「白井研究室通信」 第14号(2011年10月19日発行)
Post date: Oct 18, 2011 11:24:24 PM
【はじめにおわび】
前回の13号から長らく間が開いてしまいました。
「白井研通信」第14号をお届けいたします。
本号は2011年9月18日に発行予定であったものですが、従来の配信システムとして利用していたGoogleGroupsのシステムポリシー変更により、移行に時間がかかっていたため、発行が遅れてしまいました。楽しみにされていた方には、改めてお詫びいたします。
新しい配信システムはGoogleAppsを利用しております。
mailnews@shirai.la からお届けいたします。
また、購読・配信停止はこちらのフォームから行うことができます。
http://j.mp/ShiraiLabSubsc
旧GoogleGroupsでの登録情報から購読されている方は自動的に移行しており、
古い情報はシステム移行終了後に破棄(退会処理)いたします。
今後ともご愛読いただけますと幸いです。
-+-+-+-+-+-+--+-+-+-+-+-+-
皆様こんにちは。体調を崩されたりはしていませんか?
ムシムシした暑い日が続くと思うと、急に涼しい日がやってきて・・・。とても体調管理が難しいですね。白井研では今月も就職活動・研究・学会への論文発表等、あれこれとイベント毎に取り組み、忙しい毎日を送っております。
白井研究室通信14号をお送りいたします。編集デスクは坂井拓也でお送りいたします。
■--INDEX--■
1. IT夢コン2011 終了(白井)
2. DCEXPO2011で発表します!(白井)
3. マイクロソフト見学会(岩楯、藤村)
4. CEDEC2011体験記(匠)
5. VR学会予告(岩楯、藤村)
6. ドイツのテレビ局に取材されました(白井)
7. 白井先生のSF小説
8. 月刊ニューメディアの表紙になりました(白井)
9. 編集後記
-+-+-+-+-+-+-
1. IT夢コン2011 終了(白井)
白井研究室がイベントの企画・開発・ネット中継などを行ってきた神奈川工科大学情報学部・U18リケメン・リケジョのIT夢コンテスト(通称・IT夢コン2011)ですが、2011年7月23日に無事、最終審査会を終えることができました。
最終審査会(アーカイブ)
http://sparc.ic.kanagawa-it.ac.jp/yumecon/contents/final.php
最終結果(アーカイブ)
http://sparc.ic.kanagawa-it.ac.jp/yumecon/contents/result.php
当日のUstreamによるネット放送も行いましたが、視聴者数は486!ご参加いただきありがとうございました!
初代チャンピオンとなった「考えるコンセント」を提案した根本翔太さん(明治大学付属明治高校)ほか、ファイナリストの方々は、11/19に開催される「KAITシンポジウム2011」ワークショップにて再度プレゼンテーションの機会があるとのことです。
【詳細はこちら】 http://kait.jp/sympo
2. DCEXPO2011で発表します!(白井)
今年もデジタルコンテンツエキスポの季節がやって参りました。
10月20日(木)~22日(土)・日本科学未来館です。
今年は、白井研から文化庁メディア芸術人材育成事業「Sustanime」、隠蔽画像システム「ScritterH」、Laval Virtual「Invoked Computing」のサポート、そして同じ学科の谷中研究室から「普通の液晶ディスプレイと市販のフライアイレンズを用いたインテグラルフォトグラフィ」が展示に参加します。
【詳細はこちら】
http://www.shirai.la/topics/news/dcexpo2011
【プレスリリースPDF版はこちら】 http://j.mp/qkkMeC
その他、Ustreamによる中継も予定されております!
http://www.ustream.tv/channel/dcexpotv2011-ch2
白井研・谷中研の放映は10/21 14時台、Laval Virtualの放映は 10/22 15時台です。
また、DCEXPOを楽しむための特集ページも設営しております。
http://www.shirai.la/event/dcexpo/2011
当日はマンガ誌「カイト」の配布や、「白井研・研究ノート2011」のプレゼント、マイクロソフトKINECTイベントへの飛び入り参加など、イベント盛りだくさんです。
皆様と会場でお会い出来ますことを楽しみにしております。
3. マイクロソフト見学会(岩楯、藤村)
9月8日に、白井先生、院生1、学部生5人で品川にある日本マイクロソフト株式会社へ見学に行ってきました。
【募集ページ】 http://www.shirai.la/topics/info/MSvisit2011
社内では、Windows Phoneや、マウス・キーボードをはじめとしたマイクロソフト製品の紹介を受けたり、デモ機を触らせてもらったりとアカデミックエバンジェリストの馬田さんから見学エリアを案内していただきました。見学エリアには、複数枚並べられた大きなタッチスクリーン、Kinectのプレイルーム、会議システム、無料ドリンクバーなどどれもとても魅力的でした!どれも欲しい! そして、個人的には椅子がとても素晴らしい座り心地で感動しました。
社内を少し見学した後は、別室で馬田さんとのお話の機会があり、馬田さんの事や会社の事、製品の事、これからのビジョンなどを聴かせていただきました。その最後に「何か自分で自信を持てるものを持ってください」「アプリケーション開発の経験は社会に出て活きてきます」「様々な物を見聞きして、それを組み合わせる事で、あなたの世代でしか思いつけない様なまだ世に出ていない新しいサービスを作ってください」などのお言葉をいただけたりととても充実した時間となりました。馬田様にこの場を借りまして御礼を申し上げます。今後また何か機会がございましたら、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
修士1年:岩楯
【後日談】DCEXPO2011のワークショップでコラボすることになりました!
詳細情報はこちら http://www.shirai.la/event/dcexpo/2011
4. CEDEC2011体験記(匠)
9月6日~8日にパシフィコ横浜で開催されました、ComputerEntertainmentDevelopersConference(以下、CEDEC)に参加してきました。
http://cedec.cesa.or.jp/2011/
CEDECは社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催している開発者カンファレンスです。主な対象者はゲームを中心とするコンピュータエンターテインメント開発に携わる方、エンターテインメントコンテンツ制作、ビジネスに携わる方、関連の技術、機器等の開発や研究に携わる方が対象者となっていますが、もちろん学生の参加も可能です。そのため、学生にしてみればプロの方々との交流を深めるだけでなく、プロの技術や手法を学び取れるイベントになっています。3日間で様々なセッションを聴講することができ、カテゴリとしてはプログラミング、ビジュアル・アーツ、ゲームデザイン、サウンド、ネットワーク、プロデュース、モバイル、ビジネス&マネージメント、アカデミック、ノン・ジャンル、海外トラック、新分野の12カテゴリに分かれています。
今回、私が個人的に最も勉強になったのは「CEDEC CHALLENGE:ペラ企画コンテスト ~奇跡の一枚を探せ」(以下、ペラコン)でした。
概要:http://cedec.cesa.or.jp/2011/event/challenge/gd.html
特設ページ:http://evezoo.net/peracon/
各企画&結果発表:http://evezoo.net/peracon/result.htm
ペラコンは事前に設定されたテーマに沿った企画コンセプトをA4用紙1枚にまとめて競う、誰でも参加できる「コンセプトシートコンテスト」です。15秒ほどで内容が理解できるものであれば表現は自由。 プロ、アマ、学生が入り乱れた無差別級バトルロイヤルとなっています。
今回の応募総数は57件。テーマは「途中下車」となっていました。もちろん企画志望の私、加藤匠も参加しました。しかしペラコンというコンテスト自体を知ったのがCEDEC1日目で、そうそう都合よく天からネタが舞い降りて来るわけもなく、CEDEC1日目に徹夜で作業することになりました。「提出せずに諦める」ということも一瞬頭をよぎってしまいましたが、著名な方々に審査してもらえる最高のチャンスを逃すわけにはいきません。そこで昔から溜め込んでいたネタ帳をパラパラ。個人的にずっと面白いと思っていたネタで勝負することにし、テーマに沿う様に解釈・修正。どういった審査結果になるのかを楽しみにして提出いたしました。
3日目のセッションではペラコンの結果発表が行われ、なんと16位で名前を呼ばれました!光栄なことにセッション中に舞台へ上がることもでき、ゲームアイドルの杏野はるなさんからは「今時、電話ボックスなんか使わないじゃないですか、もうこの写真だけでミステリーって感じでやりたいです!」と好評な意見をいただき、「準杏野賞」を受賞することもできました。この結果発表の模様は「ファミ通.com」さん等にも記事がアップされています。満面の笑みで杏野さんと握手している自分が写っており、両親から冷やかされたのはヒミツです。
最後に、CEDECから得られるものは技術だけでなく、純粋な「やる気」、「情熱」、「創作意欲」も得られるのだなと強く感じました。モチベーションが行く前と後ではケタ違いのように感じます。企画の順位自体は16位だったこともあるので、今回の結果に浮かれることなく、より上を目指せるようにがんばりたいと思いました。
【白井付記】匠君はM2ですが、縁あって春からゲーム開発企業の企画職で内定を頂いております。まだまだ未熟者ですが、驕ることなく日々是勉強が続いています。DCEXPOではSustanimeブースで、スマートフォンをつかった「人の心がわかる新技術」を展示します。
5. 日本VR学会大会参加(岩楯、藤村)
9月20(火)~22(木)日に、はこだて未来大学(http://www.fun.ac.jp/)で開催された「第16回日本バーチャルリアリティ学会大会」にて、タイトル「奥行き画像センサを用いた展示空間の物理評価」で発表をしてきました。今まで測域センサを用いて研究を行ってきたResBe(ResBe-T)に、新たに奥行き画像センサとしてKinectを加える事で、来場者の身長や性別、来場者同士の関係といった属性を、自動シャッターにより取得する機能を追加したResBe-Kを開発。ResBeを用いて、インタラクティブ展示が複数存在する薄暗い環境や、静止画展示とインタラクティブ展示が混在する環境にて行った来場者評価について報告しました。
http://conference.vrsj.org/ac2011/program/
修士1年:岩楯
【白井付記】B4藤村くんはKINECTをつかったタメを認識できるゲーム「CartooNect」を芸術展示にて発表しています。準備で余った時間を利用して、函館を安価なフリーパスでグルグル回るという体験をしました。VR学会では皆様と交流でき、良い体験になりました。
6. ドイツのテレビ局に取材されました(白井)
東京ゲームショウ2011の特番で、大きく扱われています。
Blogスタイルの楽しい記事になっておりますので、ぜひWebで御覧ください。
http://www.media.kanagawa-it.ac.jp/news/2011/20111014ZDF
7. 白井先生のSF小説
白井先生は実は若いころはSF書いていたり、マンガ描いていたり、ゲーム作品のシナリオなども書いていたらしいのですが、ペンネームやチームでの制作だったので
『過去?そんなものは忘れたね…』
と特にSFについては封印していたそうです。
そんな白井先生ですが、先日、
『CQ出版社から発売された「スマートフォン・ワールド Volume.2」にて、
「スマートフォン文学」の小説家として再デビューしたよ!』
というご案内をいただきましたので紹介いたします。
http://www.shirai.la/topics/news/SW201109
作品は「陽がまた昇るまで」というタイトルで、挿絵は神奈川工科大学D科の3年生・関沢このかさんが描いておられます。
ストーリーは、Side-AとSide-Bにわかれたパラレルストーリーで、「うだつの上がらない先生」が、女子学生と共にエレベーターに閉じ込められるところから始まります。
おっと『詳しくは、ご購入の上、お読みいただけますと幸いです 'm' 』とのことです。
■Interface増刊「Smartphone World」2011年 09月号 http://j.mp/nfymcu
8. 月刊ニューメディアの表紙になりました
白井先生が月刊ニューメディア 2011年10月号の「表紙の人」になりました。
Scritterについての紹介記事です。Scritterプロジェクトチーム、撮影および取材にご協力いただいた皆様ありがとうございました!
http://www.shirai.la/topics/news/20110912NewMedia
■今月の表紙
既存3D技術の応用で多重化映像技術「Scritter」提案
1つの画面に多重投影した映像コンテンツを偏光メガネで選択視聴するシステムを「Scritter」(スクリッター)と名付けている。ScritterとはScreen+Twitterの「Scr」と「itter」を組み合わせた白井研究室の造語。偏光、液晶シャッターといった既存の3D技術を応用した映像新体験の提案だ。
【自身が「立体盲」であることが開発のきっかけ】…は本誌にてお読みください。
☆出版社のHP http://www.newww-media.co.jp/index.html
※Amazonでも購入できます。 http://j.mp/o7fwYU
1983年創刊、発行部数は55,000部とのことで、
「自分の記事や顔が、こんなにたくさん印刷されたのも初めてです」(白井)。
■Wikipedia「ニューメディア(出版社)」より
ニューメディアは、日本の出版社。ケーブルテレビなど、いわゆるニューメディアに関連する月刊誌「ニューメディア (New Media)」を発行し、関連分野の書籍も刊行している。雑誌「ニューメディア」は、1983年11月1日に宣伝会議によって創刊されたが、同誌は1985年に独立した株式会社ニューメディアによって、現在まで刊行されている。
主な出版物・月刊「ニューメディア」は、「ニューメディア」という言葉が流行語となった1983年に創刊された、ニューメディアに関連する雑誌の草分け的な存在。
年鑑類として、かつては『プロジェクター総覧』(1998年-2000年)などを手がけていた。書籍では、月刊誌とも連動したニューメディア関係の本を出版している。
【白井付記】この表紙にもなっている「ScritterH」をDCEXPOにて展示します!しかも最新のLEDプロジェクターをつかったCool!な展示になっています。ぜひ実物をご体験ください!
http://www.shirai.la/event/dcexpo/2011
9. 編集後記:今月のテーマ「後期達成したいこと」
(匠)AppStoreにアプリを公開したい!
(岩楯)たくさんの会社にいくぞ!
(白井)週間帰宅徹夜日数<運動した日
-+-+-+-+-+-+-
白井研究室では留学生交換や、企業・他大学との共同研究を積極的に行っていきます。
また科学コミュニケーションや先端技術、エンタテイメント技術、コンテンツ工学に
かかわる見学会も開催していきます。イベントやご提案、また本メールニュースへの
掲載希望などはこちらまでお気軽にお寄せください。
http://www.shirai.la/home/contacts
公式Twitter http://twitter.com/ShiraiLa
白井研究室メールマガジン「白井研究室通信」(目標・月1回発行)
著作制作:神奈川工科大学 白井研究室 / 改変・転送はご遠慮ください
ご購読/配信停止はこちらから http://j.mp/ShiraiLabSubsc
-+-+-+-+-+-+-
-----
KAITシンポジウム2011
-安全安心社会をつくる情報技術を探る-
2011年11月19日開催 http://kait.jp/sympo
[フライヤーPDF] http://j.mp/KAITSympo2011F
----
デジタルコンテンツEXPO2011 http://dcexpo.jp
白井研からも多数の展示参加があります!
http://www.shirai.la/event/dcexpo/2011