投稿日: Apr 26, 2010 12:14:45 PM
※まずはじめに、こちらではM3-2iと表記していますが、これはM3-2Iと同じ物です。当方の環境のフォントではIと1の違いがわかりにくいためで(^_^;)
MTE M3-2iの照射パターンをmonozofさんにならってグラフ化してみました
山の裾野がなだらかで、周辺部に向かってきれいに消失して行きます。
M3-2iは実物の照射パターンを見ても周辺に向かってなだらかに減光していくので、周辺がどれだけ見えるかはその人の注意力や視力次第になります。
ただし、人間の感覚と非常に近似値でして、人間の感覚も中心部に注意すると周辺部に行くに連れて自然に視界から消えて行くのと同じ感じで、違和感なくとても使いやすい照射パターンです。
また、下の従来型M3-2と比べると山が太くなっているのがわかります、これはM3-2のスポット部分に相当する範囲が広くなっていることを表しています。
従来のM3-2
明るさは適当ですのでグラフの形だけにご注意ください
M3-2の周辺光に当たる部分が右と左で違うのは左から斜めに光を当てているためです(^_^;)
一般的にリフレクタを使ったライトは中心のスポット部分と周辺光で明るさに段ができます。
周辺光が明るければパッと見では明るく感じるのですが、現実の使用では意外に気を使います、
周辺光が明るければ明るいほど周辺光の外側が見えなくなっていくんですよね。
しかもちょっとライトをずらすといきなり明るくなったり暗くなったりするので目の慣れにも気を使います。
これは自動車のライトでも大昔から言われていることで、ロービームのカットが鋭いレンズにハイワッテージバルブを入れると、光の当たっているところは明る くても、その外側は逆にノーマルレンズ+ノーマルバルブの方が見えている、結果ノーマルの方がより広い視野を得ることができる。と・・・
まあ、スピードを出せば出すほど視野は狭まりますし、もしその視野外からなにか飛び出してもスピードが出ていれば避けることは無理なので、カットの鋭いレンズ+ハイワッテージバルブはそのような環境で使われるべきものに出来上がっているのは当然ですね。
逆に街中で走ることが多ければ、明るすぎるライトは辞め、その代わり昼間よりスピードを落として走行するという基本的な手段の方が王道となります。