立ちBでの対空迎撃

 前方斜め上より真上付近の方が判定が強く、出も速いので、出来るだけ相手の下に潜って振りたいです。 こうすると、先読み的な空中弾き以外には負けません。

 ところが、横や斜め下方向に強いジャンプ攻撃を、離れた間合いと高い打点で振ってくる相手に対しては、 一方的に潰されるか、良くて相打ちになります。 しかも相手は、小ジャンプからやや早めにジャンプ攻撃を振ってくる事が多いため、 相手のジャンプを確認してから咄嗟に下に潜るのは、殆ど無理です。 そのため、こういったジャンプ攻撃の振り方をしてくる相手に対しては、 立ちBでの地対空迎撃は忘れてしまっても良いでしょう。

 同キャラも含めて、全てのキャラは、しっかりとした間合い管理と、ジャンプ攻撃の選択、打点の調整が出来ていれば、 響の立ちBを潰すような跳び込み方が可能です。 キャラによっては、一方的に潰した後に高威力な地上連続技を入れることができます。 そのため、立ちBを振る響側は、相手の技量次第で立ちBの有効性が変動することを、よく理解しておく必要があります。

 対戦経験を積んでいくと、相手のジャンプ攻撃の振り方を見て、 立ちBで落としても比較的安全なプレイヤーかどうかが分かるようになります。 文章で書いたら「小ジャンプからの、間合い先端早出しジャンプB」と同じように書くしかないジャンプ攻撃の振り方をしてくる相手であっても、 直感的に、立ちBで対空迎撃を狙って良い相手と、狙わない方が良い相手を見抜くことが出来るようになると思います。

 どんなキャラが相手でも、落とせないと感じたら立ちB以外の対空防御戦術を展開するようにしましょう。

以下、補足説明 (2015年1月2日)

 立ちBの地対空迎撃の有効性については、対戦経験からくる状況判断の仕方によって左右されると思います。 2015年現在に、記事をリニューアルするとしても、文章化すれば上記の内容と殆ど変わらないでしょう。

 弾かれない限り立ちBが確定する状況、つまり相手が響のほぼ真上にいる状況であっても、 それまでの試合展開から、この相手の跳び込みが攻撃意識の高いものなのか、そうでないのかといった相手の心理の把握し、 焦りから生じた跳び込みミスなのか、ミスに見せかけて立ちBを誘っているのか、瞬間的に見抜くようにします。 キャラクターの位置関係や、各種ゲージ状況などが同じであっても、相手の心理を把握していればその試合での命中率100%ですし、 完全に読み違いをすると0%(弾かれる)になります。 画面に映っている情報から最適な答えを導きだすというより、対戦相手と直接駆け引きする部分です。

 筆者の経験でも、一般的に立ちB対空が機能しにくいキャラクター(嘉神や天野など)かつ熟練プレイヤーに対して、 ガチの試合で1ラウンド中に2回か3回立ちB対空できること(1度も弾かれたり潰されたりせず、振ったときは100%命中)もあれば、 技の間合いが同じ響同キャラ戦で「この試合、立ちB対空を捨てた方が良いな(迎撃したいフリだけしておこう)」と思うこともあります。

 立ちB対空をしないと決めた場合でも、対戦相手に「この響は絶対に立ちB対空をしてこない」と見切られない方が良いでしょう。 「時々誘っているんだけれど、なかなか立ちB出してこないな」と思われたり、 「もしかして、単に反応が遅い?」と思われるように動けると良いです。 具体的にどういう動きか説明するのは、難しいのですが……。 この辺の心理誘導は、特に同キャラ戦で重要だと思います。 技の間合いが同じで、双方、立ちBを振られると落とされる深めの間合いのジャンプBからの最大威力連続技を決定打にしたい、 少なくともその選択肢を意識していますから。 勿論、結果的に、最大威力連続技を単なる餌にして、他の選択肢で勝敗が決することもあります。 (補足ここまで)