MC-E 4機種照射パターンチェック
投稿日: Apr 26, 2010 12:26:20 PM
東北の日本海側で冬、そう、良い天気には恵まれません。
そこで冬の間は室内でデータ取り用の撮影をしてImageJを使って明るさの積算値を出そうと思っているのですがうまく行きません、どうしても周辺光が広い方が積算値が高くなります、
いくら明るい部分があってもその部分が狭いと平均値を出すときに不利なんですね・・・ここもまた対数の出番かと思うのですが、しかし計算にどう生かせばよいのかうまい計算方法が見つかりません。
数値化はまたの機会に(^_^;)
で、とりあえず画像から
左から、iTP A6 POLESTAR、FENIX TK40、MTE M3-2、MTE M3-2i
この画像は照射パターンと明るさを比較するための画像で、最も明るい部分が白飛びしないように撮影してます、
したがって現実の見た目とは明るさが全く違います。
人間は思いこみと錯覚の激しい生き物です、なのでこのような画像を出すとこれがこのライトの明るさなんだと勘違いする人が必ずいるので本当はこの画像は出したくないのですが・・・
これもなまじ写真だからいけないんですよね、これを記号化、すなわち下記のように3Dグラフ化すれば勘違いする人も少なくなるのではないかと思います。
光はロールスクリーンに映していますが、ロールスクリーンがちょっと茶色がかっていて光色は参考になりませんのでご了承ください。
ライトの先端からロールスクリーンまで50cm
カメラのセンサー位置からロールスクリーンまで1m
撮影データ
OLYMPUS E-410
28mm相当(35mm換算)
ISO100
F8.0
1/125秒
SILKIPIXでRAW現像(忠実)
これを
3Dグラフにすると
写り込んでいる懐中電灯を見えないようにグラフををぐるっと半回転しているので上の写真とは並びが逆になっています
左から、MTE M3-2i、MTE M3-2、FENIX TK40、iTP A6 POLESTAR、
この3Dグラフの高さは照度で、高ければその分明るい事になります、
iTP A6 POLESTAR
周辺光が広くて写真からはみ出しています、周辺光はこの四機種の中では最も広くなっています。
この四機種の中では中心照度が一番低くなっています、低いと言ってもXR-Eの2AAモデルよりは明るいしそれでいて周辺光は広く明るくなっています。
FENIX TK40
スポット部分が細くかなりタイトですね、
MTE M3-2
周辺光の部分をTK40と比べると狭い代わりに高さがあります、つまり周辺光が狭い代わりに明るいことを表します。
私は自転車でM3-2を使うことが多いのですが、このスポットと周辺光のバランスがなかなかいいんですよね。
MTE M3-2i
周辺光が無くその分スポットに相当する部分が太くなっています。
周辺に行くに従い段付き無しでスムースに減光して行くので光と闇の境目が分からない自然な照射パターンになっています。
根元の部分は意外に広く照らしています。
真っ 暗闇で使う場合は広い周辺光は安心感につながりますが、ある程度街明かりなど地明かりがある場所で使う場合は周辺光はそれらの光にまぎれて消えるので、そ のようなところで使う場合は周辺光は無くてもいいし、それよりスポットが広い方がいいなぁと思うことがあります、そんな時にまさにうってつけです (^_^)