XP-GとXP-E、CREE
投稿日: Mar 17, 2010 2:32:8 AM
CREE社のLED、XP-GとXP-E
下の写真はだいたい同じ縮尺になってるはずです(^_^;)
見ての通り発光体の面積が違います、
中のセルもXP-Eは3セルでXP-Gは4セルです。
XP-E
XP-G
発光体のセルの部分だけ切り出して比較するとこうなります。
メーカーのスペックシートではXP-EのR2が114ルーメン、XP-GのR5が135ルーメン
面積が1.8倍なのに明るさは1.18倍、これが以前書いた単位面積当たりの電流を減らして効率を上げているという仮定です。
まあ使う立場ではあまり関係の無いことですね(^_^;)
使う立場で言えばその発光体の面積が照射パターンに与える影響のほうが気になります。
XP-Gは発光体をカバーしているレンズの大きさが発光体に対しギリギリの大きさにになっているので集光効率にも影響してそう。
面積が広くそれだけで拡散傾向がある上に、それにレンズの小ささが拍車をかけてより拡散タイプのLEDになっているように思えます、
メーカーのスペックシートでも照射角はXP-Eが115度でXP-Gが125度となっているので10度違えば
光の放射断面で1.08倍広くなります、光はそれを360度回した立体ですから、回転体の体積比は・・・
この辺は習っていなかったのか憶えていないのか知らないので省略(^_^;)
まあ素人考えで分かるのは懐中電灯に組み込むと、
XP-Gは高効率で全光束は大きい、
つまりトータルでは明るいけど、
XP-Eと比べた場合は集光度がどうしても低くなっちゃうので中心照度はでない、
その分スポットは広くなるし周辺光も明るい。
AAAライトのようにリフが小さいライトにXP-Eを組み合わせると小さいリフでもそれなりに集光してくれるので使い易いのですが、
2AA/2CR123Aライト程度のリフにXP-Eの組み合わせだとちょっとスポット特性がきついかな?と思っていた方には
XP-Gの組み合わせがぴったりでしょう。