「まずはおめでとう。これで貴方は願いを叶える権利を得たわけね」
星見の塔屋上。一人の少女が剣の柄の上で手を組み、そこに顎を乗せて待っていた。
剣は不自然なまでに黒く、何かが蠢いている様に感じられた。
「この剣は紀元剣。紀元槍は知ってる? アレをサーバとすればこれはクライアント。その一部の力を引き出すに過ぎない。でも無限の一部って何?」
少女は組んだ手を解き、剣を宙に放り投げ、刃先を掴む。
「つまりは無限よ」
柄を差し出し、続ける。
「ひとつ。紀元剣は紀元槍と同様、破壊されることはない」
「ふたつ。紀元剣を使えばこの星見の塔で得た力は全て喪われる」
「みっつ。紀元剣はひとつだけ可能とする。何かを、ではない。全てを、ね。ただし先二つとブレイスヴァに反しない範囲だけど」
冗談めかして嗤う。そして目つきが真剣になり、言葉を続ける。
「よっつ。……ただし、それは貴方が紀元剣に喰われなければの話」
柄を差し出す。
「さぁ、掴みなさい。この柄を。掴みなさい。貴方の望みを。掴みなさい。貴方の勝利を!」
貴方は差し出された柄を握る。概念形而上学的に。
Last Battle
第四ラウンドの勝者は、第四ラウンドの構成から3点成長して以下のキャラと対決してください。乱数は第四ラウンドのものをそのまま使用します。再指定は自由です。また、ランク1からランク4までの全てのスキルが使用可能です。
3/8(日)23:59までに成長させたキャラをn.m43291@gmail.com まで送ってください。勝てばエンディングです。望みの結末を描きましょう。負ければバッドエンドです。
なお、キャラと同時にエンディングを送っても構いません。勝っていれば試合結果と同時にエンディングです。
名前:紀元剣
オーナー:N.M
体力:9
神経反射:16
知性:5
スキルパターン
不朽不滅:剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣
不撓不屈:剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣
不昧不落:剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣
不即不離:剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣
不老不死:剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣剣
スキル
情報過多 〔アカシックレコード〕 《剣剣剣剣剣》 特殊
このスキルは使用できない。
このスキルを構えている限り、相手はプランによってあなたおよびあなたのパネル・スキルの状態・使用スキルおよび使用されたスキルの属性・性質を参照できない。
このスキルを構えている限り、迷彩の効果は無効化される
知っている。あれも、これも、それも。問題はどれだかわからないことだ。
位相変移 〔デシンク〕 《剣》 受動・妨害
トリガー:相手がレベル2のスキルを使用した時
トリガーしたスキルを打ち消す。
このスキルのコストとして支払われたパネルをロールする。
見切っている。
言理否定〔ディスパーミッション〕《剣剣剣》 受動・妨害・変化
トリガー:相手が魔法を使用した時
トリガーしたスキルを打ち消す。
トリガーしたスキルにBindを与える。
通用しない。
水平一閃 〔ホライゾン〕 《剣剣》 受動・反撃・妨害
トリガー:相手がスキルを使用した時
トリガーしたスキルのコストに支払われたパネルひとつを選択し、相手が使用中のスキルパターンに含まれる、それと同じ属性のパネルを全て使用済みにする。
相手に2点のダメージの反撃を行なう。
二度目はない。
因果応報 〔リターンオブカルマ〕 《剣剣剣》 受動・妨害
トリガー:相手が火属性でも維持でもないスキルを使用した時
トリガーしたスキルが解決されるまで、そのスキルの効果文章に含まれる「相手」を「あなた」に、「あなた」を「相手」に書き換える。
トリガーしたスキルが解決されるまで、そのスキルの効果文章に含まれる「トリガーしたスキル」を「このスキル」に、「このスキル」を「トリガーしたスキル」に書き換える。
因果は廻る。
天叢雲剣 《剣剣》 受動・妨害・反撃
トリガー:相手が火属性のスキルを使用した時
スタック上に存在する火属性のスキルを全て打ち消す。
相手にX点のダメージの反撃を行なう。
Xは打ち消したスキル総数×3である。
非理法権天。
剣姫無双 〔マーガレットエンジン〕 《剣》 攻撃・変化
相手のパネル一つにFreezeとBindを与える。
相手に2点のダメージの攻撃を行なう。
所持する全ての攻撃・反撃スキルにHeatを与える。
存在し得ない最強。
剣界降臨 〔ソードワールド〕特殊
このスキルが存在する限り、パネルの属性が変わる時もとの効果によらず剣となる。
このスキルは使用できず、スキルの対象にならない。
剣は無限に降り注ぐ。
乱数否定 〔ディバイデッドダイス〕特殊
このスキルが存在する限り、これを持つキャラが乱数表を使用するときは乱数表の値の代わりに3.5を使用する。
このスキルは使用できず、スキルの対象にならない。
賽は砕かれた。
平穏無事 〔ステイシスフィールド〕特殊
このスキルが存在する限り、状態異常回復判定時、通常判定しない異常も含めて6/6の確率で異常が回復する。
このスキルは使用できず、スキルの対象にならない。
狂うことすら許されぬ
プラン:
言理01:不滅の剣の維持パネルを狙う
言理02:維持パネルを狙う
言理03:打ち消せないスキルには打消しを行なうスキルを使わない
言理04:練り直しを除くLv1スキルには言理否定を行なわない
言理05:相手が使用したスキルと同じ未使用パネルが2枚以下ならば水平一閃を使わない
言理06:飛び火と照射を除く、レベル1かつトリガーしたスキルの打消しを伴わないスキルに対してのみ水平一閃を使用する
言理07:一つのスキルに同時に2つ以上のスキルをトリガーしない
言理08:スタック上に3つ以上の火属性スキルがあるか火属性スキルが1つのスキルに2つ以上同時にトリガーした場合天叢雲剣の優先度最大
言理09:火属性スキルが1つのスキルに2つ以上同時にトリガーした場合、火属性スキル内では最後に使用されたもの以外には受動しない
言理10:維持スキルを構えているパネルを狙う
言理99:最も剣の多いパターンを選ぶ
言理00:自身が最初から持っているスキルを選択する
設定:
かつて、極小単位まで力を弱められ、神殺しの武具とともに封じられた紀元槍。
それに外部からアクセスを行い、限定的ながらその力の一端を揮える最悪レベルの魔剣。
力なくば紀元槍から流れ出す情報質量により願いを叶える前に粉微塵になる。
乱数表:0-0■,0