吉本隆明の愛した女、和子さん

歴史さとう

吉本隆明(よしもとたかあき)は1924年11月25日の生まれで、私が一番尊敬崇拝する人です。私はどうしても名前を(よしもとりゅうめい)と読んでおり、漫画家である長女のハルノ宵子、小説家である次女のよしもとばななも私は作品をそのほとんどを読んでいます。

吉本隆明さんの奥さまは、吉本和子さんです。1927(昭和2)年4月28日の生まれですから、吉本さんとは3歳違いなのですね。

吉本さんが住まわれた東京の街を見てみますと、「月島」「新佃島」「上千葉」「駒込」「田端」「仲御徒町」「谷中」「千駄木」「本駒込」になります。最初の3つ以外は、もう私の実に親しい街ばかりになります。

吉本さんは、この和子さんと三角関係の激しい恋の相手として勝利し、結婚しています。私は『試行』をずっと1973年くらいから購読しており、いつも購読料を支払うときに、幾許かをカンパしておりましたが、いつもそのときの御礼と「では、こうしましょう」という私に有利なようなお返事を丁寧にいただいていました。あれが、和子さんだったのですね。和子さんは、実に『試行』の事務方を三十六年間にわたって担当されているといいます。

私は吉本さんと、その二人の娘さんの作品はすべてを読んできています。でも和子さんの作品は一冊も読んでいません。今後読んでいきたいと思っています。