島成郎の愛した女、博子さん

歴史さとう

島成郎(しましげお)さんは、1931年~2000年10月17日の生涯でした。

彼とは何度もお会いしています。もちろん、葬儀のときにも会場の警備係になったものでした。いつも島さんは、私のことを可愛がってくれたという思いが私にはあります。いつも、「彼にはあまり飲ませないで」と言ってくれたものでした。

そして、その奥さまの博子さんにも、その後何度かお会いすることがありましたが、いつも何故か私のような随分年下のものをよく覚えていてくれます。いつも声をかけてくださり、実にありがたいものです。

実際には、島さんと言えば、私よりも随分年上の方であり、私なんかを覚えてくれることが実に嬉しく、そして恥ずかしいものですが、今はその奥さまの博子さんにも同じ思いをいだきます。

島さんの葬儀のときには、吉本隆明さんがおいでになったときをよく覚えています。でももう遥かな昔の思い出になってしまいました。