芥川龍之介の3人の母++

歴史さとう

いや、この記事は考え込んでいるうちに、書けなくなっていて、とうとう今になってしまいました。

芥川龍之介は、1892(明治25)年3月1日~1927(昭和2)年7月24日の生涯でした。私は数年前にあるポーランド人に、彼女が「芥川龍之介のお母さんは3人だ」というのに、「いや4人だ」と言って、実際にその母を4名あげて、納得されたものでしたが、今は私が3名しかあげられない段階です。それで何度も思い出しても、インターネットで調べても、3人しか判らないのです。

芥川龍之介は、新原敏三、フクの子として生まれましたが、生後7カ月後頃に母が精神に異常をきたしたため、東京市本所区小泉町にある母の実家の芥川家に預けられまして、、伯母フキに養育されます。11歳の時に母フクが亡くなり、翌年に伯父芥川道章(フクの実兄)の養子となり芥川姓を名乗ることになりました。これで3人の母がいるわけです。

中学生のときに、彼の作品はほとんど読んでいました。その頃はそれほど好きではなかったのでしたが、今は実に何度も読み返して、彼の作品が好きになってきました。私は太宰治と夏目漱石が好きな作家でしたが、今ではこの芥川龍之介も実に好きな作家です。