月華コマンド入力仕様

(元記事作成:2007年7月1日)

時期的に今更な気が話題のような気がしますが、とあるブログ(筆者は月華のプレイヤーではないですし別に記事修正して欲しいわけでもないのでリンクもしません)で、コマンド入力の猶予フレームについて解説されていたので、補足というか月華プレイヤー向け解説をしようと思います。

そのブログ記事内では、疾風が11フレームだとか空牙が8フレームだとか記載されていましたが、月華をかなりガチでやっているプレイヤーならば、直感的に怪しいと思うことでしょう。経験から、かなり入力が甘いことも感じ取れているはずですし、こんなに短かったら、レバー入力後に一瞬状況判断挟んだり、ややゆっくり入力しつつ状況判断することや、スライドコマ投げ系の戦術も非現実的になってしまいます。

とあるブログは、コマンド入力仕様関連でググると出てきやすいと思えるブログですので、目にしたことのある月華プレイヤー向けに、以下、解説しておこうと思います。

例として掲載されていた技の入力猶予フレームについては、実際には以下が正解だと思います。


疾風(AorB):20F

月影(Aの初撃):20F

月影(Bの初撃):21F

遠間にて斬る也(A):20F

遠間にて斬る也(B):21F

連刃斬:21F

空牙(AorB):13F

新月(AorB):13F

発勝する神気也:36F

死を恐れぬ心也:16F


どのフレーム数も、コマンドのレバー入力部分の最初から、異なる方向(ニュートラル含む)へ入力したフレームからカウントした数字です。600フレーム(10秒)↓方向へ入れっぱなしにしたあとでも\→+Aと素早く入力すれば疾風が出るのは、多くの人が自然と理解しているでしょう。この場合、\に入力されたフレームから数えて、20F以内にAボタンまで入力すれば疾風が出ます。頑張って記号表記すれば、

↓[\→AorB]20F

が便利でしょうか。20F以内に\と→とボタンの順番を満たした入力をすれば良いので、↓に入れたあと、レバーニュートラルでボーっと18フレーム棒立ちしたあと、\→+AorB(最後はレバーとボタンを同時に)でも出ますし、↓から\と→を最速で入れたあと10フレーム棒立ちして、←に3フレーム入れて、↓に1フレーム入れて、3フレームまた棒立ちした後でボタンを押しても出ます。そして、前述した、レバーの最後が猶予フレームからはみ出ていても大丈夫というのは、20フレーム目にボタンを押したあと、21フレーム目に→を入れても疾風がでます。\A→の順の入力でも大丈夫ということですね。通常のレバー入れ技が、ボタンを押した次のフレームにレバーを入れても、←+Aや→+Cが出るのと同じようなものです。

記号表記を使うと、空牙や新月ならば、→[↓\AorB]13F、死を恐れぬ心也ならば、→[←/↓\→B]16Fとなります。

そして、発勝する神気也は、

↓[(/or←)→AorB]36F(BorA)

といった表記になるでしょうか。↓の次から、36フレーム以内にレバー入力とAボタンかBボタンを押すところまで行い、その次のフレームで、押していなかった残りのBボタンかAボタンを押して発動できます。同時押しに1フレームの猶予があるので、36フレーム以内にAB両方のボタンを押さなくても大丈夫です。つまり、36フレーム目にAボタンを押し、37フレーム目にBボタンを押して(Aボタンはこの時押し続けていても離していても問題無し)発動できます。言うまでも無いことですが、レバー入力は↓/→か↓←→のどちらかのパターンが入っていれば問題ありません。

長い入力猶予と簡略コマンドの存在から発生する技暴発のリスクは、ゲームに慣れて上手くなるに従って、正確な操作方法を身につけたりボタン同時押しを利用したりして軽減できるものです。また、上達するに従って長い入力猶予を生かしたスライド入力や再状況判断戦術を取り入れられるようになります。なので、技を出すのに苦労する初心者を意識した甘めのコマンド入力仕様は、月華の良いところだと思います。