高周波対策、サイクルコンピューター等との干渉

投稿日: Sep 28, 2009 1:40:58 AM

たまたまサイクルコンピューターとKingpower K2が干渉するとのメールを続けていただいたので発生原因と対策を等分かる範囲で書いていきます。

発生原因

発生原因はDCコンから発生する高周波による電波障害の一種と考えられています。

高周波は耳に聞こえないものから耳を澄ますとチーなどと聞こえるまで様々ありますが、

これがサイクルコンピュータの電子機器に影響を与えているようです。

このような電波障害は発生させないのが基本ですが、しかし世の中の電気機器、電子機器は大なり小なり高周波を発生させているため、他の機器の高周波の影響を受けないように作る事も必要です。

これによりより高周波の出るライトとより高周波に弱いサイクルコンピュータの組み合わせで発生している物と思われます。

特にDCコン、いわゆる昇圧回路を搭載しているライトとサイクルコンピュータとの干渉はKingpower K2の発売以前、FENIX L2D等が自転車ユーザーに使われてきた頃から知られており、ライトとサイクルコンピューターが同じ組み合わせの人でも発生したりしなかったりと様々のようです。

対策

ライト側の対策は高周波の発生ポイントを変更することです。

DCコンを搭載しているかぎり高周波の発生は避けられません。

しかし回路上の僅かな接触抵抗の変化で発生ポイントが変化することも知られています。

回路といっても基板上の回路に限った話ではなく、ボディを含めた電気の流れる範囲全てにかかわります。

Kingpower K2で言えばボディ端面とヘッド内基板の接触、テールスイッチテールとボディネジの接触などがあり、

こちらのページに従いコンタクトグリス等を使い軽整備していただくことで結果的に高周波の発生ポイントが変化する場合もあります。

また、サイクルコンピュータ側で対策が必要な場合もあると思われますが、

こちらは門外漢なので詳しい方にお任せしたいと思います。