連殺斬の攻防

(元記事作成:2016年5月25日)

月華の連殺斬は、いわゆるチェーンコンボのような、通常技キャンセル通常技の流れで弱攻撃から強攻撃へ向かって技を出すシステムですが、原則として撃ち切るには相応のリスクが伴うものです。なので、「相手がノーゲージなら、最後まで撃ちきってキャンセル波動コマンドの奥義でも出しておけば安全だろw」といった感覚で使うと悲しい思いをすることが多くなるでしょう。

この記事では、連殺斬をガードされたときの考え方をまとめました。できるだけ多くのキャラクターに共通する部分に重点をおいて説明しています。

連殺斬の初撃をガードされた場合は、相手の対応行動を想定しつつ、撃ち切るか途中止めを選択します。

連殺斬を相手にガードさせた/されてしまった場合の、攻撃側の具体的な考え方のパターンは、以下の3つに大別できます。

1.相手の硬直短縮操作を刈ろう

これは、カチャッと、ほぼ反射的に手癖でしゃがみガードから立ちガードへ移行し硬直短縮操作する相手に有効な考え方です。

実際の行動としては、連殺斬に下段を挟みます

良い点:下段を挟むことで、ガード硬直短縮操作を行って立った相手に、下段を刺せます。

悪い点:基本しゃがみで連殺斬の最後までガンガード(中段はきちんと見てから対応)する気の相手には無効です。

2.反撃技を刈ろう

上記の1と類似していますが、硬直短縮して/せず関係なく打撃技で反撃してくる相手に有効な考え方です。

実際の行動としては、連殺斬(の主に弱攻撃同士の繋ぎ)にディレイをかけます

良い点1:ディレイをかけて技を出すことで、相手の連続ガードを解除し、硬直短縮して/せずに(立ち技使おうがしゃがみ技使おうが)反撃してきた相手の技の出かかりを潰せます(相打ち含む)。上記1は、硬直短縮の操作を刈れますが、こちらは、相手の技を刈れます。

良い点2:硬直短縮からの反撃を狙うタイミングそのものをずらせます。

悪い点1:上記の硬直短縮操作を刈る説明で挙げた悪い点と同じです。

悪い点2:弱攻撃同士の間でも弾かれる恐れがあります。ディレイをかけすぎると、硬直短縮されなくても弾きで割り込まれる場合があります。

3.再度、先手をとって攻撃を仕掛けよう

プレッシャーをかけなおして、攻撃ターンを継続しようということです。連殺斬をB攻撃以降または最後までガードしてから反撃を狙ってくる相手(硬直短縮を刈られたくない、反撃技を刈られたくないといった意識が強い相手)に有効な考え方です。

実際の行動としては、連殺斬の2段目か3段目(主に弱攻撃、一部のキャラクターは←+Bなど特殊なB攻撃含む)で止めます

良い点1:弱攻撃の段階で止めることで、確定反撃をされにくくなります。

良い点2:相手の遅れた反撃に対して、ガードしたあとこちらが反撃を狙いやすくなります(遅れた反撃を弾く、保険弾きの選択肢もでてきます)。

悪い点1:こちらの連殺斬の止めどころを狙って硬直短縮して反撃する気があった相手には通用しません。

悪い点2:双方キャラクターの組み合わせによっては、あえて硬直短縮せずにしゃがみガード状態からしゃがみAやしゃがみCなど連打する相手に、ペチッと自動的に確定反撃される場合があります。


そして、実戦では、上記の考え方を複合した行動を選択し、「下段を混ぜつつ撃ち切る(奥義まで撃ち切る場合も)or途中止めする(止める段数は調整)」「ディレイをかける(ディレイ幅も調整する)orかけない」の、大きく2×2=4パターンの戦術となります。

というより、上記の考え方を複合した行動を選択し難いキャラクターで剣質『技』を使うのは、よほど他にメリットがない限り、勝敗を重視するのであれば避けた方が良いでしょう。

連殺斬中のしゃがみAやしゃがみBが下段にならない、連殺斬にディレイが掛かりにくい、隙の少なめのB攻撃がない(またはガードを崩せる特殊技がない)、さらに反撃刈りや隙軽減し易い(要は、撃ち切りし易い)奥義もない、といったキャラクターは苦しいと思います。

また、大雑把に「勝つ選択肢>負ける選択肢」で書き並べた場合、以下のように循環します。

硬直短縮狩りを狙った攻撃側>硬直短縮から反撃狙った防御側>途中止めした攻撃側≧ガンガードした防御側>硬直短縮狩りを狙った攻撃側

なので、連殺斬の初撃をガードされた場合は、相手が連殺斬のどの段のところで反撃するつもりか、また、どこまでガードしきるつもりか相手の対応行動を予測して、撃ち切るか途中止めを選択しましょう。


ちなみに、月華特有の話というより、他のゲームで一般的な、単に下段と中段の二択の話になりますが、「下段も出せる連殺斬段数の個所で、BC同時押しの中段技を出す」という選択肢もあります。

共通のBC同時押し中段技の発生速度が遅いため、よほど相手の意識を散らしておかないと、機能しにくい面があります。一応、できるだけ下段はディレイをかけて出し、BC同時押しは最速で出すことで、技の到達タイミングを下段と中段で近づけることができます。ディレイをかけた場合の悪い点は、上記の説明に準じます。