『技』守矢

 ダメージ効率が『力』より下がったり、若干隙が大きくなるものの、基本的に遠距離牽制や対空迎撃技は優秀です。 そして何よりも、連殺斬が使え、『水無月』や『歩月』を絡めた行動バリエーションが広がっていることが脅威です。

 ほぼ隙無く攻める事も、相手の隙には高威力連続技を叩き込む事もでき、 攻防共に次元の違うキャラクターの感があります。

 守矢は 『歩月』による急接近が可能なため、こちらは、なんとなく安全そうに見えても、 空中受け身やダウン回避は行わない方が良いでしょう。


以下、補足説明 (2015年1月2日)

 2001年の執筆当時に、攻略記事の対象として想定した守矢の攻撃と防御のバランスは、5:5か4:6程度だったと思います。 当時から、AC歩月を封印せずにAC歩月のパワーを全開にすると、試合時間をフルに使って、 攻防バランスが3:7くらいの立ち回り方がとても強いキャラクターだと思っていました。 しかし、守矢との対戦経験自体は非常に多かったものの、攻防バランス8:2くらいの相手が主だったため、 筆者のイメージする守矢の完成形とは遠く、防御重視型の立ち回りに対する実戦経験は不足したままでした。 守矢は、ほとんどのキャラクターに対して詰みに近い状態にもっていけると思っていると思います。 防御型であればあるほど、キャラクターの技をみるより、守矢を使うプレイヤーの心理をうまく捉えないと、 勝ちにくいと思っています。守り続けたいのか、前にでて攻める気を見せておきたいと思っているのか、など。 また、守矢は、記事の公開が終了してから、筆者が月華から離れ気味だった間に、 実戦レベルで、防御重視の戦術が進歩したキャラクターだと思います。 防御型の守矢を相手にするときのポイントを3つ書くとすれば、「接近するときは、歩きも重要」 「歩月Cによる位置入れ替えの隙を逃さない」 「博打に思えても、遠距離の牽制技に対して弾きを狙う(頻繁に歩月Bで突っ込んでこないはずなので、 弾きの隙と歩月Bがかみあう率が、超攻撃型守矢より低くなるので)」かと思います。 ちなみに、本記事には殆どありませんが、歩月Bへの対応法はQ&Aで少し触れています。 なぜ本記事に書かなかったのか、その理由は思い出せません。 攻撃型守矢との対戦が殆どだったで、最初に対策したところなのですが……。 (補足ここまで)


『力』響で戦う場合

 まず、こちらが主導権を握って攻めに行くことが難しいので、 うまく立ち回って自滅させたいところです。

 1ラウンド中5回までを目安に、対空技で落とされる事を覚悟して適度に跳んでみましょう。 運が良ければ、ジャンプ攻撃が当たります。

 対空技を喰らいすぎると、逆転するのが非常に困難になります。 その後こちらが全くミスの無いプレイをしても、しっかりと時間切れまで逃げられてしまう可能性があります。

 また逆に、運良くこちらの攻撃が先にヒットし、まとまったダメージを与える事に成功した場合ですが、 高機動力を誇る守矢相手に、近距離戦に持ち込まれないような逃げ方をし続けるのは厳しいでしょう。 通常技の削りダメージが無い事と、投げや対空技のダメージが安い事を利用し、 しゃがみガードで徹底して待ちつつ、たまにジャンプを混ぜて粘ります。 しかし、これはあくまで、連係に混ぜられる中段技の『水無月』に的確に反応できることが条件となる防御戦術です。 これさえクリアできれば勝てるでしょう。


『技』響で戦う場合

 守矢側が、こちらの一点読みによる『歩月(B)』に対する↓+B重ね リスクを避けるため、徹底して牽制と迎撃、反撃と逃げを行われる場合があります。 迎撃されまくってもめげずに前へ出るようにし、唐突に目の前に出現したらしっかりガードする事。 投げられても、投げの存在を意識しすぎないようにしましょう。

 相手の操作ミスやら間合い感覚の狂いが無ければ、一点読みで地上技を弾くなり、 対空技を全て見てから弾くなど、ハイリスクな選択肢を狙わなければならなくなります。 跳び回っていてワンチャンスに全てを賭けただけでは勝ち難いでしょう。 ガンガンラッシュをかけてきて、とことん攻めきろうとする守矢、例えば 『歩月(B)』からの連殺斬を毎回B攻撃以上まで撃ちきり、キャンセル『歩月(B)』でループさせる攻めしかしないような守矢であれば、 小ジャンプ攻撃を合わせてみたり、 投げを捨ててしゃがみガードで耐えつつ『水無月』を見切る戦術で対応する事も可能でしょう。 ただ、こちらの体力がリードしていない限り、強引なラッシュを行ってくることはあまりないと思います。 大抵、ラッシュを程々にして止めてみたり離脱したりして、反撃ポイントや、ジャンプで近づけるポイントなどを、 絞られないようにしてくるでしょう。