インドとの関係が世界を変化させていく

2010/11/07

ニュースさとう

ECO JAPAN

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日本、インド両国にとって、貿易相手国の1番は中国である。しかしその中国は両国にとって頭痛の種でもある。日本にとっては尖閣列島の領有権を一方的に主張し始め、レアアースなどの輸出に実質的にストップをかけるといった無法な態度を平気で取る困った隣国だし、一方インドにとっても、中国は過去もそして現在も、国境を接して軍事的緊張関係のある国で、貿易でも摩擦を抱えている。中国はチベットの指導者であるダライ・ラマ14世がインドを亡命先に選んでいることが面白くないし、インドは中国がカシミールの分離の動きを側面支援しているように見えることが気にくわない。

そうした中での日印EPA締結は、日本にとって2つの意味で重要である。第一に、中国に続く巨大新興国・インドとの順調な経済・政治・外交での関係強化の礎ができたことだ。これは今後の日本にとって重要だ。もうすぐに中国を抜いて人口で1番になるインドは、世界経済における地位を確実に高める。そのインドとの関係進化は、日本の今後の経済発展に欠かせない。

今は確かに中国が世界で一番人口の多い国でしょう。だが実は長く続けてきた一人っ子政策で、少し先の時代には、老人大国になってしまうようです。

それに比べてインドは実に人口がどんどん増えていく国です。これは驚くべきことです。かつインドは、多民族、多言語の国であり、もはや言語は英語で統一するしかないのです。そしてこの英語こそがIT産業には欠かせないものです。

それにインドにはイスラム教徒が少ないと言っても一億人います。これはインドネシアと並んで世界でも一番イスラム教徒の多い国家です。でも多くのイスラム教徒は、パキスタンが分離独立するときに、そちらへ移動していまい、今ではヒンズー教、シーク教徒のほうが多数を占める国です。私にはイスラム教というのは、原始キリスト教であり、まじめな融通の聞かない宗教に思えます。近代国家は、こうした宗教に振り回されないほうがいいのだと私には思えます。

私は、以上の、人口が多い、共通言語が英語、イスラム教が支配していないということが、インドを立派なIT大国にしていく大きな要因であると確信しています。

この我が国日本もインドとの密接な連携が大事だと思っているところです。

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日本が手を組んだインドの“成長余力”