投稿日: Feb 18, 2010 3:34:51 PM
主な2AAライトの照射パターンを比較してみました。比較したのは下の機種
EagleTac P20A2 MarkII
EagleTac P20A2
EagleTac P100A2
EagleTac P10A2
iTP SA2 Eluma
Kingpower K2 OP
ロールスクリーンに光を当てて撮影し、それをImagJで2Dグラフにしました、この辺はmonozofさんを参考にしています。
まずは実照射画像
光を当てているのは壁にかけたロールスクリーンですが、茶色ががっているので光色の参考にはなりませんのでご注意下さい。
白だと反射率が高すぎてうまくないのでできるだけ18%グレーに近い物を探したのですが・・・
で、最も明るいライトでもスポット中心部が白飛びしない露出にしたので周辺光がちょっとわかりづらいですね、
照射パターンは2Dグラフの方がわかりやすいです。
ライト先端からスクリーンまでの距離はすべて統一して(今回は50cm)露出も同じなのでグラフの高さの違いがそのまま明るさの違いとなります。
グラフの山が高いほど照度が高く、
山が太いほどスポットが広いというわけですね、
P20A2とP100A2、iTP SA2 Elumaはスムースりフなので山が高くなっています=中心照度が高い
その変わり山がかなり細いですね、スポットが細いと遠くをピンスポットで照らす場合は便利ですが、例えば足元を照らすとか、自転車のライトに使うといった場合はスポットが太い方が使い易いでしょう。
山のとんがった部分がスポットの特性を表しているのに対し
山の裾野は周辺光を表します、
P20A2 markIIはスポットが周辺光に自然につながっているのがここでもわかります。
iTP SA2 Elumaはスポットと周辺光がほぼ分離していますね、その代わり周辺光はかなり広くなっています。
XP-GはXR-EやXP-Eに比べて発光体の面積が広いので、リフレクタの大きさが同じだと集光度が低くなり中心照度も下がることは薄々感じていましたが、これでかなりわかってきました。
XP-GでXP-Eと同じ集光度にするにはリフをもっと大きくする必要があります、
逆に言えば同じ大きさのリフならXP-Gの方がよりスポットが太くなるというメリットがあるので、長射程用のライトでなければ逆にこのほうが使いやすいライトになるでしょう、
実際につかってみてもEagletac P20A2 markIIだけでなくT20C2 MarkIIもOPリフの効果も加わりスポットと周辺光の段付きがほとんど解消されて非常に使いやすくなっています、
ただ、ライトを使う目的は人それぞれで、中には遠くを照らしたい人や中心照度がたかければ高い方が良いという人もいらっしゃいますし、そのような人向けではない事も事実です。
でもそういう人にはTrueNight カタパルトがあるからいいかな?