❍グラッパは、イタリア特産の蒸留酒で、ブランデーの一種。
ワインを蒸留して作る一般的なブランデーとは違い、ブドウの搾りかす(ポマース)を発酵させたアルコールを蒸留して作る。
多くは樽熟成を行わないので無色透明だが、ブドウの香りを程よく残す。アルコール度数は30度 - 60度。
香り付けしたものもある。ただし、グラッパでも樽熟成をしたものもある。
イタリアではポピュラーなお酒で、バールにも置かれていて食後酒としてよく飲まれる。
度数が高いためリキュールを作成する際にも使用される。
EUの法律で、グラッパと呼べるものはイタリアで作られたものと決められている。
ブドウの絞り粕をもとに製造するため「かすとりブランデー」ともいう。