❍フランスのノルマンディー地方のカルバドス県特産の、りんご酒から造るブランデー。
なお、この地域以外で作られる同様の蒸留酒がカルヴァドスを名乗ることはできず、
アップルブランデーと呼ばれ、区別される。
原料としてリンゴの他に、10~30% 程度の洋梨を使用する事が多い。
ラベルに年号が記されたカルヴァドスは蒸留された単一の年を意味し、熟成年数が記されたものは異なる樽のカルヴァドスをブレンドした際に最も若いものを基準に記されています。
収穫後、リンゴを洗浄し納屋、または地面に保管して熟成させます。
粉砕されたリンゴやナシは、甘みとタンニンを抽出するために粉砕します。
粉砕した皮や果肉を水に浸し、それらを再度圧縮します。
果実の皮から天然酵母を使用して自然にリンゴジュースを発酵させる為に、添加物の使用は禁止されています。
この期間が終了すると、シードルのアルコール度数は5〜7%になります。
1月から6月にかけて、シードルを蒸留する。
ステップ2で蒸留した原酒をオーク樽で2〜年間熟成します。
新しい樽の使用はまれですが、必要な量のタンニンとアロマを提供するために最初に使用される場合があります。
その後、古樽に移され数年間熟成する。
カルヴァドスは産地によって製造方法が異なり、産地は以下の3つ。上から品質が良いとされている。
カルヴァドス·デュ·ペイ·ドージュ(Calvados du Pays d’Auge)
カルヴァドス·デュ·ドンフロンテ(Calvados du Domfrontais)
カルヴァドス (Calvados) 総生産量の70%をしめている