投稿日: Mar 25, 2010 2:1:47 PM
一般的にスーパーやホームセンターで売っている懐中電灯がDIYが必要という話は聞いたことがないかもしれませんが、Bam!boo!で販売している懐中電灯はDIYが必須です、
例えば自動車でも日常の足として使う場合の自動車と、レースに使う車ではメンテナンスにかける手間は段違いなのと変わりありません。
当店で扱っているライトは電子回路を搭載している物が多く、またLED自体も電子回路ですので僅かな電気的な接触不良で点灯しなかったり、点灯しても非常に 暗い等が起こります、それだけなら良いのですが、「少し暗くなった」程度で微妙に気が付かない接触不良もあってそれではせっかくの高性能ライトも台無しで す。
通電部のメンテナンス
通常は電池を出し入れする部分の通電部、一般的にはネジや電池チューブの端面がそうですが、底の汚れをきちんと落として通電の妨げない用にすることが重要です。
その際には通電に影響のない接点用のグリス等を使い確実な接触を確保し接点抵抗を減らします。
また電池を出し入れする部分亜だけではなく、ボディとヘッド等、ライトによっては容易に手で緩めて分解できる部分は外して同様に接点のメンテナンスを行います。
いずれの場合も毎日のように行う必要はありませんが、汚れが気になったり点灯状態がおかしいかな?と思ったときには点検やクリーニングを行いましょう。
物にもよりますが、高い防水性を施しているライトがあります、そのようなライトはOリングやパッキンを挟み込み内部に水が進入するのを防いでいます。
これはメーカーの考え次第で防水性の意識が違って防水性の低い高いがありますので全てのライトに該当するわけではありませんが、
もし基本設計が防水性能が高いライトであっても、手入れ次第で防水性能に大きな違いが出てくるので気をつけてください。
開口部のメンテナンス
手で緩めることの出来る部分にはOリングやパッキンが入っているライトがあります、
Oリングやパッキンの密着度の強い弱いも防水性能に大きく影響しますが、可動部分の密着度が高いと操作に影響するのであえて弱くしている場合もあります。
そのような部分のOリングは特にメンテナンスが重要です。
Oリングが油分を切らさないようにし、更にOリング表面にバリや亀裂等があった場合は要注意です。
正常に使用するための点検整備
Bam!boo!で販売しているライトは全てが完成度が高いわけではありません。、
EagleTacやiTPは非常に完成度が高く当店でもノーチェックで発送できるレベルですが、それ以外は必ず点検が必要です。
点灯するかしないかはあたりまでのチェックで、
更に点検時に改めて各部の緩みを締め直すのは当然で、中には通電性を確保するために若干手を入れなければならない物もあります。
より快適に使うためのDIY
更にこのような機種はEagleTacやiTPに比べトータルでの完成度がどうしても低くなっているので、ユーザー自身が手を入れる事により寄り快適に使える場合があります。
それは例えばLEDのキャニスターへの固定方法だったり、Oリングの追加やサイズ違いへの交換だったり、
各部接触を見直して配線の追加や、ハンダのやり直しだったり、
また、新しい内は問題が無くても少し使っていると通電部分の接触抵抗が増加するなんて事もよくあります。
このような場合でもユーザー自身の力で解決するDIY力が必要な場合があります。
Bam!boo!で扱っているライトはパッケージまで作っている余裕がないメーカーの物がほとんどです、EagleTacとiTPはパッケージがありますが、その他のメーカーでは基本的にパッケージはありません。
そこでほとんどは当店でビニール袋に入れてお送りしています、なお、商品によってはBam!boo!独自にPPケースに入れているものもあります。
現在先進的な懐中電灯のほとんどが中国製です、大手メーカーならば専用コンテナで送って傷ひとつなく届くのがあたりまえですが、当店で扱う物の場合そうは いきません、一般の運送会社の混載で届くので非常に潰れやすくなっています。特に中国国内での荷物の扱いは現地の人でも驚くほどで潰れないで届くのが奇跡 です。
そのためにEagleTacやiTP等しっかりしたパッケージの製品でも当店に届く頃には潰れたり破損したりします。
あまりに酷い場合は返品交換、またパッケージだけ送ってもらうなんて事もありますが、多少の箱潰れや破損はご了承ください。
外観に傷が付いていてもそれは仕様です、傷がひどいものは当店の点検で取り除いていますので、お客様のお手元に届いた商品に傷があってもそれは当店の販売基準をクリアしたものですのでご了承ください。
運送段階で傷が付きます。
日 本に入ってきてからの荷物の取り扱いもあまりよいものとはいえませんが、中国国内での荷物の取り扱いには想像を絶するものがあります。メーカーより発送さ れる時点で頑丈な梱包を行っても運送中にそれを超える荷扱いをされパッケージが破損するのは普通で、更に中身の製品自体に傷が付くのも珍しくありません。
製造段階から傷があります。
運良くパッケージには問題なく到着した荷物であっても、製品の生産時やパッケージに収めるまでに付いた傷がある場合があります。
日本で一般的に販売されている商品は傷ひとつ無いのが普通ですが、世界的に見るとそれは非常に珍しいことで、それが製品価格を押し上げる原因のひとつとなっています。
個体差が大きく精度にばらつきがあってもそれは仕様です、当店での出荷前の点検でそれぞれのメーカーの技術レベルを考慮していますので、お客様のお手元に届いた商品に個体差や精度がいまいちものがあってもそれは当店の販売基準をクリアしたものですのでご了承ください。
LEDがセンターずれしている場合があります
精 度で一番問題になるのはLEDのセンターずれです。LEDモジュールにLEDを取り付ける際に発生するセンターずれと、リフレクタ自体のセンターずれ、そ してリフレクタを収めるヘッドのセンターずれ、それぞれ個々のセンターずれは僅かだとしても、その三つのセンターずれがすべて違った方向に発生すると組み 立てあがった最終段階ではかなり大きなセンターずれになります。
ネジの精度が低い場合があります。
同様にねじ山もかみ合う互いの部品の誤差が添えrぞれ違う方向のもの同士で組み合わさるとがたの大きいものと小さいものが発生します。
例外
当店で扱っている中ではEagleTacとiTPは上記精度の問題はほぼありません、日本のメーカーブランド品並といえます。
メーカーによって懐中電灯の位置づけはさまざまです。
EagleTac
世界中のすべてのユーザーを相手に通用する製品を作っています、したがって品質レベルはもとより価格も従来の高性能懐中電灯と比べてかなり安価な価格設定になっています。
どちらかというとハードな使い方をするユーザー向けに作られています。
iTP
世界中のすべてのユーザーを相手に通用する製品を作っています、したがって品質レベルはもとより価格も従来の高性能懐中電灯と比べてかなり安価な価格設定になっています。
一般的な家庭用や作業用向けに作られておりEagleTacほどヘビーデューティな製品ではありませんが、その分更に安価で価格破壊された商品ともいえます。
ThruNite、MTE、AKOray、Solarforce、Kingpower
これらのメーカーの品質は上記メーカーより一段落ちます、たとえば
品質レベルがロットごとに一定していない、
したがってよい時期もあればそうでない時期もある
品質よりもスペックにこだわる
品 質にこだわると企画から販売までの期間が長くなります、一例を挙げると、最新のLEDの搭載を計画しても販売の時点ではすでに最新のLEDではない場合が あります、そのような事を避けるため品質レベルはそこそこに常に新しいモデルを販売しようと考えている場合があります。
パッケージや説明書は作らない
品質と同様にパッケージや説明書を作る手間をできる限り省いています、
これはあくまで一例で、それが全てのメーカーに当てはまるわけではなく、メーカーによってよ抑えるポイントが違います。
ただし、
基本性能と価格のバランスは良い
品質と価格のバランスは悪い
つまりトータルで見るとEagleTacやiTPほど割安ではありません、もっともEagleTacとiTPは何度もいいますがそれまでの高性能LEDライトの常識を破る低価格で、それ故に品質と性能に対する価格の安さは別格と見るべきです。
どの世界でも少量生産メーカーで高品質な製品は割高になります、中華ライトは逆に品質で妥協することにより高性能を安価に提供していると見るべきでしょう。
パッケージがないのと同様説明書が付いたライトはほぼありません、当店で販売している物で確実に付属しているのはEagletacとiTPになります
EagleTacとiTPには説明書が付いているのですが、英文です
EagleTacとiTPには説明書が付いているのですが、とってもシンプルで、果たして役に立つのか?と思うこともあります。
電池は特別の指示が無い限り電池のプラスをLEDの方向に向けます。
Bam!boo!で販売している懐中電灯には電池の向きを指示する表示がほとんどありません。
特に指示の無い限り電池はプラス側をLEDの方に向けて入れて使用してください。
MTE M3-2の例
バッテリートレイ(電池ホルダー等)がある機種はスプリング側に電池のマイナスをそうでないほうに電池のプラスを向けて取り付けます。
iTP A6 POLESTARの例
EagleTac M2シリーズの例