2008年度教師会日記
瀋陽日本人教師の会日記 2008年度 山形達也
2009年8月19日 (水) 新学期の前に山形が出したメイル
松下先生・多田先生・土屋先生
夏休みをどのようにお過ごしでしたか?
そろそろ夏も終わりで瀋陽に戻ることを考えなくてはいけないのですが、小生に健康上の問題が発生し8月中には戻れないことになりました。おそらく9月半ばまで戻れないかもしれません。
誠に恐縮ですが、教師の会の新年度第一回の定例会の準備も出来ませんし、出席も出来ないと思います。今期は冒頭から図書の整理もありますし新年度は結構忙しいはずです。申し訳ありません。
1.2009年度の会員名簿の原簿を送ります。前から残っている人を書き入れてありますので、これに訂正と追加を書いて貰って下さい。私が戻るまでは松下先生に整理をお願いしますね。
航空学院の片山皚さんは7月初めに電話をしたところ、宇野さんを通じて会費を払う予定だそうですが、会友扱いを望んでおられます。このほかの会友の先生たちからも会費をいただいて下さい。
2.私の役割は、やはりHP を続けることだと思いますが、どうかメインで出来る人を探して下さい。
3.講談社サイエンティフィクから送られてきた本は薬科大学で2回分預かっています。図書館との話のときには、まだ毎年後続の本の受け入れがある旨を、是非伝えておいて下さい。
4.また、図書の整理が出来て図書館で公開された時には、日本人会にもそのことを知らせて利用の増加を図って下さい。
5.そして日本人会の人たちからの図書の寄付を教師の会で受け入れ、時々まとめてしに寄贈すると言う手続きをこれから行うこともどうか教師の会で図って決めて下さい。
日本人からの本の寄付は図書館にばらばらに行くよりも、教師の会でまとめた方が良いと思います。ただし、誰がどこでこれを受け入れるかが問題になりますね。これも是非議論して下さい。
日本人はだいたい河畔花苑に住んでいる人が多そうなので、薬科大学で預かるのが一番近いかもしれません。もってきて貰うのが一番ですが、取りに行くというのでないと本は手に入りにくいでしょう。ですから、ほかに寄贈本の面倒を見るという人がいなければ、私のところでやりましょう。学生さんと一緒に行って運んできます。片道10分くらいの歩きです。
6.特別会計の扱いが懸案となって残っています。前に(5月に)特別会計を作ることは了承されましたが、これを使うことだけを考えていてこれを増やす方法を考えていませんでした。
前回(6月)、渡辺京子先生、瀬井先生からTシャツを作るなどの事業をしようかという提案がありました。私は自分でも歌集を作ってその収益を教師の会に積み立てましたから、この案に反対はしませんが、実際上この責任者となった人には、大変面倒なことだと思います。
それで、良い案を思いつくだけではなくそれを実行する気持ちの強い時のみやって見たらよいと思います。
そのような中で、特別会計を増やすとすると、一つの考えは、何も特別なことをしない。しかし、毎年の通常会計では、定期的な会費収入のほか、集まって食事をした時の残り(たとえ10元でも残して)を会計に入れる。通常会計は赤字にはしないように運営する。そして、前年度でなく、前前年度の会計の余剰金を特別会計に入れる。というのはどうでしょうか。こうすれば何も身構えなくても、特別会計という教師の会のいざというときのため(資料室を見つけて再開するなどの)基金を増やすことに役立ちます。そして特別会計は安易には使わない。
私は資料室再開を目指して積み立てる、と言うような高い、そして遠い目標を掲げると良いと思います。そうでないと、誰かへの謝礼とか、会にとっては非日常的と思われやすいことで消えてしまいます。
とりあえず思いついたことを書きました。
自分では出られないのに勝手ばかり述べてごめんなさい。
それでは新しい年度の会が元気に始まるよう祈っています。
草々
2009年7月18日 (土) 2008年度の教師の会のこと 山形 達也
2008年度瀋陽日本人教師の会の会員は、領事なので顧問という形の菊田悦二氏を除くと、以下の28人だった:
有川里菜、五十嵐基順、石原南盛、石脇千代子、伊藤尚美、宇野浩司、梅木愛、片山皚、熊倉亜紀子、齊藤都、瀬井康代、高澤祐一郎、多田俊明、巽保隆、田中典子、土屋登、中田富之、中野亜紀子、中野牧男、西岡豊、廣瀬元彦、藤平徳雄、松下宏、松山三恵子、山形達也、山本健治、渡辺京子、渡辺文江。
このほか会員と同じように会費を払っているけれど、係の分担を持たず定期的に出席しない会友が4人:
池本千恵、貴志豊和、坂本豊、四宮貴久。
6月末に2008年度の活動を終えた時点で、帰国あるいは別の場所に居を移す先生は以下の14名:
五十嵐基順、石原南盛、伊藤尚美、熊倉亜紀子、齊藤都、田中典子、中田富之、中野亜紀子、西岡豊、廣瀬元彦、藤平徳雄、松山三恵子、山本健治、渡辺京子。
従って残留組は以下の14名:
有川里菜、石脇千代子、宇野浩司、梅木愛、片山皚、瀬井康代、高澤祐一郎、多田俊明、巽保隆、土屋登、中野牧男、松下宏、山形達也、渡辺文江。
ちょうど、半分が入れ替わることになった。
2008年度の終わりに当たる6月初め教師の会の一部の私たちを相手にして、会長の石原さんが後任の会長として若い先生を推薦したい、教師の会はちょっと淀んでいるので、人事を刷新することによって新しい風を導入し、若い人の発想で遠慮なくやって欲しいと言い出した。
これは、会則で会長は毎期の最初の定例会で選出するときめられているが、初めての顔合わせで誰かを選ぶという困難に代えて、あらかじめ前年度の執行部が候補を推薦するのが慣例となっているためである。
しかし「教師の会はちょっと淀んでいるので、人事を刷新することによって新しい風を導入」したいなんて言うのは、第2期目に入る時か、あるいは停滞していてそれが自分の責任だと思った時点で言うべきことだろう。
今、日本の政局に熱い目が集まっている。一つは長い間続いた自民党と公明との政権基盤が崩れて、民社党に日本の政治の場を引き渡す時期が来たと誰もが思っている。
もう一つは、小泉の後の首相が安部、福田といずれも1年で政権を投げ出し、その後の麻生が任期前にのたれ死にしてしまうのではないかと、野次馬としてはこんな面白い見物はない。
それにしても自民党内部の分裂ぶりは凄い。マニフェストというのは私たちはこうしますという政策を書くことだと思う。つまり政党一つあたり1種類のはずだ。それが各会派ごとにマニフェストができそうなおかしな雰囲気だ。本来別の政党となるべきなのが政権維持という形で一緒に集まったのが自民党であることをこれほど赤裸々に暴露していることもないだろう。
(今の時点では7月21日に衆議院解散で、8月30日が投票だそうだ)
話がずれた。日本人教師の会はただの同好会である。瀋陽で教育と研究に従事している日本人が集まって助け合いましょうというのが目的だ。
今は会長という言葉を使っているが、数年前までは、内部では連絡係、外に向けては代表という言葉だった。会長というと重みがあって、なった人は会長と言う名前にふさわしく振る舞わなくっちゃと言うことになって、おかしなことにもなる。
できることなら、会長という名前は止めて、以前のように連絡係に戻したらどうだろうかと個人的には思っている。次の会長には申し訳ないけれど。