- 対応電圧

投稿日: Nov 30, 2009 3:51:58 AM

中華ライトの多くは対応電圧の公称値がかなりぎりぎりに表示される傾向があります。

ぎりぎりというのはあらゆる意味で、

    • たとえばドロップインモジュールで3.7V~9.0Vとあれば、3.7Vではあまり明るくない

    • たとえばドロップインモジュールで3.7V~9.0Vとあれば、9.0Vを少しでも超えるとごく短時間の点灯ならOKでもちょっと長めに点灯すると壊れる

    • ~4.2VとなっていてLi-ion充電池対応のはずだが、電池の内部抵抗の多少により実使用時の電圧降下の違いで内部抵抗が低い電池だと壊れる

など書き出すときりがありません。

その点日本のメーカーであればうるさいほど詳しく書いて、たとえば

    • 乾電池専用、充電池使用不可

なんていう機器もよく見かけると思います。

Bam!boo!では対応電池についてはメーカーがOKというものについては必ず実際に使用してチェックしていますが、しかしそれもごく短時間でのチェックでしかないので長時間点灯で問題が出ることも珍しくはなく、

発売開始時には対応電池だとしていたものが後で非対応になることもあります。

また最初から決まった電池しか使えない機器であればそれでも問題は少ないのですが、ドロップインモジュールやサーキットボードとなると使用する電池がユーザー次第で多岐にわたるためBam!boo!でもサポートしきれないのが事実です。

ドロップインモジュール

ドロップインモジュールで言えば3.7V~9.0Vとなっている場合はCR123Aを3個直列で使うのはやめた方が良いでしょう。

これはLi-ion充電池を2個直列で使用することを前提とした電圧表示と思われます。

CR123Aは新品であれば3.0Vを超えるので3個直列では9.0vを超えます、

それに対しLi-ion充電池は最大電圧が4.2V、2個直列で8.4V、これに対応するための表示が9.0Vと思ってください。

サーキットボード

同様に0.8V~4.2Vといった表示のサーキットボードに18650を使用するのも避けた方が良いでしょう。

0.8V~というのは単3電池や単4電池などの使い捨て電池を1本使用することを想定しています。

そしてCR123Aも一応想定内に入っていると考えてよいでしょう。

そしてそれは1AAや1AAA、1xCR123Aライトに組み込むことを想定しています。

そのようなライトでLi-ion充電池を使用する場合はもちろん10440/14500/16340/RCR123AなどのLi-ion充電地にも対応していることを表すための~4.2Vですが、

しかしこのサーキットボードに~4.2Vだから18650Li-ion充電池でも大丈夫だろうと思うのは早計です、

10440/14500/16340/RCR123Aに比べ18650は容量の大きい分内部抵抗が小さく負荷がかかったときの電圧効果が少なく、すると電流も多く流れようとします。

これがサーキットボードの負荷をかけ破壊する原因にもなります。