質問状 (2025年2月17日)
*日本共産東京都委員会ウェブサイトメールフォーム及び日本共産党練馬地区委員会SNS DMに17日送付済み日本共産党東京都委員会 御中/ 日本共産党練馬地区委員会 御中
拝啓
私、立命館大学に所属し、学生運動・社会運動の調査をしております蒲生諒太と申します。
私は、2025年2月17日に、埼玉県戸田市議会議員選挙において発生した、貴党党員と政治団体「日本保守党」所属の議員候補との間のトラブルに関して、関係者から提供を受けた映像をもとに、事実関係の検証を目的としたレポートを公開いたしました。
https://sites.google.com/view/education-in-tommorow/random-note/toda-incident
当該レポートに対し、同日18時52分に「練馬区在住」で「日本共産党党員」を名乗る「鍋倉雅之」氏より、下記の内容の投稿がSNS上に行われました。
いや〜、この文書凄いで笑
死ぬほど醜悪なヘイトスピーチしてる河合ゆうすけ陣営をを全力で擁護してる。ビビった。もうちょい気持ち隠せよ笑
笑い止まらん
https://x.com/nabekuramasa/status/1891425519511490687
当該投稿については、私のレポートは映像資料をもとに事実関係を客観的に検証することを目的としており、ヘイトスピーチの擁護や当該議員を不当に擁護することを意図したものでは決してございません。したがいまして、上記投稿は私の研究者としての中立性及び社会的評価を著しく毀損するものであり、厳に看過できるものではないと考えております。法的措置も視野に入れて検討する必要があると考えており、その中で「鍋倉」氏が所属する貴党について事実確認が必要であると思い、質問いたします。
上記投稿につきまして、以下の点について質問させていただきたく存じます。
(a)貴党における党員であり、当該投稿を行なったかどうか、ご確認をお願い申し上げます。
(b)党員であり当該投稿を行なっていた場合、今回の投稿が貴党の「行動の統一」に基づいての行動か、つまり、党の方針または上層部の指示に基づくものであるか否か、併せてご回答いただけますようお願い申し上げます。
(c)今回の投稿が貴党の方針または指示に基づかないものである場合、貴党の党員を名乗る者がSNS上で誹謗中傷と取られかねない投稿を行なうことについて、貴党として如何なるご見解をお持ちか、併せてご回答いただけますようお願い申し上げます。
今回の「鍋倉」氏の投稿により、さらなる誹謗中傷が誘発される可能性があることを鑑み、質問状到着後一両日中にご回答いただけますようお願い申し上げます。
敬具
回答はメールアドレスへ文書でお願いします。質問状及び回答は公益性の観点から一般公開いたします
質問状 (2025年2月17日)
*日本共産党弥富市議団ウェブサイトメールフォーム及び日本共産党愛知県委員会ウェブサイトメールフォームに17日送付済み弥富市議会 那須英二市議/ 日本共産党弥富市議団 御中/ 日本共産党愛知県委員会 御中
拝啓
私、立命館大学に所属し、学生運動・社会運動の調査をしております蒲生諒太と申します。
私は、2025年2月17日に、埼玉県戸田市議会議員選挙において発生した、貴党員と政治団体「日本保守党」所属の議員候補との間のトラブルに関して、関係者から提供を受けた映像をもとに、事実関係の検証を目的としたレポートを公開いたしました。
https://sites.google.com/view/education-in-tommorow/random-note/toda-incident
当該レポートに対し、同日19時40分那須英二議員より以下の投稿がなされました。
見させていただいた結果、投稿主が公平中立ではなく、みろくさんを敵視した視点から書いていると推察できます。
また、大元の原因は河合氏側にあるという事が判断できました。
なぜ、河合氏に要因があると堂々と主張せず、みろくさんを中傷するような言動を行うのか。
投稿主は、蒲生諒太さんらしい。
https://x.com/nasue_j1201/status/1891437488025092434
当該投稿については、私のレポートは映像資料をもとに事実関係を客観的に検証することを目的としており、ヘイトスピーチの擁護や当該議員を不当に擁護することを意図したものでは決してございません。したがいまして、上記投稿は私の研究者としての中立性及び社会的評価を著しく毀損するものであり、厳に看過できるものではないと考えております。法的措置も視野に入れて検討する必要があると考えております。
上記投稿につきまして、以下の点について質問させていただきたく存じます。
【1. 那須議員に対して】
(a)那須議員は、「投稿主が公平中立ではなく、みろくさんを敵視した視点から書いている」「河合氏に要因があると堂々と主張せず、みろくさんを中傷するような言動を行う」との見解に至った具体的な根拠について、どのように判断されたのか、具体的な証拠や資料等を添えてご説明いただけますでしょうか。
(b)該当投稿では根拠を示さずに私が公平中立性がなく、当該人物を誹謗中傷したと書かれていますが、これにより研究者としての私自身の中立性と社会的信用が不当に損なわれ、研究者としての今後の活動に対して悪影響を及ぼす恐れがあると認識しております。
(c)市議会議員という公職者として、そして、日本共産党所属議員として、私に対する上記誹謗中傷を行なった意図を明確にご説明いただきたく存じます。
【2. 日本共産党弥富市議団/日本共産党愛知県委員会に対して】
(a)那須議員の投稿は、「行動の統一」原則に基づき党組織の公式見解ないしは機関の指示のもとに行われたものでしょうか。
(b)もしそのような方針や指示に基づかない私的な判断により行われた場合、党所属議員として、事実を十分に摘示せず、相手方の社会的地位を貶めるSNS上で誹謗中傷と取られかねない投稿は党および市議団として容認されているのでしょうか。
(c)私への誹謗中傷投稿に関連し、今後、党及び市議団としてどのような対応を講じる方針であるのか、具体的にご説明いただけますようお願い申し上げます。
今回の那須議員の投稿により、さらなる誹謗中傷が誘発される可能性があることを鑑み、メール到着後一両日中にご回答いただけますようお願い申し上げます。
敬具
回答はメールアドレスへ文書でお願いします。質問状及び回答は公益性の観点から一般公開いたします
本質問状は、以下の意図を持って発出しております。
まず第一に、私が作成・公開したレポートの拡散に伴い、一部で誹謗中傷が行われている現状に対して、論理整合性のある批判と、明らかに許容しがたい中傷との線引きを明確にするとともに、後者に対しては躊躇なく法的措置を講じるという基本的な態度を示すことを目的としております。これは、表現の自由が認められる部分と、法的に保護すべき名誉や信用が侵害される部分を明確に区別するためのものであります。
次に、日本共産党は「行動の統一」を原則として掲げているため(日本共産党規約第1章第三条(二)「決定されたことは、みんなでその実行にあたる。行動の統一は、国民にたいする公党としての責任である」)、党員や党所属の議員が私的な判断に基づく発言であっても、外部には党の公式見解または上層部の指示によるものと誤認されかねない状況にあります。従って、今回の誹謗中傷と取られかねない投稿について、もし党組織の公式な方針や指示に基づくものであれば、組織全体としての統一的責任が問われることとなります。一方で、私的な判断に基づくものである場合には、そのような発言が党所属を名乗る者として、党の「行動の統一」の原則の下で認められるものなのか、あるいは党として容認するのかについて、明確な立場を問うものであります。
さらに、上記のような投稿が組織的に行われる場合、単なる個人の意見表明に留まらず、組織犯罪的な側面が浮上する可能性も否めません。そのため、今後の対応においては、法的措置を含む厳正な対応を検討せざるを得ない状況にあることを、あらかじめ明示するものです。
以上の理由から、本質問状は、誹謗中傷に対する断固たる対応姿勢の表明とともに、日本共産党の「行動の統一」原則に基づくSNS投稿について明確な説明を求めるものであり、関係各位には速やかなご回答と、必要な対応を講じていただくことを強く要求するものです。
追加質問状(2025年2月18日)
*日本共産党弥富市議団ウェブサイトメールフォーム及び日本共産党愛知県委員会ウェブサイトメールフォームに18日送付済み弥富市議会 那須英二市議/ 日本共産党弥富市議団 御中/ 日本共産党愛知県委員会 御中
2025年2月17日付で送付した質問状をWebサイト上に公開したところ、SNSユーザーが那須議員に対して質問状が送付されていることを指摘し、それに対し、那須議員は以下の投稿を行いました。
【那須議員による投稿】
直接、根拠を示してるのに、わざわざそっちを通す事やり方自体が卑怯ですね。
2025年2月17日 23時49分
(https://x.com/nasue_j1201/status/1891500223282745559)
那須議員が「根拠」として提示しているのは、私のレポートのスクリーンショットですが、その文章のどの部分が那須議員の主張の根拠となるのかは明示されていません。また、私が指摘した最初の投稿(https://x.com/nasue_j1201/status/1891437488025092434)についてのスクリーンショットも添付されておりません。
そもそも、公人および政党という公的な立場にある機関に対して出された質問に関して、一般的には組織としての正式な文書による回答が期待されるものであり、SNS上でこのような形で返答されるとは思っておらず、大変驚いております。
さらに、那須議員は以下の追加投稿も行いました。
【那須議員による追加投稿】
十分示していますよ。
みろくさんに対して、常軌を逸していると言いながら中立というのか。
中傷は、蒲生氏に言った訳ではないですがね。勝手に勘違いしているようで。
2025年2月18日 0時03分
(https://x.com/nasue_j1201/status/1891503635294523495)
那須議員は「中傷は、蒲生氏に言った訳ではない」と述べられていますが、私が示した投稿の中には「なぜ、河合氏に要因があると堂々と主張せず、みろくさんを中傷するような言動を行うのか/投稿主は、蒲生諒太さんらしい」との記述があり、一般的に読めば私への言及と理解されるものです。
また、「みろくさんに対して、常軌を逸していると言いながら中立というのか」という指摘についても、検証過程における中立性とは、事実を客観的に検証するための手続きであり、その結果として対象の行動について「常軌を逸している」と判断されること自体は、中立性とは無関係です。この点に関しても、那須議員の説明は論理的に破綻しており、正当な説明とは言えません。
地方公共団体の公職者であり、また国政政党の一員としての立場を有する那須議員が、全世界に公開されるSNSという媒体上で、根拠なくかつ論旨不明瞭な形で一個人を誹謗することは、極めて重大な問題であり、到底看過できるものではありません。
【追加質問】
那須議員の上記投稿に対して、党および市議団としてどのような対応を講じる方針であるのか、具体的にご説明いただけますようお願い申し上げます。
コメント
地方公共団体の公職者であり、国政政党の一員として、社会的に期待される行動から大きく逸脱した言動をSNS上で繰り返すことに対し、深い憂慮と強い不安、そして恐怖を感じています。那須議員に対しては、断固たる態度で恐怖と嫌悪の念を表明せざるを得ません。
追加質問状2 (2025年2月19日)
*日本共産党弥富市議団ウェブサイトメールフォーム及び日本共産党愛知県委員会ウェブサイトメールフォームに18日送付済み弥富市議会 那須英二市議/ 日本共産党弥富市議団 御中/ 日本共産党愛知県委員会 御中
最初に送った質問状の回答期限が本日であり、追加してご質問するのは心苦しいですが
すでに用意されていると思われる回答の前提条件になるものであり、回答自体はそれほど難しくないものと思い、恐縮ですが以下、ご回答お願いいたします。
日本共産党におかれましては党規約に「行動の統一」が掲げられており、「党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない」とされています。
また、「行動の統一は、国民にたいする公党としての責任」とされている以上、党の決定が行われていない範囲の意見についても党の理念や方針に従って発信されることが期待されます。
参照 https://sites.google.com/view/education-in-tommorow/random-note/The-trap-JCP-falls-into
他方で、「大会での福岡県委員長の発言を知らないようなので仕方ないと思いますが。/そうです。私は日本共産党内のハラスメントはやめてくれと主張したら、内心の自由を侵されました。/結語はパワハラではないと思う事さえ神奈川県委員長に否定されました。音声もあります。」というSNSユーザーの投稿に対して、2025年2月19日9時50分に那須議員は「福岡県については、健全ではない臭いはしています…」と投稿されています(https://x.com/nasue_j1201/status/1892013755011137698)。
この投稿は福岡県の日本共産党組織が「健全ではない」ということを示唆しています。先に述べた通り、日本共産党員は当規約上、「行動の統一」が求められています。
福岡県の日本共産党組織が「健全ではない」ということは日本共産党の見解になるかと思います。
ご質問です。
【追加質問 2】
(a)那須議員の当該見解は党を代表するものでしょうか。
(b)また、那須議員のSNS上におけるその他の発信含め全ての見解は党規約の「行動の統一」に基づき、党の決定に反しないもの、党の理念・方針に反しないものであると思われますが、その認識でよろしいでしょうか。
日本共産党という公党の存立基盤である「民主集中制」に関わる重要な質問であり、これまでの私の質問の根底をなす問題になります。
政党が持つ公益性、市民に対する説明責任、そして日本共産党が掲げる「行動の統一」に従い、きちんと回答されると思います。
冒頭の質問において私は那須議員の投稿により、さらなる誹謗中傷が誘発される可能性を心配しておりました。
期日を守らない、あるいは解答をしないということは誹謗中傷行為を党組織が黙認することになること、改めてご理解ください。
公開日:2025年2月17日
*2025年2月18日に「追加質問」を追記
*2025年2月19日に「追加質問2」を追記
原稿作成にChatGPTを用いました