MTE C2-70602

投稿日: Mar 16, 2010 4:12:10 AM

久々にMTE C2-70602を発注しました。

メーカーに伺うと最近はCREE XR-E搭載モデルがでフォトのことでしたが、

ここはあえてSSC P4搭載モデルを発注

また、多モードではなくシングルモードにしました。

SSC P4&シングルモード

SSC P4でシングルモード、これが何を意味するのかは付き合いの長い方にはお分かりかと思いますが、

いわゆる実用重視の懐中電灯ということになります、

もちろん実用重視ではありますが、ランタイムより明るさの方にウエイトを置いています。

もちろんAAモデル相応のコンパクトさでそれなりに質感が高いのもC2-70602の特徴でもあります。

さて、CREE XR-EではなくCCS P4にしたのにも理由があります、

もちろん素直な配光という点ではXP-Eという選択肢も無いではないのですが、しかしXP-Eではスポットがシャープになる嫌いがあります。

SSC P4とCREE XP-E

SSC P4は発光体の面積に対して、それを多うドームは発光体よりかなり大きくなっています、

それに対しCREE XP-Eは発光体の面積に対しドームの大きさが非常に小さくなっています、

ドームの大きさが違うだけではなく、Rの付き方ももちろん違っています、

その違いは実際にライトに使用するとどう違うのか?

CREE XR-E

CREE XP-Eが出たときはCREE XR-Eに比べて素直な配光特性に喜びました、

XR-Eはドームが発光体から高い位置に設けられていて、それがレンズの特性もあって集光度が高く中心照度も比較的たかかったのですが、そのかわり配光にムラがあり懐中電灯に使用する際はOPリフがほぼ必須でした、

CREE XP-E

XP-Eは発光体の高さとドームの裾野が一般的なパワーLEDと同じくほぼ面一になっているのでそのような配光のムラは基本的に解消されました。

しかも、ドームが小さくRがきついために懐中電灯に使用した時のスポット特性はXR-E並に確保されていました、

ただし、それが逆に言えば曲者だったんですね、

配光特性が素直なのでスムースリフでも綺麗な照射パターンなんですが、XR-E同様にスポットと周辺光が完全に分離するいかにもCREEといった照射パターンになるのです(^_^;)

スポットと周辺光が分離して喜ぶ人はそう多くはありません、

例を挙げると、

屋外でサーチライトのように使用し照射範囲は狭くても遠くまで光が届くことを優先する人、

中心照度を比較して喜ぶスペックマニアの人、

などでしょうか?

多くの現実に懐中電灯を実用としている人の場合、中心から周辺にかけて明るさがなだらかに減光する方がずっと使いやすいのは既知の事実です。

SSC P4

そこで久々の登場がSSC P4です。

少しでも明るく!というスペック至上主義ではどうしてもCREE社に遅れを取っているように見えますが、

実際にはその差はそんなに大きくありません、特に安価なライトで並のランクのbinを搭載したライト同士で比べると全く違いはありません。

しかし世の中はと言えば、ブランド先行でCREE社のLEDを搭載しているライトだらけになってしまっています(´・ω・`)

CREE XR-E/XP-Eを搭載したライトと比べ、SSC P4を搭載したライトは先に述べたドームの違いによりスポットが穏やかで周辺光と自然につながり、周辺部に向かって自然に減光していきます、

誰にでもおすすめ出来るオールマイティな懐中電灯で、しかしその性能を実感してもらえるとなるとこれしか無いでしょう、

CREE XR-E/XP-Eでも良くできたOPリフを使えばもちろん問題はないのですが、それなりの技術力のある会社の物となりそれなりに高価になっちゃいますから(^_^;)