刹那ってどんなキャラクター?

 全体的に技が大振りで、細かい動きがし難いキャラクターです。間合いに優れた技を多く持っていますが、地上で気軽に振れる技は少なく、慎重な立ち回りが求められます。多段の通常技を多く持つキャラクターです。

 早出しのジャンプB先端による押さえつけと、打点が高い立ちA先端による牽制を軸に、足元を狙う長い3+Cやダッシュ投げを時折混ぜるスタイルが基本になるでしょう。そのなかで、連続技を決めるチャンスをつくり、確実に決めていく必要があります。

 また、反撃性能が低めのキャラクターなので、押しの強い相手に対してはプレイヤーの弾きのセンスが問われる展開になりやすいです。苦しみつつも勝負どころで弾いて勝つという面白さを味わうには、適したキャラクターと言えます。


 剣質『力』は、超奥義を絡めた地上での昇華連続技が最大の狙いとなります。どこかでこれを決めないと勝てないというくらい重要です。時には大胆な動きによって、無理やり連続技を決めに行く必要もあるでしょう。その代わり、昇華連続技は高威力なので、試合を決定付ける力があります。

 典型的な、打撃パワーキャラと言ったところでしょうか。


 剣質『技』は、肝心の連殺斬の性能があまり良くありません。ガードを崩すのに向かず、また反撃されやすいです。さらに、超奥義を連続技に組み込み難くなっています。

 試合を決定付けるほどの破壊力をもった連続技が無く、乱舞奥義を決めるしかない状況になり易いでしょう。安定して勝つのは難しいキャラクターです。


刹那の強いところ

 早出しジャンプBによる押さえつけ、上方向にも強い立ちA、本ゲームにおいて全体的に使い勝手の悪い足払いの中、高性能な3+Cあたりの通常技の他、弾かれることが無い地対空必殺技、無銘(四)あたりが便利な技でしょうか。無銘(四)は、出がとても早いわけではないので、相手の跳び込みに反応して使い易いという意味での便利さはありませんが、本ゲームで強い防御手段である空中ガードと、比較的リスクの少ない空中弾きの両方を無効にできる対空技を持っているという点は、できるだけ活かしたいところです。

 地味に有効度の高い必殺技として無銘(伍)が挙げられます。完全に発動すると、一定時間の間、非ロック系(命中後に特殊演出へ移行しないタイプ)の打撃技1発だけを喰らっても仰け反らずに耐えることができるようになる技ですが、この技による試合展開上の効果として、現状の維持という重要な点があります。無銘(伍)発動中の刹那に対して無理に攻め込んでくる相手はいないでしょう。また、相手は刹那側の強引な攻めを意識して守りを固める傾向があります。すなわち、刹那側が攻め込む等の動きをしなければ、無銘(伍)の効果が切れるまでの時間、お互いの体力ゲージ量を維持しやすいです。つまり、刹那側が体力量で勝っている時に使えば、時間稼ぎが可能となります。


 剣質『力』は、地上連続技だけでなく、地対空弾き後の対空連続技にも昇華して超奥義を絡めることができ、まとまったダメージが取れる点でしょう。対空用途で言えば、潜在奥義の無銘(極)も効果を発揮し、付加価値として無銘(伍)以上の打撃無効化を得ることができます。もっとも、体力ゲージの余裕が無いでしょうから、その後は攻撃に回らなければならないでしょうが。


 剣質『技』特有の強い点はありません。正直、『技』だとかなり弱い部類に入るキャラクターです。剣質『力』をお勧めします。


刹那の弱いところ

 相手を地上に押さえつけるのに便利なジャンプBですが、多段技ゆえに、1段目と2段目の間に弾きで割り込まれます。よって、打点を調整して片方の段のみを当てる振り方や、ジャンプAを混ぜていく必要があります。もっとも、ジャンプBの1段目と2段目の間に弾きで割り込むためには地上でガードしている必要があるので、これを意識している相手は、自然、刹那の跳び込みに対して地に足をつけている時間が長くなります。つまり、無理やり押さえつけるための技の振り方をしなくても良くなるので、ジャンプBの欠点をカバーすることができるでしょう。

 また、通常投げ後、立ちCより攻撃力が高い3+Bで追い討ちが可能なものの、その場起き上がりから確定で反撃を貰ってしまい、トドメ以外に使えないところが残念です。

 その他、背が高いキャラクター故に、特定キャラクターのめくりジャンプAがガード不能になってしまいます。

 剣質『力』は近距離戦で使える目押し連続技(←+A×数発等)が無いところが、最大の欠点です。一言で言えば、小回りが利きません。息苦しい近距離は、投げを除けば、反撃重視に立ち回るか、上空からのしつこい攻めを行うか、距離を取るかの選択になるでしょう。


 剣質『技』は、連殺斬を含む地上技がガードされると非常に反撃され易いところが最大の欠点です。多段技ゆえに苦しい状況になってしまうことが多いです。

 また、しゃがんでいる相手には超奥義が地上連続技に組み込めず、連殺斬に並ぶ『技』の特徴でもある乱舞奥義も、特別攻撃力が高いわけではありません。

 この剣質を使うくらいならば、連殺斬からや下段のしゃがみA単発からも昇華連続技が可能な剣質『極』を使用した方が良いでしょう。剣質『力』を使うのがどうしても嫌ならば、ですが。