2024.5.31,6.1
2022.5.31 夕方に岩内に到着したので閉館前に慌てて岩内町郷土館へ。廃線探訪の際に地元資料館訪問は必須...
小沢駅から岩内まで路線バスに乗りホテルに入ったのが夕方四時。閉館までまだ時間あるので慌てて向かった郷土館。一キロ先なんて車じゃあっという間だけど歩きだとやっぱりそれなりに時間かかる...
プロレスも伝説の国民的スーバースターも全国津々浦々小学校の校庭や体育館とかまで各地を廻っていた時代、それが昭和...
翌日、歩いて岩内線探訪している間、脳内でエンドレスで狐ダンスの音楽が流れていた...
小沢駅前で買ったトンネル餅が柔らかくてとても美味しかったので、翌日の岩内線探訪のゴール地であるお店に再び立ち寄って購入することを決意した...
日本全国どこにでもあったであろう駅前○○...
ようやくトンネル餅を頂く。歩き疲れた身体に甘いお餅はほんとに美味しかったよ、食べやすくて。当初は岩内にある山の方の♨️ホテルに泊まろうかと思ったけど鉄旅の場合、せっかちな自分にはどうせゆっくりできないだろうなぁ、と思い岩内駅跡近くのホテルにした。独り旅で寝れれば十分な場合、五千円程度で素泊まりできるのは有難い。
道の駅がある辺りが当時の駅前広場辺り
今のバスターミナルがあった辺りに駅舎があったらしい...
駅跡はこの十字路辺りか…
岩内駅跡地の公園には記念碑ともう忘れ去られたかのような埋もれた転轍機...それくらいかな痕跡は...岩内駅の代わりの岩内バスターミナルは結構立派。小樽・札幌方面は高速バスで行けるし前日、小沢駅から乗った路線バスは倶知安から通ってるから新幹線できたら倶知安からバスで岩内にアクセスする方が千歳から行くよりも楽かもしれない...でも新幹線は自分がジジイになるだいぶ先の話で荷物背負って旅行なんてキツいだろうから運転できりゃやっぱレンタカーだろう...
確かに岩内から札幌まではバス一本で行った方が楽だろうな...
車で廃線探訪廻りしてると廃駅見つける都度、シートベルト外し車を降りて写真をバシャバシャ撮り再び車に乗り込みシートベルト装着し出発...のルーティーンを繰り返すと結構体力消耗しヘトヘトになる...今回の旅のメインテーマである函館本線山線を調べてるとそこから分岐してた岩内線に興味を持つのが自然の流れ...乗り鉄旅でレンタカーも借りる場所もなくかといってバスの時刻表とか確認しながら廻るのも面倒くさいなぁ、と思い「岩内線、距離にして15㎞だし最初から最後まで歩いた方が楽なんじゃねぇの..」という結論に至った。というわけで今回の旅のメインイベントは「岩内線廃線跡を歩いて巡る」まぁ、やっぱり車の方が100倍楽だった、ということだけは間違いなかったけどね...#国鉄岩内線跡をゆく#鉄道だらけ道央南旅2022
岩内線終着・岩内駅跡であるバスターミナルから出発🚶♂️しばらくは駐車場や公園の敷地となり廃線跡なんだろうと理解しやすい緑地に突き当たる。多少盛り上がりのある部分が路盤であろう。
岩内駅跡からしばらくは住宅地の間を通り抜け廃線跡は家庭菜園とか駐車場とかに転用されていた。セコマの看板が見えてくる。今の国道を横切ると廃線跡は分かりにくくなる。
岩内線は国道の向こう側に沿うように走っていたのだけど向こう側は歩道がないからこちら側を歩く。路線バスが走り去っていった。後ろの行先を見ると神威岬。この気ままな旅、空がスカイブルーだったらあの路線バスに乗って神威岬に行こうかな、と画策してたが見事にグレー...けれども陽射しあったらキツかったよ👕💦この日はTシャツ1枚で丁度よく立ち止まると上着を着るくらいな廃線探訪には丁度よい気候だったかもしれない。
路盤跡には周囲と生える草木の種類が変わってくるからなんとなく路盤跡というのが分かる...はず...「泊」その日の朝のニュースでも出てきたのであぁ、この先なんだと認識した。廃線跡は再び国道を交差するように伸びてたがこの先は歩道もなく狭い路肩なので廻り道。その道で風力発電を撮影したようだ。段々記憶が薄れてきてるので今回の旅はなるべく早めにどんどん投稿。
岩内線岩内駅から歩いて一時間くらいかなぁ、ようやく西前田駅跡に到着。何にもないよ。岩内から来ると岩内線も国道もここで大きく右カーブを描き幌似 小沢方面に向かう。ここから先へ向かう国道は10年ほど前にできたらしくその際の工事で岩内線路盤跡を大型車両が通れるような工事専用道路に置き換えたようだ。だから新しめなコンクリート橋があった。西前田駅のホームその頃まで放置されて残ってたらしい...残念、ちょっと来るのが遅すぎたね...
岩内線のなんにも残ってない西前田駅を立ち去ろうとしたとき思わずギョッとした。布団が敷かれていたのだが敷き布団と掛け布団の位置関係が誰か寝てたのか...というぐらい見事な配置だった...不法投棄ってな感じな雑さもなくまだ比較的綺麗だし夜になると住人が帰ってくるのだろうか...⁉️🤔
岩内線の西前田駅から歩き始めると国道工事に使われた岩内線跡はこのあとしばらくず~っと柵?が立てられている。この柵の無限ループって来る前からGoogle Map見て何なんだろう?と不思議に思ってたのだけど工事直後に一般車を間違って通らないようにさせたのかそれとも防風林を育てるためなのか?皆目見当つかない...途中で行く手は双手に別れ国道を歩こうかと思ったが路肩が狭くダメだ危ねぇ...もう一方のダート道を行くこととした、一応公道。正直自分でもつまらない投稿だと思うがこの日の廃線探訪が何だったかを最も表している投稿だと思う。歩けど歩けど同じ風景が続く無限ループ...🚶♂️
岩内線前田駅跡の辺り。バス停の待合所があったけど路線バスの時刻表はなかったからコミュニティバスの待合所かな...中に入ろうとしたらクモの巣の暖簾に引っ掛かった...🕸️国道ができるまではそれを交差する道路に分断されながらもここもホームは残っていたらしい...
岩内線跡を示す遥か彼方まで続く柵のドミノ...ちょっとした絶望感...
岩内線前田駅跡からてくてくダートを歩くとついに途切れてしまい国道の狭い路側帯を歩かざるを得なくなった。途中で撮影🅿️という標識がでてきたのでそこで写真を撮ってみた。天気あまりよくなかったのでGoogle Mapならば全然光景が違うのかと思ったけどあんまり変わらず...無限ループな柵もここで打ち止め...そのあとすぐに大きな川を渡る橋梁がありそこは走って駆け抜けた。インスタ
ようやく見えてきた廃線メモリアル、岩内から歩いて二時間超...その時の優先順位はメモリアルよりも🚾だよ🚹️...結局そこには🚾ないのでちょっと脇にそれた町営球場に寄り道した。ふと見た共和町の看板にお金も落とさず🚾だけ使って申し訳ないなぁとその時思ったが小沢駅前のトンネル餅のお店は共和町だと後から分かったから少しだけでもお金落とせてちょっと安心した...
ようやく岩内線のメモリアルにとうちゃこ🚶♂️
幌似から札幌まで1310円ちなみに今は小沢から札幌は1890円
座席に座ったらそりゃあなかなか立ち上がることできなかったよ...😯
小さい頃にこんな客車の鈍行列車に乗ったのは九州で一回きりだったな...
実際の線路があったのは左に見える国道あたりだったのかな...?
この客車にはちゃんと扉があったけど小さい頃に乗った客車にはさぁ次の駅で降りようと扉の辺りに近づこうとしたら扉がなかったんだよ...😮
さてそろそろ国富駅に向かって再び歩き始める...🚶♂️天気悪っ‼️
この辺りまでは岩内線跡は国道に転用されここから路盤跡と国道が別れてます
岩内線幌似~国富の路盤跡。左側の砂利道はGoogle Mapにも出ているので公道であろう...右側に並行して国道が走り先を進むと再び砂利道は国道に合流する。こんな道が実は旧国道かもしれない...
小沢駅まで残りあと5㎞、残り三分の一くらいの場所。自分の廃線探訪はここから先が本番のようなもの...
ようやく見つけた岩内線の遺構らしきもの...
細かすぎてというより粗すぎて伝わらない投稿...100年くらい前岩内線敷設のため路盤作るとき水田があったのでこの用水路があったところはレンガの橋台を作りプチ橋梁を作ったのであろう...この写真一枚だけでこんな妄想を描いていれば軽くホッピー3杯は空けれちゃうよね...🍻
岩内線幌似~国富の路盤に沿ったダートを歩くと右カーブとなり国道と合流する。ここで岩内線跡と交差してるから当時は踏切があったと思われる。木々の隙間に路盤が続き今回の旅ではこんな所も突き進む覚悟だったがさすがにこんな木々に阻まれてたら無理だ...写真を撮ったてらタヌキが現れ岩内線の進む方に消えていった...🦝
踏切跡を少し離れるとコンクリートの路盤が肉眼で確認できたのだけどスマホの写真じゃ伝わらない...
国道から路盤跡を追う。そして再び廃線跡と国道が交差。
ここに立ってちょっとした違和感を感じたのは事前調査の際に見たGoogle Mapでは廃線跡を跨いだ国道の跨線橋がまだ写っていたはず...その跨線橋がなかったもんだからちょっと頭が混乱したな。それで今日改めてそこのGoogle Mapを見たら2022.4月撮影に改訂されていた。自分がここに近づいたとき農家の軽トラが農道となった廃線跡を奥へ進んでいった。やっぱり行けそうなのはその辺りまでで向こうは草ボウボウだったね、写真をアップにして確認してみると。 インスタ
少し先に進んだところから後ろを振り返る。これらの写真を見て路盤跡がばっと頭に浮かんできてしまった人は相当重度な廃人です...
路盤の位置にある埋もれた枕木のようなのがあったけど遺構だったのだろうか...?それよりも今回の旅で書き留めたかったことなんだけどこの先路盤に沿って田んぼの畦道のような所を歩いた行ったらそのうち川にぶつかった。木々が生い茂るなか橋台跡とかないかなぁ、とキョロキョロ探していたら畦道の向こうからおばちゃんが歩いてこちらに向かってきた。「やべぇ、こんなとこで怪しいことやってて完全に不審者じゃん...😎」そこから慌てて立ち去るのもかえって怪しいしその場で調査しているんです、決して怪しい者ではありませんアピールを出すため意味のない写真(3枚目)を撮っていたりしてたらおばちゃんの方から「こんにちは👩🦱」とこちらに挨拶してきたので咄嗟に「こ、国道にはここから抜けれますかね...❓️😅」なんて訊ねて迷いこんだ異邦人を装い、何とか難を逃れた...
このあとも小学生の女の子がすれ違い様に「こんにちは~👧」と挨拶してくれたり長万部や木古内でも見ず知らずの自分におじちゃんやおばちゃんが挨拶してくれたのが印象に残った旅だった。まぁ不審者対策だというのも重々理解しております...
岩内線の国富駅跡近くにわっかりやすいコンクリート橋梁があったので岩内線のかと思ったら違うのよ。現場で昔の航空写真確認したら岩内線廃線跡はもうちょい離れたとこだったんだよね。なんだ廃線跡じゃねーじゃん、とその時は思ったのだけど改めて調べるとこの辺りに国富鉱山がありその専用線とかの線路があったようだからやっぱり鉄道橋梁かもしれない...
ホーム跡を道路から俯瞰。元々廃線探訪は8月の夏休みにやってたけどホームには近づけないしせめて6月になんとか休みとって実行してるけどほんとは雪とけたあとの4月頃が理想なんだがそんな時期に休みはとれん...
道路と線路跡が並行になり廃線跡はきれいに砂利道に。入って行きたいとこだが「立入禁止」この辺りも高速道路を作っているらしく工事車両専用なのだろう。道路は国道にぶつかり岩内線を跨ぐ跨線橋に。前日、岩内に向かう路線バスでトンネルを通ったので「うわっ、あのトンネル歩かなきゃならないのかよ...」と思ったが国富駅に寄って迂回したので回避...岩内線跡はここから小沢駅の方向へ大きく右カーブ。
路盤の下に残るカルパート
もし今回の歩き旅が逆の小沢スタートだったら多分突き進んでいったろう。途中で引き返す結果にはなったろうけど...
↑小沢
羊蹄山
道路の向こうに羊蹄山が顔を出す。すれ違う小樽行きのデクモ
小沢駅といえば岩内線とトンネル餅
トンネル餅は岩内線のことを調べるまでまったく知らなかったのだけどパッケージといい素晴らしいデザインだね。このあとホテルで食べたけど美味しかった😋期限が持たないので我が家に持って帰れないのが残念だ。旧駅舎時代の絵ハガキも併せて購入。
小沢駅前のバス停。時刻表見ると岩内行きのバスは結構本数がある。札幌や小樽へのアクセスもいい。岩内線が早々に廃止になるのも仕方ない...
そしてゴール。前日に続きトンネル餅を買う。もちろん美味しい餅を買うのも目的だがお店のお母さんに「いやぁ、岩内から歩いてきて...」と自分が勝手に歩いてきた偉業を誰かに聞いてほしい、というのもあったと思う... インスタ
岩内線探訪のまさにスタートとゴールで美味しく頂いたトンネル餅のお店が閉店したという情報がでております...まだ1ヶ月も経ってないのに...はぁ残念...