2005年度日本語文化祭

在 瀋陽日本国総領事館 2006年5月31日 日本語クラブ編集係編

2006年5月31日(水)、瀋陽日本総領事館にて日本語文化祭が開催されました。昨年に続いての領事館での文化祭でしたが今年も大成功のうちに終わることができました。

日本人教師の会の南本卓郎会長はその日のうちに次のようなメールを発しています。

 

本日の日本語文化祭は大変盛会裡に終えることが出来ました。本年は準備期間が短かったにもかかわらず、すばらしい内容の文化祭になりました。関係の先生方、本当にご苦労様でした。これもひとえに当日の出し物の指導にあたってこられた各学校の先生方や当日講評等でご協力いただいた各先生はもちろんのこと、特にこの文化祭を直接担当していただいた東北大学の岡沢成俊・石井みどり先生の力によるところが大であったと思います。衷心より厚くお礼申し上げます。

来年度もこの文化祭は催されるようですので、9月の年度始めから具体的に取り組む体制を考えていったらどうだろうかと考えているところです。今後ともご協力のほどをお願いいたします。

南本卓郎

 

日本語クラブ原稿を催促されている中道恵津編集長のメールにも、以下のように記載されています。参加した学校のすべての教師、学生の気持ちを代弁してもらったかのようです。

南本先生からのメールにもありましたように、今日の日本語文化祭は、出し物も多く、それぞれに内容も豊かで、本当に盛り上がりましたね。

縁の下の力持ち役を引き受けて、見事にやってくださった東北大学の岡沢先生と石井先生と学生の皆さんにこころからお礼を言いたいです。

中道恵津

 

東北大学の岡沢先生と石井先生、それに学生さんたちが、何度も何度も瀋陽総領事館の森信幸領事(会場の設備、マイクなどに配慮いただく)と相談したり、下見をしたりして、準備や段取りを進めていかれました。以下、文化祭の準備や段取りを係りの岡沢さん、石井さんのメールから採録して日本語文化祭の取り組みを振り返ってみます。

5月19日 教師会の皆様①

東北大学の岡沢です。

昨日の段階で文化祭の参加は9校17演目の応募があり、8校15演目だった去年よりもさらに増えました。

そのため出演者だけで全体の入館数制限を大幅に上回ってしまいましたが、各大学の先生方にご協力いただきまして制限内に収まりそうです。出演者数削減の調整にご協力下さった先生方、どうもありがとうございました。

なお、今回新たに育才外国語学校からの参加がありますので、大学の文化祭から教師会の文化祭へとより近づけるかと思います。

今回は出演する学生で定員を大幅に上回っておりますので、残念ながら観覧・応援のみの学生の来場は難しくなりそうです。現在各先生方に出演者数削減の交渉をお願いしているところですので、交渉が終わりましたら出演学生数と引率の中国人教師数を再度メールにて岡沢までお送りください。

5月21日 教師会の皆様②

東北大学の岡沢です。

資料室の引越し作業、お疲れ様でした。手伝えずに失礼致しました。

先週領事館のホールへ下見に行った際の報告です。

<音響について>

去年問題のあった音響ですが、ホールの音響設備にテープデッキがなかったのでラジカセにマイクを近づけて音をとったため音が悪かったのですが、今回はラジカセから無理やりミキサー、アンプにつなげてホールのスピーカーから鳴らせるようにしました。去年よりはかなりよくなると思われます。今のところラジカセを2台用意して、BGMを切れ目なく流せるようにする予定です。学生スタッフを専門で配置しますので、テープかCDでBGMを用意していただき、順番やタイミング、音量などを学生スタッフに指示してください。

<マイクについて>

主に講演用のホールなので、残念ながら劇用のマイクはありません。現在あるのはワイヤ付きマイク2本、ワイヤレスマイク1本です。劇に使えるようなピンマイクを一日レンタルできるように森領事に交渉していただいております。

<照明について>

ステージのスポットライトが6セットあり、操作は左右3セットずつの二種類に分かれています。それぞれ白、赤、青、黄、緑の5色あり、独立に操作できます。ステージの右側を青、左側を黄色、などのような照明が可能です。また、色をくるくると変えるような機能もついています。機械の操作が難しいので、学生スタッフに照明の指示を出してください。

5月22日 教師会の皆様③

会場についての下見の報告です。

<会場について>

領事館新館3Fのホールです。

敷地内に入る際に時間がかかりますが、学校単位で全員そろっていれば比較的早く入れます。2Fで日本文化の様々な展示が行われており、学生には面白いかと思います。休憩時間等にお勧めください。

<舞台について>

幅約10m、奥行き約5mのステージです。高さが約15㎝のため後ろの方からはどうしても足元が見えませんが、客席を後ろ側によせるなど工夫します。ステージは向かって右の控え室から出て、同じ部屋へ戻ります。また、備品ではありませんが、当日岡沢が電子ピアノを持ち込みます。劇の小道具として伴奏用としてご自由にお使いください。

<控え室について>

控え室はステージ右側の部屋(12畳程度)です。去年は机が入っていてスペースがありませんでしたが、今回は広く使えますので出番二つ前ぐらいまでのグループが十分待機できそうです。衣装替え用の控え室はホールの後ろ側の小部屋(6畳程度)でお願いします。大人数のグループだと一度には入れないので適宜交代でお使いください。

当日は東北大学の学生に司会、機会操作、誘導などのスタッフをやってもらいます。また、岡沢が機械、進行等のステージ周り担当、石井先生が会場担当で運営します。

5月26日 教師会の皆様④

当日来場者全員に配布するプログラムですが、学生の皆さんの他の演目への関心・理解を深めるため、日本語「文化」祭としての意義を高めるために、各演目につき紹介・解説を載せたいと思います。

参加者の大多数である学生の皆さんにとってわかりやすく、当日の開始前・休憩時間にでもさっと読めるように出演者の学生自身にも中国語で書いていただきたいと思います。

教師会の先生方には、自校の各演目について、日本語によるごく簡単な紹介文を1~5行程度でお願いしたいと思います。

各演目の出演者の学生の皆さんには、以下の要領で中国語による解説を書き、メールでokazawas77@yahoo.com.cn まで送るようにお伝えください。

①演目名

②内容紹介 (劇の場合は配役なども)

③練習で面白かったこと

④練習で苦労したこと

⑤見所

の各項目について書いてください。

長さは自由です(5行~1ページぐらいの範囲でですが)。文化祭を楽しむための文章なので気楽に書いてください。締め切りはともに 5月29日(月)17時 ということにさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

5月30日 教師会の皆様⑤

東北大学 岡沢です。

出演校の先生方、パンフレット用の原稿どうもありがとうございました。

当日のプログラムをお送りします。

4部制として、間に10分程度の休憩を入れます。(その間に劇の準備もお願いします)また、全体講評の代わりに、各部の終わりに個別の演目に対する簡単な講評を出演校の先生方にお願いしたいと思います。1演目あたりにつき1分程度で2~3演目の講評を客席前列の講評席でお願いいたします。

日本語文化祭 出演順プログラム

12時~1時 順次入館

開会式

開会のことば

挨拶 阿部総領事

第1部

1 遼寧遼陽  劇「浦島太郎」

2 薬科大学  歌「雪の華」

3 航空学院 コメディ「農村演劇隊」

4 遼寧大学 合唱      「花」

講評 医科、育才外語

第2部

5 東北大学 劇「梁祝」

6 師範大学 歌      中島美嘉

7 遼寧遼陽 ダンス エアロビクス

8 航空学院 合唱    「四季の歌」「桜」

9 遼寧大学

コント「防災キャンペーン」

講評 薬科、瀋陽

第3部

10 育才外語 劇「シンデレラ」

11 遼寧遼陽 合唱「夏の記憶」

12 瀋陽大学 ダンス「夏の終わり」

13      東北大学 合唱「大地讃頌」

講評 遼寧、師範

第4部

14 師範大学 劇「桃太郎」

15 医科大学 歌等 オカリナ等

16      遼寧大学

ダンス「Me great and music」

17      瀋陽大学

合唱「世界に一つだけの花」

講評 遼陽、航空

閉会式

表彰式 総領事より参加賞

全体合唱 合唱 キロロ「未来へ」

5月30日 教師会の皆様⑥

東北大学 岡沢です。

明日の日本語文化祭の入館ですが、とりあえず一応の目安の時間を決めてみました。当日は遅刻等で全員そろう順番が前後するかと思いますので、揃ったところから順次ご入館ください。既に集合時間、到着時間を決めているところは下は気にせずそのままの時間で入館してください。

(10時半ごろ

岡沢、石井、東北大学スタッフ)

12時 東北大学

12時5分 遼寧大学(遼陽)

12時10分 師範大学

12時15分 遼寧大学

12時20分 薬科大学

12時25分 航空学院

12時30分 育才外国語

12時35分 医科大学

12時40分 瀋陽大学

大学ごとに入館者が全員揃ったところで名簿との照合を行いますが、欠席がわかっている学生がいる場合は前もって欠席者のリストを作成していた方が手続きが早いそうです。入館の際に必要な書類は学生は身分証明書、日本人はパスポートになります。忘れると入館できないのでご注意ください。

入館の手続きは昨年と同じですが、飲み物は一口飲むというチェックがあります。当日会場にもペットボトルの水や給水器が用意してありますので、必要な人だけ持ち込みがよいかと思います。

文化祭開始は警備上の理由のため入館手続きが全員終了してからとなりますので、なるべくスムーズに入館できるようご協力お願いします。

1時開始の設定ですが、実際は1時半までぐらいに開始の見込みです。

<音響(マイク)について>

劇用のピンマイク(服につける小型マイク)は3台用意されています。その他はワイヤレスマイク1、ワイヤ付きマイク3、マイクスタンド2 です。

<プログラム一部変更について>

阿部総領事が会議のため途中から参加ということで、森領事にご挨拶いただくことになりました。では明日、どうぞよろしくお願いいたします。

6月4日 教師会の皆様⑦

東北大学の岡沢です。

日本語文化祭は参加校の皆様、領事館の皆様のご協力を頂き、拙い運営・進行ではありましたが、格別大きなトラブルもなく終えることができました。どうもありがとうございました。

来年度へ向けての反省点として、思いつくままに挙げてみます。

<入館可能人数と参加応募人数とのアンバランス>

入館・参加できる人数に限りがあり、今回大幅な調整が必要で出演者しか入れないという形になっていた(今回は 出演者+教師+学生スタッフ で定員より約50名の超過となっていました)ので、次回は応募段階で何らかの対策が必要かと思われます。演目あたりの人数、一校あたりの演目数、種目による人数、合唱の人数 で制限をつける等が考えられます。

<入館手続き、劇用ピンマイクについて>

事前は多少心配でしたが実際には問題ありませんでした。特に入館手続きは昨年と異なり、名簿と身分証明書のチェックを領事館の方がやってくださっていたので、ほとんど待ち時間なしでスムーズに入館できました。ありがとうございました。

○マイクのハウリングが多発していた。

どうやったら防げますでしょうか?詳しい方ご教授お願いいたします。

○ワイヤ付きマイクのコードが短すぎた。

舞台床の差込プラグを使うテストを下見時に行っておりませんでした。来年度は下見の際には確認をお願いいたします。

○音響やマイクのセッティングのもたつきで毎回時間をとっていた。

リハーサルができないのでなかなか難しいですが、使うメディアやマイクの種類・数などを事前に把握しておいたほうがよさそうです。

○当日の会場担当学生スタッフがきちんと機能していなかった。

態度が悪かったことも含め、説明・準備不足でした。

○遼寧大学(遼陽)の中国語原稿がパンフレットに載っていなかった。

メールトラブルで届かなかったようです。申し訳ありませんでした。告知と原稿募集・編集を早めにやっておけば防げたことでした。

<来年度の文化祭係について>

来年度以降も日本語文化祭が継続するものとして日本語文化祭係を作るとすると、以下のような担当で準備・運営するのがよいかと思われます。

・連絡係 案内や調整、当日の進行など、全体的なまとめ役

・会計係 準備費用、必要経費などの精算など

・舞台係 音響・マイク・照明の下見、当日の進行

・印刷係 パンフレット用の原稿の編集、印刷

(会計係と印刷係は当日は会場係として誘導などを担当)

他の問題点・反省点については次回の教師会の際にご指摘ください。

慣れない仕事内容と限られた準備期間のため反省点も多く、力至らず皆様にご迷惑をおかけした点も多かったことかと思います。準備・進行にご協力頂いた先生方、どうもありがとうございました。

 

5月22日 石井みどり先生からのメール

日本語文化祭各校会計係各位

日本語文化祭会計係の石井です。

日本語文化祭のお話があってから1週間がたち、各校で準備が進んでいることと存じます。会計報告書雛形をお送りするのが遅くなりましたことを、お詫びいたします。学校用の会計報告書雛形を添付いたしますので、下記連絡事項と記入方法をご覧の上、ご協力お願い申し上げます。このメールは各校のエントリーいただいた方にお送りしています。会計係が他の方の場合は、お手数ですが、担当者に転送願います。また、今後の連絡のために、会計担当者をお知らせください。

さて、今年度の参加学校補助金は、昨年同様各校300元を上限とします。当日のバスのチャーター代については、昨年とは収支が異なりますので、できるだけ学内での交渉をお願いします。どうしても都合がつかない場合に限り、実行委員会で予算を検討いたしますので、お知らせください。

6月4日までに添付の報告書に必要事項を記入の上(記入方法参照)、添付ファイルにて会計係の石井にご請求ください。

お支払いは、6月24日の教師会のときの予定です。領収書は学校名を記入した封筒にまとめて入れてご持参ください。

会計報告書の印刷はこちらでいたしますので、領収のときに、各校の会計係の方はご確認の上サインをお願いします。

なお、今年度予算はまだ領事からお受け取りしておりませんので、あらかじめお渡しできないことをご了承ください。

 <会計報告書の記入方法>

①「○○」のところに、学校名やお名前をご記入ください。

②収入の部

実行委員会からの参加学校補助金300元は、こちらで記入しています。その他にも、各学校などで予算がある場合は記入してください。

③支出の部

VCD1枚、衣装レンタル、バス代などすべて記入してください。欄が足りない場合は、行を増やしてください。予算をオーバーした場合もそのまま記入してください。

オーバー分を支払うことはできかねますが、来年度予算を請求したり配分したりするときの参考になると思います。

まずは、会計報告書雛形の送付まで。Excelの使い勝手や記入方法などでご意見ご質問などありましたら、ぜひお知らせください。

初めてのことで、何かとご迷惑をおかけするかと存じますが、今後ともよろしくお願いいたします。