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Photo by Simon Wijers on Unsplash

立命館1000人アンケート

4. ハイリスク行動が起きる条件

<要約>

  • 青春を追い求め大学にやってきた学生はそうではない学生よりもハイリスクな行動をしやすい

  • 対面授業は学生のハイリスク会合の発生条件の1つであり、ゼミ起因の5人以上の会合も一定、認められる

  • 大都市近郊のキャンパスでは学生のハイリスク行動が起きる傾向があり、その多くは実家生であるため、家庭内感染の入り口として「対面授業とその後の会合」の可能性が示唆される

このアンケート調査は公衆衛生上の興味から出発していません

初めに断らないといけないのですが、この調査は教育目的であって、公衆衛生上の興味関心のもとで行ったものではなかったのです。


しかし、私自身が暮らす大阪の町が2020年11月下旬から12月にかけて非常に切迫した感染状況に陥り、12月3日の報道では大阪のAYA世代、つまり若年がん患者の病棟が一時閉鎖するに追いこまれました。また、関西の比較的大きな病院でも感染者が出て地域医療が危機に立たされています。


その中で本調査において「5人以上の会合」というハイリスク行動の項目(「秋学期になって、立命館大学の友人を含めた5人以上の友人との食事会や飲み会、カラオケに行ったことがありますか」)、それに加えて「レジャー」(「秋学期になって、立命館大学の友人とレジャー(アウトドアや遊園地、映画など)に行ったことがありますか」)という項目があったことに注目し、学生の行動分析ができることに気づきました。


データそのものの限界や私自身の技術的限界があるのは確かですが、可能な限り、学生のハイリスク行動が起きる条件を検討できればと思い、この記事を執筆いたします。

統計処理ですが、基本的に実測値を用いて「5人以上の会合」「レジャー」の2項目について、他の項目とクロス集計を行いました。クロス集計においてはカイ二乗検定と、有意差が認められれば残差分析を行います。


カイ二乗検定は独立性の検定、つまり、独立的なグループ間の比率の差を検定するもので、例えば、AというグループとBというグループの回答割合が異なる(=独立している)かどうかを見るときに使います。残差分析はどこに違いが出てくるのかを見る、ということですがちょっと大雑把な表現に過ぎるかもしれません。


統計処理は、まず、田中敏先生が公開されているブラウザ版のWEB統計ソフト「js-STAR」を用います。このソフトで有意差を見ますがp値そのものが出力されないため、その後、SPSSで再度、統計処理し、分析結果の再確認を行いました。また、単純集計及び相関係数の算出などにMicrosoft Excelを用いることもあります。


場合によっては補正値を用いることがありますが、補正値で検定を行うにはかなり複雑な手続きがいるようなので今回は単純集計したものを提示とします。

「ハイリスク会合」・「レジャー」と学年の関係性について

ここはサクッと触れるだけで終えたいのですが、学年での実施割合(「複数回あり」+「1回あり」)は「5人以上の会合」については単純集計の範囲で4回生が少ない(10%程度)と確認できる以外、とくにありませんでした。


ただし、実測値をカイ二乗検定したところ、有意差はなしでした(つまり、4回生の有意差は認められず)。大方、4回生についてデータ数が少ないためにこのような結果になったと思うのですが、下記にあるように「5人以上の会合」の推測できる特徴を考えれば、4回生が本当に少ないのかもしれないとある程度、思われるかもしれません。


注意をしたいのですが1回生でも「5人以上の会合」を他の学年と同じくらいの割合で実施している点です。質問では「食事会や飲み会、カラオケ」です。1回生は未成年が多いのでお酒はないと思うのですが……そう信じたいです。

下宿生はレジャーに行きがち

今回の調査では複数の学部生さんにいろいろと相談に乗ってもらっていたのですが、学部生さんから「下宿と実家」、つまり、住まいの状況でだいぶん行動は変わるだろうという説が提示されました。クロス集計をしてみると「レジャー」において実施割合の差が出ました。


割合にして10%下宿の方がレジャーの実施割合が高いです。カイ二乗検定ではχ2=14.953, 自由度=2, p=.001で1%水準で有意でした。残差分析では下宿の実施ありで調整済みの残差が「3.3」、実家の実施なしが「3.8」で1%水準で有意でした。


どうやら下宿生は実家生よりも秋学期が始まっての2ヶ月間でレジャーに参加する割合が高く、実家生は割合的に低かったようです。


「実家と下宿を併用」はやりデータ数が少ないので有意差が出なかったのかと思うのですが、単純集計レベルでは「5人以上の会合」及び「レジャー」でそれぞれ4割、5割と高い割合を示していました。

青春を追い求めると活発に動く

どういう学生が「ハイリスク会合」(「5人以上の会合」)や「レジャー」に参加したのか、「大学生の意義」という項目で見てみました。すると共通の傾向性が出ました。


「5人以上の会合」について「学問的な研究ができる」(学問志向)と「友達や恋人と青春を謳歌できる」(青春志向)では20%の差が出ました。カイ二乗検定ではχ2=27.054, 自由度=3, p=.000で1%水準で有意でした。残差分析では学問志向の実施なしで調整済みの残差が「3.5」、青春志向の実施ありが「4.9」で1%水準で有意でした。


「レジャー」についても「学問的な研究ができる」(学問志向)と「友達や恋人と青春を謳歌できる」(青春志向)では20%の差が出ました。カイ二乗検定ではχ2=23.342, 自由度=3, p=.000で1%水準で有意でした。残差分析では学問志向の実施なしで調整済みの残差が「3.0」、青春志向の実施ありが「4.7」で1%水準で有意でした。


要するに、青春を求めて大学に来た人はコロナ禍において「5人以上の会合」も「レジャー」も実施しがちで、その一方、学問を求めて大学に来た人は実施しない傾向にあるということです。複数実施の割合を見ても「5人以上の会合」では他のグループが10-15%程度で推移するところ、青春志向では24%と高い値を出しています。また、「レジャー」でも他と10%ほど高い割合です。

対面授業に出席する学生はハイリスク行動の割合が高まる

次に(これがある意味で本丸ですが)、秋学期の授業形態とクロス集計をしました。


「5人以上の会合」について、「対面実施授業がありキャンパスに行っている」と「対面実施授業があるがWEBで参加している」では20%以上の差が出ました。また、「対面実施授業は受講していない」と比較しても「対面実施授業がありキャンパスに行っている」は6%の差を出しました。


カイ二乗検定ではχ2=6.682, 自由度=2, p=.035で5%水準で有意でした。残差分析では「対面実施授業がありキャンパスに行っている」の実施ありで調整済みの残差が「2.4」、「対面実施授業があるがWEBで参加している」の実施なしが「2.2」で5%水準で有意でした。


また、「レジャー」については「対面実施授業があるがWEBで参加している」では他の2つと比べて10%以上、割合が少なくなっています。


カイ二乗検定ではχ2=5.803, 自由度=2, p=.055で10%水準で有意でした。有意水準について教育・心理系では一般的に5%を用いるのですが、10%を用いることも稀にあり、また、js-STARでも、10%水準で有意差を吐きだすこともあり、今回はデータサイズも考慮しておおらかに有意差を捉えました。


残差分析では「対面実施授業があるがWEBで参加している」の実施なしが「2.4」で1%水準で有意でした。

これ、実は読み取りがとても難しいのです。

まず、立命館大学の2020年度秋学期開講システムですが、対面とWEBの併用で各学部の方針に従い、その割合は違ってきます。ただ、全体的に割合は他大学と比べて低く、文科省からの各種プレッシャーの中で学期途中に対面を増やせないかと学内で議論になったこともありました。

基本的に学生は対面かWEBどちらかを選択できるようになっています。対面授業をするけど、録画や同時中継で自宅でも受講できるということです。

この状況で「対面実施授業があるがWEBで参加している」については感染リスクに、かなり意識している層だと理解できます。例えば、ご本人に基礎疾患がある、ご家族に高齢な方や基礎疾患をお持ちの方がいる、あるいは感染拡大防止のためにあえて自粛をしている……。

一方で「対面実施授業は受講していない」は学部の開講方針やカリキュラム等で自身の受講できる授業に対面実施分がないという層、本当は対面受講したいができない不本意層も含まれる可能性が想定できます。

その差はデータ内での振る舞いで見て取れます。つまり、「対面実施授業があるがWEBで参加している」層は「5人以上の会合」も「レジャー」も実施割合が低いけど、「対面実施授業は受講していない」は(特にレジャーで顕著ですが)そうでもないのです。

これらとは違う観点でより顕著な動きをしているのは「対面実施授業がありキャンパスに行っている」です。

「対面実施授業がありキャンパスに行っている」学生は高い割合で「5人以上の会合」を実施していてます。このことは対面授業を好む層ほど、リスクを低く見積もっている可能性を示唆します。

しかし、それなら「レジャー」でも他と異なる高い割合を示すでしょう。実際はそうではないのです。このことが意味するところは何でしょうか。

「5人以上の会合」と「レジャー」の違い

「レジャー」は下宿生で実施される割合が高く、対面授業の実施とはあまり関係なさそうです。一方で、「5人以上の会合」は下宿生も実家生も関係なく、対面授業に来ている学生の割合が高い。

このことは1つの仮説を示します。つまり、「5人以上の会合」は授業終わりの平日に生じやすく、「レジャー」は休日に生じやすい。

授業のために近畿圏から集まった学生たちが5人以上の会合を行えば、下宿生も実家生も関係なく、その場にいる=対面授業に参加していることが実施頻度上昇の条件になります。

4回生の「5人以上の会合」が10%近く他の学年より低かったのも「単位を取り終えてキャンパスに来ていないため、このような会合に当たることが少ないから」というふうに考えられ、やはり、データサイズが他学年と同程度、揃えば有意差が出てきた可能性もあるかなと考えられるのです。

一方でレジャーなら幸運なことに立命館大学のキャンパスは京都と滋賀にあり、近隣には「古都京都」、そして「琵琶湖」という観光地・レジャーの場があります。また、都市近郊キャンパスがある大阪ならUSJがあります。保護者(あえてこう表現しますが)がいない下宿生なら、コロナ禍における休日の外出も家人に気兼ねせずに存分にできる環境なのです。

ゼミ起因のハイリスク会合も一定割合存在する

実は「5人以上の会合」について、この質問の後にもう1つ質問を重ねて聞いていたのです。

「それはどのような会合ですか?(複数回答可。前の質問で「複数回ある」「1回ある」と答えられた方へ)」

必須回答でなかったため、回答数自体は少ないのですが次のような結果になりました。

「5人以上の会合」について実施ありは335であるのに、この質問への回答者数は339と4つ多いです。おかしいと思いデータをチェックすると「実施なし」と答えた学生がこの質問に8人回答しています。

1回生3名、2回生2名、4回生が3名で、下宿5名、実家3名、「対面実施授業がありキャンパスに行っている」が6名、「対面実施授業は受講していない」が2名でした。

正直なところ、これまでの分析に大きく影響する人数ではないですし、会合を実施していないのにその内訳を回答することもないでしょうから、会合を実施したけど、先の質問については押し間違いを行ったと考えて、このまま分析を続けることにしました。

当初の予想では「サークルなどの課外活動」が大半を占めるだろうと思っていたのですが、実際は「そのほかのつながり」というよく分からない項目がトップになりました。

学年別に見てみましょう。()内は質問回答者数の中での回答割合です。

1回生でもサークルの回答が42件であったのに対して、この「そのほか」が84件と非常に高い数値になっています。オンライン授業で知り合った友達とか、SNSで繋がった友達ということでしょうか。あるいはゼミ以外の対面の授業で知り合った友達となるでしょうか。

また、ゼミなどの小集団関連も学年によって割合は変わりますが最低でも1割程度であることが分かります。えらく大雑把なことを言いますと、10人が「5人以上の会合」をしたら最低でも1人はゼミ由来の会合をしているというわけです。

ゼミですが一般的に1回生は初年次ゼミとして大学で初めてのクラスを体験します。その盛り上がりで小集団の会合があるのかもしれません。2回生はゼミ活動は学部によってまちまちで落ち着きを見せる頃。3回生は卒論ゼミの1年目です。4回生は就職と卒論でそれどころではないのでしょう。

ゼミについてデータの推移は観察可能な日常の学生の振る舞いと一致しています。ゼミなどのコンパは大体、年末や年度末に起こりやすいので、それを考えると1回生や卒論ゼミ1年目の3回生では、いわゆる「新歓」があった可能性を示唆します。

キャンパスの立地と「ハイリスク会合」条件

このデータを出すべきか迷ったのですが、類似した条件の大学が存在することと、「5人以上の会合」と「レジャー」の特性を明瞭に示すことを考慮して提示いたします。


キャンパス別で見たとき、OICキャンパス、つまり、大阪=大都市の近郊キャンパスで「5人以上の会合」の高い実施割合が示されています。大体10%前後、他のキャンパスより実施割合が高いです。


カイ二乗検定ではχ2=5.878, 自由度=2, p=.053で10%水準で有意でした。残差分析ではOICキャンパスの実施ありで調整済みの残差が「2.4」で5%水準で有意でした。


これもまた、「レジャー」と比較すると分かるのですが、OICは「5人以上の会合」に特化して割合が高くなっています(「レジャー」は有意差なしで他キャンパスと同水準)。

様々な要因が考えられるのですが直感的に得られる理由は立地です。


BKCキャンパスは滋賀県の風光明媚な、いわゆる「田舎」のキャンパスです。

KICキャンパスは京都市内の金閣寺周辺で、周囲は住宅地が密集するエリアです。


ともに鉄道へのアクセスにはバスが必要で、徒歩だと20−30分かかります。


めぼしい繁華街も距離があります。BKCは最寄り駅の南草津がありますがバスで時間がかかります。また、KICは白梅町や円町がありますが本格的に遊ぼうとしたら京都駅か三条・四条に出る必要があります。


学生街のようなところも、それほど顕著ではありません。

OICは少し違います。


キャンパスはJRや阪急電車の駅から5-10分と駅近、駅前には飲食店がそれなりにあり、電車で出れば30分とかからず、梅田、いわゆる「キタ」エリアに出ることができます。


要は、授業終わりの「飲み会・食事会・カラオケ」が容易にできる立地なのです。

もし「5人以上の会合」がOICの学生特性に起因するなら、つまり遊び好きが集まったキャンパスなら、「レジャー」でも他のキャンパスに対して一定の差を示すでしょう。しかし、それは今回見られませんでした。

(参考)女子学生の多い学部はハイリスク会合が多くなる可能性

不思議なデータがあります。


各学部における「5人以上の会合」実施率と女子学生の比率(学生の何割が女子学生か)を相関分析しました。


結果、相関係数が0.58で、これは中程度の相関です。女子学生が活発に動いているのかと思い「レジャー」でも同様の分析をしましたが、相関係数が-0.142でした。どうも相関はなさそうです。


女子学生が多い学部ほど、「5人以上の会合」は多くなる可能性が考えられます。


ただ、学部によって収集率の差があるのでこれはあくまでも参考結果程度の意味合い、と留めておきたいと思います。

ところで、どうして女子学生比率に着目したのでしょうか。実は、この分析は当初する予定はなかったのです。


きっかけは、ここまで示した分析結果を学部生に見せて感想を言ってもらったとき、BKCのある学部の男子学生が話してくれたことです。


彼曰く「うちの学部で飲み会って男仲間3−4人で下宿で鍋パーティするくらいで5人以上とかあんまりないなあ」と。どうしてかというと「うちの学部、女子いないから」


よく考えると「5人以上」とは結構な人数なのです。例えば、男10人連れ立って飲みに行くことなど、体育会系のクラブ以外ならそうそうないでしょう。


考えられるのは男子4人、女子4人のような、異性交流を目的とせずともに「異性がいることで気分の高揚が双方に生じやすい会合」の場合です。これなら人数が膨ら見やすいのです。

大学生のハイリスク行動分析のまとめ

さて、以上のアンケート結果ですが良くも悪くもコロナ禍における大学生の実情、つまり、ハイリスクな「5人以上の会合」の輪郭とその条件が明瞭になってきたかと思います。


大学生たちはどうも対面授業でキャンパスに来たときや、青春を大学に追い求めてやってきた層で「5人以上の会合」を開く傾向にあるようです。


それは手近に会合(食事会、飲み会、カラオケ)が開ける環境であればあるほどに生じやすく、学年での差は1-3回生という受講授業数の多い学年では特にないようです。


多くはサークルともゼミともつかない「大学内のつながり」ですが、ゼミ起因のものも一定数存在します。


彼ら彼女らは「異性がいることで気分の高揚が双方に生じやすい会合」を催している可能性が(あくまでも一つの可能性ですが)あります。

ここまで読まれた方は、これが日本で初めて「対面授業が新型コロナ感染拡大に影響する可能性を示唆した」研究結果であることに気づかれるかもしれません。


もちろん、感染拡大と直接的に関係するデータは提示できていません。しかし、感染拡大のリスクが高い行動を誘発する条件の1つに「対面授業」が存在することが示唆されたデータとして、この研究結果は一定の価値を持つものでしょう。

そして、この結果は対面授業を行う大都市近郊の大学が地域の感染拡大におけるある種のファクターとして働いている可能性を示唆します。

今回のアンケート回答者のデータをもとに学生の下宿ー実家の割合(今回は実家割合)を出した表です。


OICキャンパスでは実家の学生が大変多いです。このことは大都市近郊の私立大学に共通して見られる傾向だと考えられます。


つまり、通いやすく、近郊に大都市とそのベッドタウンがあり、全国から集まるような有名国立大学、全国有数の私立大学ではない、地域の有力大学以下の大半の大学では実家生が多くなる傾向になるでしょう。


そう考えたとき、このような大学において対面授業が行われ、その後、近隣の繁華街で学生たちがハイリスクな行動を起こし、その後、自宅に帰り、自分の父母・祖父母と過ごす。


このことは大学生間の無症状感染を通じた家庭内感染の可能性を高めるものであり、感染症拡大においては大変なリスクファクターとなり得ます。

繰り返しますが、この研究結果は直接的に大学が地域の感染拠点となっているということを示した内容ではありません。


しかし、この研究が対面授業が感染拡大におけるハイリスク行動の1つの条件であることを示唆したものであり、対面授業が家庭内感染拡大への道筋になりえることを十分に考慮すべきだと注意を促すものです。


また、この研究結果を念頭に置くなら年末年始の帰省に向かって「下宿生」の動向には注意を向けさせるものでもあります。


なぜなら、下宿生と自宅生の間でハイリスク行動の発生割合は変わらなかったということ、つまり、下宿生であってもハイリスク会合における無症状キャリアの可能性は十分にあるということです。この下宿生が地方に帰省した場合、どのようなことが考えられるのか、十分に検討する必要がありそうです。

この研究結果は即時対面授業の停止を提案するものではありません。しかし、「大学の対面授業」が持つ、感染拡大におけるファクターとしての役割を浮き彫りにさせ、検討すべき感染経路として注目を集める研究ではあるでしょう。

©︎Ryota GAMO 2020-
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