時間を過ごせました。

先日おこなわれた「科学のひろば」では、私もUnityでゲームを展示したのですが、ゲームを作ってプレイしてもらう、笑顔になって楽しんでもらうってすごくイイですね! 私も子供たちや保護者の人たちと笑顔になって楽しんじゃいました(笑)。その時、ゲーム業界で働きたいという気持ちがより強まって、「ああ、ゲーム作りいいな…」という思いが自然と浮かんできました。ユーザーさんと開発の橋渡しにもなる宣伝職にも、その経験から興味が出て、募集はされていませんでしたが、説明会でつい質問してしまいました。採用担当の立野さん、丁寧なご説明ありがとうございました。

このような機会を用意してくださった、立野さんに白井先生、どうもありがとうございました!次のメールニュースでは、試験に合格して、「面接してきましたー!」という報告をしたいですね。

また7/29(日)には本校でオープンキャンパスがあります。現在、それに向けて新たにUnityでゲームを作ろうかと企画中です。

3. 【KAIT 夢コン2012】業務システムの重要性(B4奈良)

こんにちは!4年の奈良です。

中学・高校生向けコンテスト「KAIT 夢コン2012」の投稿締切が過ぎ、ただ今審査中です。

今年は300件以上のとても沢山の応募を頂きました!ありがとうございます。

ここまでGoogleAppsScriptを使ってシステムを作って来ましたが、

その中で、GoogleAppsScriptという新規性の高いものを使って大勢の人に利用して頂くシステムを開発・運用していくことがどれだけ大変なことなのかをこの身を持って感じています。学内のとある先生に「卒論よりも鍛えられる上にとても貴重な経験を積んでいる。OJTを今からやっていると言える。」というお言葉を頂きました。こういった貴重な経験ができる機会は珍しいことだと思うので、最後まで精一杯頑張りたいと思います。

4. マンガ学会で発表しました(M2坂井)

去る6月23日, 24日に明治大学で開催された日本マンガ学会第12回大会にて2つの発表を行いました。「フランスにおける日本マンガ」をテーマにした発表で、口頭発表ではマンガ読者の側面から、ポスター発表ではマンガ出版社の側面から見た研究発表をおこない、どちらも多くの方にお越しいただきました。

私にとって日本での学会発表は初めてということもあり、完璧な発表とは行きませんでしたが、興味深くご聴講いただけたようで安心しました。

また、VRや工学系の学会では出会えない方々にもお話を伺うことができ、私にとってたいへん実りのある学会発表となりました。明治大学の金澤宏明先生には「フランスでのマンガ認知環境を立体的にみることができた」とのお言葉を頂戴し、私の研究の価値を再認識することができました。

しかし、日本マンガ学会は社会学や文学の分野の発表が多く、我々の情報学や工学の研究発表はまだまだ少ないように感じました。本学にも、マンガの読み速度や、電子マンガのUIを研究している学生もいることから、本学からも積極的に発表を行い、さらなる学術交流の場になるのではないかと思いました。

※今回の発表や、発表しきれなかった情報などを徐々に私の個人ブログにアップしていきたいと思っております。

http://japanfr.blogspot.com/

5. 新潟県立自然科学館の夏の特別展のシステム開発(M1北田)

M1の北田です。7月21日(土)~9月2日(日)に新潟県立自然科学館で行われる夏の特別展「謎解きアドベンチャー『失われた紋章』」のアートワークおよびシステム開発の一部を白井研が担当しております。本特別展では探究ゾーンと発見ゾーンの2つで構成されており、探究ゾーンでは「真実のランタン」を手にプロジェクションマッピンング技術を利用した部屋を進んでいき、新感覚の映像アトラクションを体感しながら、科学知識を深められるクイズに挑戦する内容となっています。特別展のご詳細に関しましては、こちらの新潟県立自然科学館のHPをご覧ください。

http://www.sciencemuseum.jp/niigata/5-1-desc.php?infono=88

6. NICOGRAPH International 2012 にて発表(M1藤村)

M1の藤村です。7月1日~4日にインドネシア・バリにて行われるNICOGRAPH International 2012で「PARAOKE alpha: a new application development of multiplex-hidden display technique for music entertainment system」を発表します。

PARAOKEとは、カラオケとダンスゲームを同時に楽しむことができる新しいARコンテンツとなっています。初の口頭発表(英語)なので何とか成功に収めたいと思います。

7. 「科学のひろば」開催報告(M1北田)

神奈川県青少年センター・神奈川工科大学で毎年開催している「科学のひろば」が6月16日に開催されました。

http://www.pref.kanagawa.jp/evt/p471122.html

白井研の参加は今年で3年目となります。今年は展示物は次の5つでした。

・多重化隠蔽映像 Scritterシリーズ新作「2X3D」を初公開

多重化隠蔽映像の技術を使った「2Dと3Dの同時上映」技術です(特許出願中)。

・霧場を使った自然放射線の観察

・ヘリコプターロボットを操作しよう

子どもには操作が難しい「AR.drone」を自律制御しつつ、Wiiリモコンで操作します。

・Unityを使ったゲーム作品展示 「Block Shooter」、「ぐらぐらめいろ」

・ResBe

今年の科学のひろば展示は、過去3年間の中で展示物を一番多く出展することができました。ご来場いただいた方々とのコミュニケーションを通して、新しい課題の発見や経験を得ることができたと思います。この場を借りてご来場いただいた皆様に感謝を申し上げます。

また、最後に簡単にアンケート結果を発表します。

■「2X3D」

アンケート参加者49名のうち『立体的に見えた』という主観的な回答が98%,なお,Nintendo3DS所持者は21%,映画などの全般的な「3D見れない人」は14%存在しました。主観である『見えた』をどう考えるかが難しいところですが、立体盲の方が一緒に映画を見れる利点は大きく、今後評価を続けていきたいところです。

■「霧箱」

去年のアンケート結果と比較して分かった点を挙げると、福島第一原発事故に対して今は怖い・心配でないと答えた人が去年よりも増加したという点です。逆に怖い・心配であると答えた人の理由としては、去年度同様に健康被害、放射線や放射能が目に見えないという理由が上位として挙がっています。今後も霧箱の活用に関する研究を進めていく同時に霧箱を使った展示イベントができる機会があれば、アンケート調査を続けていきたいと思います。

霧箱アンケート結果(一部):

「霧箱知っていましたか? 」 知っていた3名 / 知らなかった 26名 / 無回答 1名

「福島第一原発事故から1年以上経過しましたが、今でも怖いと感じたり、心配だと感じている事はありますか?」 ある 20名 / ない 10名

※ないと答えた人の理由

今日までに自分の健康や生活に影響がないから 7名

安全であるといえる知識や情報を知っているから 2名 ...etc

詳しいアンケート結果を知りたい方は、(論文になるかどうかわかりませんので)お手数ですがメールニュースの最後に書かれているお問い合わせフォームまでご連絡下さい。

■編集後記 今月のテーマ「夏の始まりを感じるモノや作品」

(坂井) 黒田硫黄のマンガ「茄子」です。夏野菜「ナス」がテーマのマンガです。ナスがテーマというだけですごいんですが、3巻まで続きます。「ナス」だけで。この中の1編は「茄子 アンダルシアの夏」として2003年に映画化されました。

(加藤) 家で飼ってる2匹の猫ですね。冬は暖かい日差しが差し込む場所で寝るのですが、最近は日陰の、それも冷たいフローリングに移動して寝始めました。まだ冷たい風も吹くこともありますが、今年も既に熱中症になった人がチラホラ出始めてるようです。暑さにご注意を。

(藤村) 台風。 ちょっと田んぼと用水路の様子をみてくるよ・・・。

(奈良) モノでも作品でもないけど、日焼けですね。バイクに乗ってると知らないうちに焼けてくるので日に日に黒くなっていきます。

(北田) 家の近隣で七夕祭りが行われるので、その時期になると夏の始まりを感じます。祭り自体はもう何年も行ってませんが。

(小出) サンダル増加。靴下洗濯しなくてよくなるので楽ですよね、夏。

(OB山下) 久々に研究室に来たらゲーム機が増えてました。やっとエンタメの研究室らしくなってきた。

(白井) 洗顔ウェットティッシュ。あと若い女性のファッションで視線のやり場に困る頻度が増加した時。

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白井研究室では留学生交換や、企業・他大学との共同研究、インターンシップを積極的に行っています。また科学コミュニケーションや先端技術、エンタテイメ ント技術、またマンガ・アニメ・キャラクターなどのポップカルチャーにかかわる見学会・交流会も開催したいと考えています。イベントやご提案、また本メー ルニュースへのお知らせなどの掲載希望などはこちらまでお気軽にお寄せください。

もちろんご感想も待っています。

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