モニターの調整

投稿日: Jul 23, 2009 3:51:4 AM

※このページは書きかけです、今後追加や変更を随時行う予定です。

モニターは調整をしてなんぼ

パソコンで写真を見るときに最も知っておく重要なこと、それは

「パソコンのモニターは調整しないと正しく写らない」

ということです。

いくらメーカーできちんとキャリブレーションしてもパソコンのビデオドライバの特性もいちいち違いますし、

例えばノートPCで機械的なところはメーカーでベストに調整されたとしてもそれを見る環境の明るさや環境光の色温度がメーカーで調整した環境と違えばその調整は無意味な物になります。

しかももし部屋の照明などをメーカー推薦の物に変えたとしても経年変化で光色がシフトする場合もあります。

結局最終的には自分がモニターを見る環境で調整する必要があるのです。

モニターを印刷物の色を100%合わせるのはプロの世界でも無理

EPSONやCANON等のインクジェットプリンタ大手のサイトを見るとモニターと印刷物の色を100%合わせるのは無理と最後には締めくくっています。

モニターではRGBの光そのものを見ていますが、印刷物は反射光を見ている、この違いにより合わせるのが絶対無理な領域が出来るのです。

人間の目はいい加減

とはいえあまり厳密に調整する必要もありません、人間の目はよく言えば非常に柔軟性に富んでいるので正しくない画像もそれなりに見えてしまいます(^_^;)

しかし、それでもある一定レベルの調整は必要です。

最低限の調整ポイント

とりあえずカラーマネジメント、つまり誰がどんなときでも同じ色は同じ色に見えるというのは理想ですが、それは一時忘れて自分のところだけでも最低限のモニター調整を行いましょう、

そしてこの自分のところだけでしか通用しないと思われたこの最低限の調整さえ行えば人間の目のいい加減さがいい具合に働いてきちんと調整された他の人のモニターや市販のプリンタで印刷された画像はそれなりにイメージした色で表示される事に気がつくでしょう。

白飛び

本来見えているはずの白いレースのカーテン、青空に浮かぶ雲の微妙な影、それらが一緒くたに真っ白になってしまっては撮影者の意図が伝わらなくなりますよね、

黒潰れ

白飛び同様本来見えるはずのくらい部分のグラデーションが一緒くたに真っ黒ではいけません。

ガンマ

真っ黒から真っ白までを明るさでプロットしていくとグラフは直線ではなくカーブを描きますこれがガンマ値です、実はこれも対数に関係しています、でも対数との関係は難しいのではしょります(^_^;)この明るさのカーブが見ている人ごとに違うと画像の黒と白はおなじみ見えても中間値が違う明るさ(色)に見えてしまうのできちんと調整する必要があります。

カラーバランス

最悪明るさやガンマが違っても人間の目は都合良く調整してくれる可能性もありますが、RGBのカラーバランスが崩れるとそうはいきません。

色温度

これは環境光に合わせて調整する必要があります、本来sRGBであれば6500度と決まっていますが、それを見る部屋の照明の色温度も規定されているのが前提なので、現実には部屋の環境光の色温度に応じて適時調整する必要があります。

もちろん部屋の環境光をsRGBの規定に合わせるのも有効ですが、それでもやはり調整は必要です。

sRGBの環境光

sRGBのモニターの色温度は6500度で、sRGBで規定された部屋の環境光は僅かにそれより低かったはず(^_^;)

sRGBの規格をわかりやすく日本語で説明したサイトが見つからないのでこれについては後でまた。