月華の対戦において周囲と差をつけるための考え方

(元記事作成:2016年2月3日)

月華は、全般的に防御が強いゲームです。ガードした方がフレーム的に有利になり、ガード硬直短縮をきっちり行えば確定で反撃を狙えることが多いです。また、ガードクラッシュがないため、極端な話、延々とガードし続けていれば削りダメージと投げ以外ではダメージを喰らわないことになります。

このような防御(ガード)が強いゲームでは、誤解を恐れずに言えば、ガードを固めて被害を少なくする防御技術は「誰でも見につく」技術となります。同程度のプレイ経験をもつプレイヤー間では、あまり差がつかない技術です。習熟度がほぼ横並びになるとも言えます。

一方、相手のガードを解かせる戦術、相手に手を出してもらう戦術、相手に確定反撃をさせないようにしながら攻撃を出し続ける戦術、相手を追いまわしてずっと相手を防戦一方にするような戦術などに、プレイヤーの力量が反映されやすくなります。

つまり、周囲のプレイヤーと差をつけたいならば、攻撃技術を考え練習することが重要となります。攻撃技術といっても、相手を「固める」というイメージではなく、「動かす」、「いぶりだす」イメージの方が月華の対戦に即しています。

何をやっても強いような最上位クラスのキャラクターを使っている場合は、ガードの強さを素直に引き出していて問題ない場合が目立つかもしれません。しかし、キャラパワーを超越して上位キャラクターに勝ちに行く必要がある中堅キャラクター以下を使うプレイヤーにとっては、「防御が強いゲームだからこそ攻撃技術を磨く」考え方が必要だと思います。

余談となりますが、小技をガードさせて有利フレームが取れ、ガードクラッシュがあり、見えない超高速中下段二択(しかもどちらもローリスクハイリターン)などがあるようなゲームの場合、相手を固めて攻め崩すのは比較的容易でしょう。

この場合、守り方にプレイヤーの腕が反映されるため、周囲のプレイヤーと差をつけるならば、守り方を考え練習することが重要となるでしょう。