画像の明るさの積算値、Image J

投稿日: Jun 23, 2009 2:8:30 AM

Image Jを使って画像の明るさの積算値を計測できることが分かり色々遊んでいます。

>>総画素のグレー値の和をピクセル数で割ったもの

ということなので画像をグレースケールにして1ピクセルを256段階に数値化し、そのすべてを積算した上でピクセル数で割って明るさの平均を出すという物です。真っ黒が0で真っ白が255なので全面真っ白なら平均も255、全面真っ黒なら平均も0となります。

少しだけ問題があって、グレースケール化をどの段階で行うか?という点で、

たとえばカラー写真をモノクロ化するときに単純に彩度を落としてモノクロ化してしまうとRGB各色が同じ割合になりますが、人間の目は色により感度が違うので、人が実際に見た時と明るさが変わってしまいます。

カラー写真を人間の目の感度に合わせてモノクロ化するにはRGBを0.30:0.59:0.11の割合で明るさを調整する必要がある事が国際的な基準として定められています。

で、PhotoshopでもImage Jでもこの基準に従ってグレースケール化しているはずなんですが、出てきた結果に差が発生してしまいます。

そこで今回はとりあえずカラー画像をImage Jに取り込んでImage J内でグレースケール化した結果を表示します。

更に注意する点がいくつかあります、

    • 周辺光が途中で見切れているので周辺光が全て積算されていないこと、

    • これは特に周辺光がワイドなM2C4が不利になってます(^_^;)

    • 白飛びしちゃった部分はやっぱり正しく積算されないこと、

    • 幸いにも今回白飛びしている部分は街灯の光と看板の反射塗料の文字で反射した部分だけなのでこの件に関してはあまり影響はないみたいですが。

    • 反射しやすい対象物にスポットがあたると数値が大きくなります、

    • つまり対象物の反射率にも明るさが左右されるんですね、白壁等に写した画像を計測すると正確な数値が出ると思いますが、今回の写真の場合中心部に白い看板や自動車があるのでちょうどその部分とスポット光がサークルが重なると反射率が上がってより明るい数値になります、スムースリフでちょうど良いスポット具合になってるRL-2088が今回はその点で有利になっています。

ライト無し

5.655

EagleTac M2C4

29.010

UltraFire RL-2088

30.535

WOLF-EYES PILOT WHALE(国内販売モデル)

29.330