人物紹介
えぬえむ:黒髪、黒目、黒ストシューが特徴の胡散臭い少女。TCG:EXTRA準優勝、TCGW9優勝などTCGのエキスパートと言っても過言でない。他の戦績についてはたいしたことないのでまぁ、その
トリア:たまたま星見の塔へ迷い込んだ少女。TCGってなに? レベル。
0.はじめに
トリア「うーん」
えぬえむ「どうしたの?」
トリア「TCGがよくわかんなくて」
えぬえむ「そもそもTCGとは星見の塔トーナメントのことで」
トリア「いや来歴じゃなくて実際の戦闘とかのルールのほう」
えぬえむ「基本説明ページがあるじゃない。どこがわかんなかったの?」
トリア「全部!!」
えぬえむ「そうね……まぁ、そうね……」
1,そもそも星見の塔トーナメントって何なのさ
えぬえむ「まぁ要するに武技大会なんだけど……敵と対面して……って、喧嘩したことないです、みたいな顔してるわね」
トリア「ものすごい失礼なこといわれた気がする」
えぬえむ「そこいらの小鬼だの野犬だのなら棍棒かなんかでガンガン殴れば済むけど、スライムみたいな軟体生物なら棍棒で殴るだけじゃダメ、焼いたほうがいいってことはわかるよね?」
トリア「うん」
えぬえむ「それにもちろん相手もやられっぱなしじゃないから相手からの反撃を捌く技術も必要」
トリア「そうね」
えぬえむ「そういうことをいちいち立ち止まって考えてたらボコボコ殴られて死ぬわ。敵は待ってくれません」
トリア「でもそういうのを瞬時に判断するなんて難しくない?」
えぬえむ「そこでプランと言うものがあるのよ。ま、要するにこの時はこうする、みたいな指針ね。それによってノータイムで判断して行動できる、というわけ」
トリア「へー、それなら無敵じゃない?」
えぬえむ「でもこれ相当脳のリソース使うから反射的行動になって融通利かないし、この戦い方編み出した人はプランの優先度を間違えたせいでハラワタぶちまけて死んだそうよ」
トリア「……」
えぬえむ「ま、要するに己の力と知恵とあとなんかをぶつけあう競技ってコト」
トリア「なんかって何よ?」
えぬえむ「勇気とか設定とか[検閲]とか。強い強いと言い張っても勝てなければパーだもんね」
トリア「うわぁ」