投稿日: Mar 21, 2010 2:55:34 PM
先日はEagleTacのテールキャップの変遷をご紹介しましたが、
今回はMTE M3-2の変遷をご紹介。
中華ライトでもきちんとしたメーカーとそうでないメーカーの違いは新ロットでは前のロットでの問題点を改良しているか?と言う点にあると思います。
MTEもその点で言えばかなり改良のスピードは早く、ロット毎に少しづつだったり大きかったりいろいろ改良されています。
まずはボディのテールエンド
左が現行モデル、右が初期のモデル
最初はテールキャップとの導通を主にネジ山に頼っていたのですが、最近のものはボディの端面を使い確実に接触するように変わりました
ボディが現行モデルに切り替わったのは2009年2月から、旧ボディは2008年12月まで、2009年1月はM3-2が在庫切れでした。
MTEは発注をかけてから生産します、一週間位で完成するので生産と言っても出来上がっているパーツを組み立てる工程だけと思われますが(^_^;)
なので2009年分はすべて新型ボディに切り替わっているので、一部で手に入る旧型ボディはどういうルートで流通しているんでしょうね(^_^;)
MTEの中の人から正規品じゃないM3-2の話があったのは2009年3月でしたね、
http://www2.bam-boo.cc/sfs6/sfs6_diary.cgi?action=article&year=2009&month=03&day=29&mynum=434
これはテールキャップ側を見てもわかります
左が現行モデル、右が初期のモデル
現行モデルのテールキャップはネジ山が基本的に導通せずスイッチモジュール固定リングで通電するようになっています。
また、電池との接触する端子も旧モデルはスプリングむき出しですが、現行モデルは真鍮のチップが被っています。
単純に考えるとスプリングが直の方が接触抵抗となる部分が少なく有利なハズなんですが、しかし端子と電池の接触面が広い方が接触不良が減るようで、電池のガタつきによる思いがけないモード切り替えも減っているようです。
以下の部分は勘違いでした、M3-2が新発売の際にそれまであったSSC P7から変わったところがリフの大型化です、したがってM3-2は最初から大型のリフを搭載しています、
M3-2が途中で変わったのはSSC P7兼用と思われるリフ底から専用のリフ底に変わったというものでした。
詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www2.bam-boo.cc/sfs6/sfs6_diary.cgi?action=article&year=2008&month=10&day=18&mynum=132
ファーストモデルは2008年10月発売開始でした。
次に違うのがヘッドの肉厚
左が現行モデル、右が初期のモデル新しい方がヘッドの肉厚が薄くなっています、なぜ薄くなったかというと・・・
左が現行モデル、右が初期のモデル少しでも大きなリフレクタを使うためですね、
MC- EやSSC-P7という多チップLEDは発光部の面積が広いためシングルチップのLED用のリフレクタではうまく集光しきれません、もともとはこの M3-2の前身となったモデルはCREE XR-EやSSC P4クラスのシングルチップLEDを搭載し、そこそこ集光度の高いLEDライトという位置づけでしたが、
SSC P7/MC-Eという新型LEDを載せてしまえ!と載せてみたら明るくて大好評!でも流石に集光度はいまいち・・・となったわけです。
リフレクタ自身の変遷も右の旧型リフから左の最新のリフに変わったわけでなく、、
プラスチックからアルミに変わって、更にリフ底がSSC P7/MC-E共通からMC-E専用に変わったりとしています。
見えないところでは回路も変わっていて、初期の頃一回ほぼリコールレベルの問題が起きてメーカーから新しいサーキットボードを搭載したキャニスターが届いてLEDを載せ替えて販売したこともありました。
他には、LEDはスター基板タイプですが、初期はスター基板をキャニスターにネジ止めだったものが最新モデルでは接着方式に変わっています、
個人的にはネジ止めでガッチリ固定してもらいたいところですが、ネジ止めではLEDのセンター出しが難しいために現在の方式になった模様です。
まあ結果が良ければ手段も事後承認で良いと言ってもよいでしょうね(^_^;)