Post date: Nov 4, 2011 7:19:46 PM
Kinect SDK beta2がリリースされてました。
学園祭で忙しいのに。
昨日やっとCQ-Interfaceの校了。したところだったのに。
しくしく。
・書籍「KINECTセンサープログラミング」を書かれた中村薫氏(@kaorun55)のBlogより
http://d.hatena.ne.jp/kaorun55/20111105/1320429963
Beta1 Refreshからの変更点
なかなか面白い更新が入っています。
個人的にはゲームサンプル「Skeletal Viewer」のC++版が解説されたのは、MSの本気具合を高く評価したいところ。
[readmeより]
C++版の動作確認には以下のSDKとランタイムが必要です。
Microsoft DirectX® SDK - June 2010 or later version
Runtime for Microsoft DirectX® 9
以下、特集であつかった部分の差分をまとめてみました。
左側がBeta(無印)、右側がBeta2という感じです。
・インストールまでの違い
まずホームページの見た目が大きく変わりました。そしてURLも。
(左/旧)http://research.microsoft.com/en-us/um/redmond/projects/kinectsdk/
(右/新)http://kinectforwindows.org/
★Kinect SDK Beta2のインストールのためにはKinect SDK Beta(無印)をアンインストールする必要があります。
インストーラー自体は変化無いようです。
キービジュアルが水ロゴになった以外はライセンス等も変更がないようです。
デバイスマネージャー上のドライバ表記も変化無いようです。
・新サンプル「Sample Kinect Audio Demo」が追加されました
・「Sample Skeletal Viewer」が複数KINECT対応になった
左下に「Kinects」という表示が増えてます。
トラッキングはどのKinectにさせるかを選ぶことができる、ということは全部のKinectを使って、という訳ではないということでしょうかね(未調査)。
・「Sample Shape Game」
特に見た目に変化はないですが、新機能のデバイス状態検出のお陰で電源プラグ抜くと面白いことが起きます。
動作中に電源プラグを抜いた場合:
「Attach Kinect to PC to Play」
起動前から電源プラグを抜いておいた場合:
「Kinect is attached to PC, but AC power is missing.」
Beta2へのアップデートにはBeta(無印)のアンインストールが必要なため、すでにBeta(無印)での動作を確認することができませんが、たしかクラッシュしていただけだったと記憶しています。
WiiRemoteの時は、ちょうど流行ってきた頃になってもこの手のデバイス状態管理のAPIは存在しませんでしたので、難儀しました(自分でBluetoothマネジャーとか書いた人がもいた)。
産業利用するということは、こういうことをちゃんとやるってことですねえ。
・新サンプル「Sample Kinect Audio Demo」
いままでBeta(無印)では64bit版のサポートがされていなかったのですが、64bit版のビルドもサポートしたのでMicrsoft Speech Platform SDKもx64版をインストールしておきます(v10.02)。
http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?displaylang=en&id=14373
さらにLanguage Packも更新(readmeの指示)。
Kinect for Windows Runtime Language Pack, version 0.9
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=220942
「MSKinectLangPack_enUS.msi」が何故か起動しないのでここで再起動。
しかしやっぱり起動できないので、これはきっと睡眠しましょう、というKinectの神様のご示唆ということにして、ここで一旦帰って寝ます。
思い直して、READMEを読み直したら、ランタイムはx86版とx64版両方入れておくこと推奨、ということで入れたら動きました。
起動した新サンプルには「Sound Source Localization」という名前がついていますね。
"red", "green", "blue" といった英語を話すと、話者の方向を推定して、さらに認識に成功するとバーの色を変更します。
これはちょっとした英会話教材になるかも!
(続く予定)