教師の会・日記

2003年から2013年まで、ホームページ係(主に山形達也)が書いた瀋陽日本人教師の会の日記です

教師会2006年度送別会に当たって

(2007年6月17日の2006年最後の定例会の夜)

送られる側による(替え)歌

 峰村洋作 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

「スイカの名産地」替え歌

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

1    

ともだちができた 瀋陽教師会 

なかよしこよし 瀋陽教師会 

瀋陽教師会 素敵なところよ 

老若男女(ろうにゃくなんにょ)皆お出で  

瀋陽教師会 


2    

6月のある日 瀋陽教師会 

別れはつらい 瀋陽教師会 

瀋陽教師会 楽しい会ですね 

すてきな先生(せんせ)の 集まりよ 

    瀋陽教師会 


3    

新たな先生いらっしゃい 瀋陽教師会 

みんなで頑張ろう 瀋陽教師会 

瀋陽教師会 仲間ができた 

これからみんなで 創ろうよ 

瀋陽教師会

師会2006年度送別会に当たって

(2007年6月17日の2006年最後の定例会の夜)

瀋陽を去る仲間に贈る(替え)歌 

山形貞子・山形達也 作

教師会2006年度送別会に当たって送る側の替え歌を作るように、レク係の渡辺文江先生に頼まれた。軽い気持ちで引き受けて作っているうちに、妻も参加して以下の30曲からなる替え歌ができあがった。6月16日の送別会の最後に送る側全員が皆の知っている「オタマジャクシは蛙の子」の節で一緒に歌った。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

曲は「幼なじみの思い出は」を頭に置いて作りました

鉄道唱歌」の方が良いかもしれません

「オタマジャクシは蛙の子」でも元気があります

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

1.

瀋陽来てみて おどろいた

日本語教える 日本人

北関街(ベイグアンジエ)の一部屋(ヒトヘヤ)で

仲むつまじく 教師会

2.

月に一度の 定例会

みんなまじめな 顔をして

弁論大会 文化祭

命をかけて 話し合い

3.(女声のみ)

こんな真面目な 会合に

私はついて いけないわ

わたしがほんとに 欲しいのは

みんなと気楽な おしゃべりよ

4.

そうこうするうち 突然の

資料室の 立ち退きで

途方に暮れる 私たち

路頭に迷って すべ知らず

5.

それまで何も 知らないで

皆で集まる 一部屋(ヒトヘヤ)も

歴史を開くと 大勢の

好意が支える 資料室

6.

日本人会の 総会(アツマリ)で

寄る辺のない身を 訴えて

それまで知らない 中国の

人たちが寄せる 好意の輪

7.

多くの人に 助けられ

振興街(ジェンシンジエ)の 六階の

以前の倍の スペースに

のびのびくつろぐ 私たち

8.

好事魔多し 半年で

再び悲しい 家なき子

日本人会 領事館

総出で 会の 場所探し

9.

一緒に集まる 場所もなく

月に一度の 領事館

二階で開く 定例会

忘れてならない パスポート

10.

総領事からの 手紙にも

受け入れ渋る お役人

良いと言っては 駄目と言い

手玉に取られた 私たち

11.

困ったときは お互いね

助け合うのが 朋友(ポンヨウ)さ

中国人も 日本人も

区別はないよと 親切に

12.

言ってくれたの 思いだし

半年ぶりに 電話して

頼んでみると あっさりと

どうぞ 使って 無料(タダ)でよい

13.

新華(シンホア)広場の 八階に

安住の地を 与えられ

放浪生活 幕引いて

みんなで協力 引っ越した

14.

艱難(カンナン)汝を 玉(タマ)にする

苦労は 仲間の 潤滑油

定例会の 最後には

いつも一緒の 食事会

15.

毎年(まいとし)巡る 四月には

こころを合わせて 日本語の

弁論大会 運営は

表に陰に 教師会

16.

日本語学ぶ 学生が

演じる劇や 歌 踊り

市内で開いた 文化祭

楽しく笑って 大成功

17.(女声のみ)

半期に二回の お当番

来る当てのない 学生を

待って一日 資料室

アシ アゴ 全部 自弁です

18.(女声のみ)

初めは嫌々 教師会

何時の間にやら みな仲間

今では二胡に 中国語

書道に 篆刻 食べ歩き

19.(女声のみ)

老辺(ラオビエン)餃子は 一押し(イチオシ)で

馬家(マアジア)シュウマイお値打ちで

緑色(リュウサア)生態 自然食

雪花(シュエホア)ピイジュウ 欠かせない

20.

老いも若きも 勢揃い

心ときめく バス旅行

行くは岫岩(シュウイエン) 玉(ギョク)産地

アカシアの里の 別世界

21.

道々拾うは 玉石(ギョクセキ)か

宝を集めて 帰り道

蜂蜜売りの 兄さんに

急に感じる 恋ごころ

22.

一億五千 万年の

太古の恐竜 思い馳せ

貝やゴカイや 木の化石

夢中で拾う 一時間

23.

小学唱歌に J-ポップ

民謡 童謡 賛美歌も

英語の歌に 中国語

千曲越える うたの本

24.

緑の表紙の 厚い本

歌が好きでも 嫌いでも

思いの丈を 歌に載せ

みんなそろって チイパッパ

25.(男声のみ

歴史好きの 先生が

率いて歩く 瀋陽市

60年の 時を経て

歴史の静かな 証言者

26.(男声のみ

頭(コウベ)を挙げれば 丸い屋根

満鉄マークが くっきりと

足下見れば マンホール

蓋には 右書き 「電信」と

27,

土曜日曜 路上市

一元二元の 石を買い

喜び勇んで 彫る判子(はんこ)

世界に一つの 芸術品

28.

鬼の厳しい 催促に

渋々書いた 原稿も

一年三度の本となり

気づけばわたしの 滞在記

29.(送る人たちのみ

いよいよ別れの 日が迫り

一緒に支えた 教師会

皆さん ほんとに ありがとう

どうか どうか お元気で

30.(帰国する人たちのみ

二年契約 月満ちて

帰国に思う 教師会

私の第二の ふるさとよ

皆さん ほんとに ありがとう

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

教師会を知らなければ意味のない歌ですが、一緒だった仲間はこれで楽しかった一緒の時を思い出してくれるでしょう。。。