奥義・超奥義・潜在奥義・乱舞奥義

以下、補足説明 (2015年1月2日)

 通常技の解説と同様、詳細データが知りたい方は、剣技一覧の 「響(奥義)」と「響(超奥義・潜在奥義・乱舞奥義」 を参照しましょう。 また、上記の詳細データの解説文と、このページの解説文の間で齟齬が生じている場合、 恐らく、上記の詳細データの解説の方が正確だと思います。 (補足ここまで)

◆ 遠間にて斬る也(↓\→+AorB)

 Aで出せば→+Cより僅かにリーチが長く、出も速い(発生速度6フレーム)居合い斬りです。連続技や反撃に重宝します。

 Aで出すと上段技で、Bで出すと下段技になり命中時にダウンを奪えます。 ダウンを奪った後に追い打ちすることはできませんが、連続技の締めに使う場合は主にBを選択することになるでしょう。

 Aで出すと、距離が近い場合は、ガードされた時だけでなく当てていても確定で反撃されます。 間合い先端で掠らせれば、ガードされても隙は少ないですが、不利な状況です。

 どちらも、空振りした時はガードされた時以上に技の戻りが遅くなるので注意しましょう。 Bの方がAに比べて若干リーチが短く、ダメージも低いです。

◆ 近寄りて斬る也(→↓\+B)

 相手に突進していって斬りつける技です。 Bボタンを押しっぱなしにしておくと走る距離が伸び、ボタンを離した時に抜刀します。 ボタンを押し続けていると一定距離走ってから停止します。

 通常は、この技単体で使うことはなく、連続技専用となります。

 この技には命中の仕方が3通りあり、当て方によってダメージが異なります。 一番ダメージが高いのは、近い距離(ほぼ密着)から相手の裏に回るように斬り抜けた場合です。 斬り抜けずに正面で止まるような当て方をしてしまうと、命中しても反撃確定となります。

 空中の相手に対しても、当て方でダメージやヒット効果が違ってきますが、 地上の相手に対しても空中の相手に対しても、とにかく出来るだけ深めに当てるように使うと良いです。

【剣質『力』】:昇華対応技

 しっかり斬り抜けた場合、 相手はゆっくり崩れ落ちるモーションになり、その間にもやられ判定が残っています。 完全にダウンしきった時に、ダウン追い打ちを当てることもできます。 ステージ中央付近では、ダッシュから\+Bの追い打ち(ボタンはBCDを同時押しします)が間に合います。 ステージ端付近であれば、ダウンしきる前に『遠間にて斬る也』での追撃が可能です。

 昇華は、斬り抜けた時(ガードされていても構いません)のみ可能です。 超奥義の『発勝する神気也』を崩れ落ちる相手に当てる形になります。 超奥義のコマンド入力方向は左右どちらでもよいですが、コマンド入力を斬り抜けつつ行うと昇華が成功し易いかもしれません。 完全に斬り抜けてから素早く入力しても間に合います。

 あまりにステージ端に近いと、昇華は不可能です。

【剣質『技』】:必殺技でキャンセル可

 斬り抜けた時のみ、技の戻りモーションを『遠間にて斬る也』か『居を合わす也』でキャンセルすることが可能です。

 これによって、ステージ中央付近でも『遠間にて斬る也(B)』まで繋げられたり(うっかりAで出すと反撃確定してしまいます)、 乱舞奥義を決めることもできるようになります。 『居を合わす也』を出した後で『遠間にて斬る也』や乱舞を当てることが可能なので、 斬り抜ける場合は、 斬り抜けつつ進行方向に素早く『居を合わす也』を入力するクセをつけておいて良いでしょう。 そうすると、ほんの僅かですが剣質ゲージも稼げます。

◆ 水月を突く也(→↓\+C)

 相手に背を向けて構え、鞘で突く中段技です。 ボタンを押しっぱなしにしていると発動タイミングを遅らせることができます。

 出が遅くモーションも派手なので、近距離で地対空弾きに成功した後くらいにしか使い道はないでしょう。

 空中でヒットさせると相手を吹き飛ばし(受け身やダウン回避は不可)、追い打ちが確定します。

 地上でヒットさせた場合は、崩れ落ちるようにダウンするので、ダウンしきる前に『遠間にて斬る也』や『発勝する神気也』、 乱舞奥義で追撃できます。

◆ 居を合わす也(←/↓\→+C)

 下段以外の打撃技を受け止めて空中へ投げる当て身技です。 超奥義や潜在奥義、乱舞奥義は受け止めることができません。奥義(必殺技)は問題なく取ることができます。

 対空技としても使えますが、それよりも、 ノーキャンセルだと反撃されやすい通常技に仕込み、相手の反撃技を取る目的で使うと思います。

 発生は速いのですが、受け止められる時間はそれ程長くありません。 また、深くめくった攻撃を取ることはできません。

 相手を放り投げた後は、『抜かば斬る也』か『抜かずば斬らぬ也』という2つの専用追撃技を出せます。

◆ 抜かば斬る也(『居を合わす也』中にC)

 『居を合わす也』で放り投げた相手を刀で斬りつけます。 ダメージはもう1つの追加技である『抜かずば斬らぬ也』より高いです。

 『居を合わす也』で放り投げた相手が地面に叩きつけられる瞬間に『抜かば斬る也』を入力すると、より高いダメージを与えられます。 なので、通常は、空中にいる相手に『抜かば斬る也』を当てることは無いでしょう。

◆ 抜かずば斬らぬ也(『居を合わす也』中にBC同時押し)

 『居を合わす也』で放り投げた相手を鞘で叩く追加技です。 『抜かば斬る也』よりダメージが若干劣るものの、気絶値が高くなっています。

 『居を合わす也』で放り投げた相手が地面に叩きつけられる瞬間にこの技のコマンドを入力すると、 より高いダメージを与えられます。 このような方法で与えたダメージは、『抜かば斬る也』と『抜かずば斬らぬ也』では差が無く、同じダメージとなります。

◆ 紙一重にてかわす也(AB同時押し)

 体を反らして、上半身だけ一瞬だけ打撃技や飛び道具に対して無敵になります。 相手の攻撃をかわす技ではなく、『間を詰めること肝要也』や『間をおくこと肝要也』への予備動作として認識しておいた方が良いでしょう。

 通常技にキャンセルをかけて出すことはできません。

◆ 間を詰めること肝要也(『紙一重にてかわす也』中に→+C)

 レバーを前方へ入れっぱなしにしておけば走り続けます。 ただし、途中でジャンプや通常技、弾きを出すなどの行動へは移れません。 レバーを離して停止するか(ダッシュと同じで隙ができる)奥義を撃つかです。

 走り始めてしばらくの間は、残像を付けて走ります。 この間は打撃技や飛び道具に対して上半身無敵となっています。 また、残像が付いている間は、相手をすり抜けることが可能です。

 走って左右が入れ替わった場合、 奥義は相手のいる方向へ向かって入力することが基本です。 ただし、響の背面まで捕縛判定のある潜在奥義は、その限りではありません。

 この技は、相手の打点の高いジャンプ攻撃をかわしつつ裏へ回る時(ステージ端からの脱出や潜在奥義を狙う時)に 使うことが多いでしょう。

◆ 間をおくこと肝要也(『紙一重にてかわす也』中に←+C)

 後方に小さく跳んで間合いを離す、残像付きのバックステップです。 残像が付いている間は、下半身が無敵です。

 通常のバックステップと違い、途中でジャンプ攻撃や空中弾きを出すことが可能です。 弾きやジャンプ攻撃を出した時点で、下半身無敵の効果が消失します。

 相手の跳び込みをダッシュで潜った後などで使うと思います。

◆ 備えを怠らぬ心也(スタートボタン押しっぱなし)

 剣質ゲージを溜める技です。 通常技にキャンセルをかけて出すことができず、隙が大きく、ゲージの溜まりも遅いので、 実戦で使うことはないでしょう。 実戦で、相手の隙にゲージを溜めるのならば、『居を合わす也』を空振りする方が現実的です。

◆ 超奥義:発勝する神気也(↓/←/→+AB同時押し)

 高速で相手に突進していき斬りつける超奥義です。弱攻撃から連続技に組み込めるほど出が速いです。

 ガードされると相手をすり抜けて停止しますが、隙が大きいことには変わりないので、基本的に連続技専用です。

 空中の相手にもしっかり当たるため、地対空弾き後の追撃に使うこともあります。

 実戦では、簡略コマンドを使って入力すると良いでしょう。↓/←→といったレバー入力です。

◆ 潜在奥義:死を恐れぬ心也(→←/↓\→+B)

 発動すると響の足元から前後に波紋が広がり、これに相手が触れると相手を捕縛します(ガード不可)。 正面からなら、弾かれることがあります。

 連続技に組み込めます。ただし、相手が空中にいるときや、相手がガード硬直中だと捕縛できません。投げ技に近い特性があります。

 捕縛すると演出に突入し大ダメージを与えられますが、間合い外に相手がいる場合は威力の弱い衝撃波が出ます。 衝撃波はガード可能で隙も大きいです。衝撃波は結構遠くまで届きます。

 技単体で見ると、剣質『力』響の持つ技の中で最大の威力を誇ります。

 この技の狙い方は、 ジャンプで相手のそばに着地した後や、相手のジャンプを潜った後、小技でひるませた後ダッシュから唐突に出したり、 相手の裏へ『間を詰めること肝要也』で回った後に出したりといった形になるでしょう。

 波紋の拡散スピードの関係上、近い間合いほど速く捕縛できます。

◆ 乱舞奥義:屍を越え行く也(↓↓+AorB)

 Aボタンで中段発動、Bボタンで下段発動です。 連殺斬からの連続技や地対空弾き後などの確定状況で使うことがほとんどです。 ルートの方も、下段ルートか打ち上げルート以外、あまり使うことはないでしょう。 普段は下段ルートを使いますが、 超奥義が使える状態かつ相手をステージ端付近まで運べない時は、 打ち上げルートから超奥義へ繋ぎます。 端まで運べるのならば、下段ルートを決めた後に\+B追い打ちで良いです。

 追加入力やルートの派生は 「超奥義と潜在奥義と乱舞の一覧」 を参照しましょう(別ウィンドウで開きます)。

以下、補足説明 (2015年1月2日)

 乱舞奥義は、Bボタンで行う下段発動技のみで止めて、そこから目押しで立ちAなどに繋ぐことができます。 これができると、打ち上げルートからの追撃以外で、剣質ゲージを回収しつつトドメを刺す連続技ができるようになるので、 覚えておいた方が良いと思います。 2001年当時から普通にあった戦術で、地味に重要だと思うのですが、どうして2001年の段階で解説しなかったのか、理由が思い出せません……。