❍ブランデーという名称は本来、ぶどうを原料とする蒸留酒につけられたものだが、現在ではその技術を応用して、ほかのさまざまなフルーツからつくった蒸留酒も、ブランデーの仲間に入れている。
現在、この種の蒸留酒の原料には「りんご」「さくらんぼ」「プラム類」「洋梨」「ベリー類」などが使われている。
生産が盛んなのはフランス ドイツ スイスなどで、フランスでは、”オー.ド·ヴィー ·ド.と称し、~のところに原料フ~、 ルーツ名をつける。
ドイツでは、”ヴァッサー"あるいは”~ガイスト” と称し、同じく~のところに原料果実のドイツ語名を入れている。
そして、アッサーの名称は、原料を破砕し、その果汁を発酵、蒸留したものに使う。
ガイストのほうは、無料を破砕したあとアルコールに浸漬し、それを蒸留して得た酒につけられる。
あんずや ベリー類は、後者の方法でつくられるものが多い。
生産量が多いのは、さくらんぽを原無料にしたもの。香気の快さの点ではプラム系のものが優れており、フローラル系の香水に近い芳香がある。